プラスチック粘土

熱湯に漬けると柔らかくなるプラスチック。
アイデア次第で色んなものを作ることが出来ます。
「おゆまる」という製品が入手し易く、玩具として販売されています。

固いゴムという感じです(白はラメ入りでした)。
80℃以上の熱湯に2~3分漬けると柔らかくなります。

柔らかくなってきました。
複数の色を一緒に温めるとくっついてしまうので、容器は分けた方が良いですw

割りばしで取り出してタオルなどで水気を取ります(熱いので注意!)。
40℃くらいになっても直ぐには固まらないので、慌てなくても大丈夫です。
丸めるとスーパーボールとして遊べます。

器用な人は精巧な食品サンプルやアクセサリーを作るんですが、そのクオリティにびっくりしてしまいます。

写真では分かりにくいですが、ラメ入りの白と青、黄緑を混ぜてみました。上手く作れば綺麗なスーパーボールになると思います。


「おゆまる」はポリエチレンで出来ています。
ポリエチレンはとてもシンプルな構造をしています。

シンプルな直線状のため、分子鎖が規則正しく並ぶ結晶構造を作りやすいんです。
下図のように、80℃以上に温めることで結晶構造が崩れ、柔らかくなります。

80℃未満に冷えると徐々に結晶構造が形成され、再び固くなります。
ちなみに、球晶はとても強固なため、この程度では崩れません。
ポリエチレンには様々な種類があり、もっと高い温度で柔らかくなるものもあります。
「おゆまる」は比較的低い温度で柔らかくなるポリエチレンが使われているようです。

このように加熱すると柔らかくなる高分子を熱可塑性樹脂と呼びます。
反対に固くなる高分子を熱硬化性樹脂と呼びます。

余談ですが、「おゆまる」を作っているヒノデワシ株式会社は
消しゴムの「まとまるくん」を製造販売しているところなんです。
「まとまるくん」は今も昔も変わらないパッケージです。

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コメント1件

遅くなってしまい、申し訳ありません…

こちらこそ、よろしくお願い致します。

プラスチックには色んな種類があって、プラスチック粘土のように弾力があるものもあります。逆に、石よりも硬いプラスチックもあるんです。
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