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心の安定を数値で理解する(2)

前回は、心の安定を数値で理解するため、
安心状態を具体的にするところまでのステップを紹介しました。

最後は数値化です!


具体的であればあるほど想像しやすくなる


前回のステップであなたが考えた安心状態
それを実現するためには具体的にお金がいくら掛かるかを考えていきましょう。

具体的であればあるほど、あなたの日常と結びつき、
現実的に想像しやすくなると思います。
難しい場合は世の中の平均で設定しても良いです。
一度設定しておいてから、実際に記録していき、
予想と違ったら修正していけば良いと思います。

私の例:

  • 毎日3食を食べるお金がある →月2万円

  • 住む場所を確保できる経済力がある →家賃+水道光熱費=月10万円

  • 病気の時に治療できるお金がある →保険料 月1万円 x 12ヶ月

  • 仕事が無くなっても1年過ごせる貯金がある →180万円

などなど…

しつこいですが、ここで大事なのは
あなた用に具体的な数値で書き出すことです。
私の金額を参考にしても意味はありません。
ここでノートに何も書き出さないなら、
不安はいつまでも漠然としたまま、あなたを悩ませ続けます。


ーーー
さて、あなた専用の安心状態を手に入れるには、
月にいくら必要でしたか?
年収は最低いくら無いといけないでしょうか。

安心はお金だけじゃない


まずお金のことを具体的に考えてもらったのは、
お金が一番数値にしやすいからです。

ですが、例えば、私が挙げた安心状態では、
「睡眠が十分取れている」とか、「安定した心」
などがありました。

安心した金銭状態を確保しながら、
心身の安定にも気をつけないと安心状態が完成しないことが分かります。

単に節約の話をしているわけではないので、
例えば、時間が全く無いのに、
無理に自炊をして食費を最低限にするということは想像しないでください。
時間を確保することも心の余裕にとって重要なものだからです。

お金・時間・心の余裕を改めて考えてみてください。
なので私は安心の条件に、

  • 睡眠1日6時間

  • 日常的に筋トレやスポーツなどの運動を取り入れる

などのお金以外の条件も付け加えました。

欲張っていませんか


これまでにもお話してきましたが、
この最低限の安心状態を軽視して、
さらに高度な欲求を求めようとしている人は多いと思います。

私は20代の中ごろ、旅行ばかり行っていて、
病気などで突然働けなくなっても安心していられる
最低限の貯金などもあまり意識していませんでした。

私のように、最低限の生活を無視して、
欲しいものを買っていないでしょうか。
遊び回ってはいないでしょうか。

もしそうなっているのなら、
どれほどリスクがある状態であなたの生活が成り立っているか考えてみてください。

決して脅したいわけではありませんが、
トラブルが起きた時、それだけでも心がざわつくのに、
さらに別の問題が山積みになるというのは、
心が乱れる大きな原因となります。
心が乱れた時にはさらに判断を間違えてしまうことも多いです。
だから今のうちに対策を取ることが一番なんです。

逆に言えば、安心状態を確保しておけば、
トラブルが起きた時にもあなたの心はとても安定しています。
最低限の安心は確保できているからです。
心の余裕はある程度、自分でコントロールできるということなんです。

安心だけじゃつまらない


さて、ここまで安心状態について話してきましたが、
「安心状態を優先して生きていきましょう」
「それ以外の買い物は贅沢です」
なんていう人生では誰も満足してくれないと思います。笑

ここまでは言ってみれば、
茶碗にご飯をよそって、さて、おかずは何にするかなとか、
アパートを借りられたから、カーテンや家具から考えてみようかとか、
スタートラインに立ったようなものですよね。

ここまではあなたが「選択せざるを得ないもの」でしたが、
大事なのは、ここから先は「あなたが自分で選択する」ということです。

ここから先もキーワードは「具体的に想像できているか」。
周りに流されず人生のトッピングも
あなたらしいものを選んでいっていただければと思います。

安定の先の自己分析はまた別のお話で。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それではまた。
Genie Granny(ジーニーグラニー)


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