メキシコに弾丸ショートトリップ

仕事と家庭の合間を見つけて、2日だけメキシコで釣りしてきました。強行軍。狙いはルースターフィッシュのトップゲームです。メキシコ第2のリゾート、プエルト・バヤルタからウーバーで30分、ラ・クルス・ド・フアナカストルという小さな港町にエアビーをとって、そこのハーバーからボートを出してもらいました。

結果から言うとルースターは2日間で3バラシ、背ビレは見たけどキャッチならず。代わりに写真のコロラドスナッパーが出てくれました。97cm。あとジャックが大小6本、ハガツオが大小10数本。スナッパーがトップで釣れる時期は短いのでまあ満足としましょう。

タックルはロッドがトランセンデンスのギブリ80S。ギブリはグリップセクションだけが他より13cm長くて60Lのスーツケースに入らないので、グリップをいったん破壊して10cm切り詰めたもの。リールはツインパワーSWの10000番にPE6号だけど、ちょっと危なげなさすぎてオーバーパワーでした。SW6000にPE4号とかでヒーヒー言ってたほうが楽しかった気がする。

ルアーはラッシュダイブ180を主軸に据えてたんだけど早々に牙族にやられてロストして、その後はほとんどの釣果をグッドベイトのBnD163Fであげました。ただコロラドスナッパーを釣ったのは、Berracksというメキシコ製のペンシルベイト。浮いてるスナッパーは青物系より警戒心がずっと強くて、BnDの着水音だと怯えて逃げてしまう。そこで着水音が小さくて飛距離が出るルアー、ということで船長に貸してもらったらぴったりハマりました。


海外のボートゲームでいちばんの難所は、自分が釣りたい釣法に対応してくれる船を見つけることだと思います。とにかく国際的にはビッグゲームとなるとライブベイトにせよバケにせよトローリングが圧倒的に主流。ルアーより生き餌のほうが簡単に釣れるし、座して待ってれば全部お膳立てしてくれるトローリングのほうが楽なので人気なのも当然です。だいぶ離されてジギングが続きます。

そんな中、わざわざ自力でプラグを1日投げ倒したい、リトリーブでアクション付けてトップで食わせたい、なんていうマゾヒストは少数派で、となるとそのためのノウハウを持っているキャプテンもおのずと限られます。人気の船でもドテラ(ドリフティング)の知識がない人も多いし、ジギングのポイントしか知らない人も少なくない。彼らは彼らなりのすごい積み上げがあるんだけど、日本人とは嗜好の方角がだいぶ違うので、けっこうしんどい目に遭った経験があります。

私がチャーターボートを探すとき、まずはインスタなどで過去の釣法もチェックしますが、キーワードとして重宝しているのは「フライ対応」です。日本ではどマイナーですが、海外にはカツオやストライパーどころかターポンやクロマグロまでフライで釣ってやろうっていうハードコアな人たちが一定数いて、このソルトのフライフィッシングに対応している船は、ほぼ間違いなくトップウォーターのプラッギングにも対応してくれます。


帰り、飛行機まで少し空き時間があったので防波堤からショアジギしてみたんだけど、エソエソダツダツガンギエイと外道祭りで終了。テトラ際にカリビアン・リーフ・スクイッドというアオリに似たイカがホバリングしてたのでエギを放ってみたけど、うまく操作できず、食わせられなかった。ショアジギロッドはこないだベイト用に改造したフリーゲームXTのS100MH。IMZにPE3号。スピニング用ガイドのままだけど意外に遊べた。日本からハードブル届くのが楽しみです。

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