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Xジェンダー、第二次性徴を思い返してみる

こんにちは。Xジェンダーを自認して2年ほど経った者です。


私は、生物学的には女性です。
このことへの違和感はなく、自分の身体は自分の身体です。

トランスジェンダーの方から「第二次性徴で違和感があった」「自分の体が変わっていくことが怖かった」というお話を聞くことがあります。

そして、「自分はそういうことはなかったな」という思いから、自分は身体の性を受け入れていると安直に考えていました。


たしかに、第二次性徴のときに恐怖などの強い感情を抱いたりはしませんでした。

ただ1つだけ、第二次性徴の時の思い出があります。
初潮がきたとき、ものすごく安堵したのでした。
唐突に今回の月経で思い出したのでした。

今回はそのことを備忘録として書いておこうと思います。


なぜ「安堵」したのか。
周りが次々と迎えていくなか、自分はまだという状況が解消されたからなのか。
とりあえず自分が健康体・正常と判明したからなのか。

そういう理由も多分あるけどさ。
一番は「自分が何者か」っていう人生の命題が1つ明らかになったからだと思うんですよ。


それまで12年ちかく言われ続けていた「女なのに」「男みたい」「なんでそんな変なの」といった言葉たち。
こいつら、私の中にちゃんと蓄積されてきたようです。

「私って何なんだろう」っていう思いが常に頭の中にあったんだろうな。
「突然変異した世界に例を見ない陰茎のない男なのかもな」なんて思ってたかもしれない。
とにかく「自分で自分がよくわからない」状態がとっても深かったんだと思います。


「自分って何???」と思っている中、初潮がきて「生物学的には女性」という証拠を得たことが、大きな安堵に繋がったのかもしれません。


自分が何者かはまだわからないが、とりあえず生物学的には女性っぽいぞ!


それまで不安を抱えてたんだな。よしよしよく頑張った。
そんな風に今思います。勘がもっともっと鋭かったら、このときにいろいろ気づけたのかな。

身体が変わっていくときに何も気づかなかったのかな~と自分の鈍さに呆れてましたが、何かには気づいていたことがわかってよかった。


皆様、よいお年を!

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