寂しさの裏にある愛
リフトアップで回復力もアップ
顔の表情と感情がリンクしているのは、皆さん、ご存じかと思います。
では、顔の表情が、回復力ともリンクしているのをご存じでしょうか?
今回、杖なしでは立ち歩けない高齢の方が、頬を上げ下げするだけで歩けるようになった事例をご紹介します。
きっかけは、大切な人との別れ…
「私の母が、今年になってめっきり体を動かせなくなったんで、診てもらえませんか?」
と、既存の患者さんからの依頼で、82歳のD.H.さんの施術をすることになりました。
そこで、現状の体調面でお困りになっていることを伺ってみると…
膝や腰が痛くて杖が無いと立てないし、歩けない。
体がしんどくて動きたくない
とのこと。
このように、大切な人とのお別れによる喪失感から、体調を崩すケースは、あります。
そこで、鍼の施術前に、ブレイン・アップデートのリフトアップセラピーで「死の喪失感」を解放ました。
「喪失」の意味を修正
では、どのように、リフトアップセラピーで「死の喪失感」を解放したか、簡単にご紹介します。
まず、施術前に、「喪失」に対する意味の捉え方を変えました。それを要約すると…
哲:人間関係、お金、事業の失敗、また人の死も、何かを得たり、失ったりするわけではなく、事態が変化して単純に形が変わっただけです。
「生と死」「親密と疎遠」こういったことに「悪いものより良いものを多く」「困ったことより恩恵を多く」と思ってしまうと、何かを失った時、自分を悲しみへと追い込むことになります。
「喪失」は、新しい何かに場所を譲るために生じています。それは、「死」でも同様です。
この前提を共有したうえで、
と、Dさんの表情を確認すると晴れやかに。この様に、「死の喪失感」を解放していきながら、新たな「人生の目的」を設定してもらい、生きることへの無力感も軽減したのを確認しました。
額に触れるだけで、杖なしで立てた!
リフトアップ後、杖なしで立てるか確認したところ、まだ、立てる気がしないとのこと。
そこで、次のステップは、約3ヵ月、杖頼みだったので、立ち上がり時の「恐さ」を取り除くことです。
その方法は、とても簡単です。
それは、本人に額に触れながら立ってもらうことです。
右手で額に触れてもらった状態で、私の方でDさんの右肘と左手を支えながら、立ってもらって、膝や腰の痛みを確認すると、感じないとのこと。
そこから、何度か立ち坐りしてもらいながら、右肘、左手それぞれの支えを少しずつ抜いていくことで、私の支え無しでも立てるようになりました。
「その状態でパンを買いに行くイメージで歩いてください」と言うと、Dさんは杖なしでスーッと歩いて行かれました。
D:ワ~、これから、前のように出歩けそうです!
と笑顔で話していただきました。
ここまでくれば、もうご本人の内なる回復力が目覚めています。
「治る人格」の設定
私の方で、1本鍼をするうえで、最も心掛けていることは、施術前に「治る人格」を設定することです。
というのは、一般には信じられないかもしれませんが、病気になるのも、本人が無自覚にしろ、そのように選択しているからです。
それは、病気に、何かしらのメリットがあるからです。そのメリットを手放して、新しい選択をしない限り、たとえ、どんな最新医療、また名医・名人の治療を受けたとしても、本人が元の木阿弥に戻しかねません。
その意味で、私が施術において最も心掛けていることは、
「何のために、病気が必要だったのか?」
「何のために、体を良くする必要があるのか?」
というように、病気をやめて、新しい人生の選択をしてもらうことです。
それにより、Dさんのように、年齢関係なく、また、どんな難病であろうとも、体の方で、元の調子を取り戻そうとする意図が働くのです。
こちらをご覧になられている方で、なかなか良くならない症状でお困りでしたら、「治る目的や意図」を見直してみてはいかがでしょうか?
9月10月限定のご案内(10月まで表記)
今回、ご紹介したリフトアップセラピーが、東京と大阪、またオンラインで体験できます。
詳しくは、以下のリンク先へ
https://www.reservestock.jp/page/consecutive_events/8338
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