WG1
ボンドール王国城東の森
ミコト「ハア、ハア、ハア」
何かから逃げるように走り続けるミコト。
時折振り返っては、何かを確認している。
ミコト「ジャ、ジャイアント インテリジェント ツリー(以下git)を採集して来いって・・・。
ハァ、はぁ。
何が・・安全なんだ・・・
あんなの。。
化け物・・・じゃないか。」
もう一度後ろを振り返る。
ミコト「はぁ、はぁ。
追って・・
こない・・・?」
(回想)
******
バーンブルー「gitを採集して来てください。
gitはレアアイテムであるマジックバックをつくるのに必要な素材です。
マジックバックは異空間と繋がっていて、マジックバックを持っていればアイテムの共有もできて便利なんです。
以前来た勇者の方は
ド○えもんの四次元○ケットとスペアポ○ットみたいだ。
と言ってましたね。
gitは手順を守るだけで比較的簡単に採集できますよ。
手順は・・・」
******
ミコト(くぅ〜っ!怖いけどマジックバックは異世界召喚のマストアイテムでしょ!
逝ってくる!!)
・・・
ミコト「・・・」
ライオンのような顔に、タコのような手足でドス黒い姿をした巨大なものが目の前にいる。
ミコト(うぅ。。怖いけど。向こうから襲ってきたりは本当にしないんだな。。)
立ちつくすミコトの前でgitは悠々としている。
ミコト(よしっ!手順通りに)
ミコト「ヘイ、モナリザ。」
git「ワタシはモナリザ。アナタの名前は?」
ミコト「ミコト」
git「ミコトさん。
アナタの秘密のコードは******デス。
続いて合言葉をドーゾ。」
ミコト「(秘密のコードをメモして。)
アクセス!リポジトリ!」
git「ガガガ・・・デハみことヨ。
アナタノ・・ちからヲシメシナサイ。」
ミコト(この後も手順通りに行けるはず・・)
gitが大きく腕を振り上げようとする。
ミコトはその腕にすぐさま飛びつく。
ミコトを乗せたまま、あっという間に腕が最高地点に到達する。
ミコト「(よし!今だ!)クローン!」
ミコトがしがみついている腕が点滅する。
そしてゆっくり腕が振り下ろされる。
地面が近づいたので、ミコトはgitの腕に触れたまま地に降りると
ミコト「チェッカート。」
ミコトが触れていた腕がgitから切り離され、ほのかに光る枝のような見た目に姿を変える。
ミコト「やった!gitとったどー!!」
テンションがあがるミコトであった。
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うん、バトル描写はできない。
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