買ったコーヒー豆をどうやって保存するのか悩みますよね。

「豆の場合と粉の場合で変わるの？」「何か他の容器に移した方が良いのかな？」「真空状態にすれば良いんじゃない？」

そんな疑問を全て解決します！

結論

まず結論から。
とにかくこれだけ抑えておけば大丈夫です！

ちなみに飲む時に冷凍保存した豆を解凍する必要はありません。
冷凍庫から取り出したらそのまま挽いてお湯を注いじゃってください！

また、冷凍するときはもらった袋をジップロックに入れて冷凍庫に入れるのがおすすめです。

コーヒーが劣化する原因

コーヒーが劣化する原因は次の4つです

この4つをできるだけ避けるようにすることが大切です。
家の中だと水気の多いところや直射日光の当たるところを避けて保管するようにしましょう。

なぜ粉の状態の方が劣化するのが早いのか

粉にするとどうしても表面積が増えてしまいます。
つまり空気に触れる面積が増えることで酸化するスピードが上がってしまうのです。

だからコーヒー屋では豆の状態で保管することが好ましいと言っている訳なんですね。

僕もまだミルを持っていない時は粉の状態で買って保管してたのですが、お湯を注いでも全然膨らみませんでした。
それが豆で買うようになってからは、焙煎してから日が経った後のものでもちゃんと膨らむようになりました。

新鮮なコーヒー豆ほどガスを含んでいるため、ブクブクと泡が出たり、膨らんだりします。
焙煎度合いによっても膨らみ方や泡の出方は違うのですが、新鮮なコーヒー豆の1つの特徴と言えるでしょう。

冷凍保存する理由

なぜ冷凍保存をするのか。常温ではダメなのか。
1番の理由は酸化を最も抑えてくれるからです。

酸化は温度が高いほど進行しやすいです。
そのため冷凍庫で保管するのが1番劣化を抑えてくれます。

また結論の項目で「ジップロックに入れて冷凍するのがおすすめ」とした理由は、密封することで酸化をより抑えることができるからです。

冷蔵保存はNG？

冷蔵保存はNGです。
なぜならコーヒー豆には湿気や匂いを吸収するという特徴があるからです。

そのため冷蔵庫に入れてしまうと他の食品の匂いを吸ってしまい風味が失われてしまいます。

コーヒー豆を長期間保存したいときは冷蔵庫ではなく冷凍庫に入れましょう。

真空保存は？

確かに真空状態にすることで酸化を防ぐことはできます。
実際、常温保存よりも真空保存の方が酸化はしないです。

しかし真空保存が冷凍保存より優れているとは言えません。
なぜなら真空状態を保つことはほぼ不可能だからです。

コーヒー豆からはガスが放出されています。
このガスがコーヒーの香りにつながっています。
そして新鮮な豆ほどこのガスを多く含んでいます。

つまり真空にしたところで結局ガスが放出されるので、真空状態を保つことが出来ないということです。

ただし真空保存は意味がないと言っている訳ではありません。
真空状態でなかったとしても、空気はできるだけ少ない方が酸化を防ぐことはできるので、常温保存よりは好ましいと言えるでしょう。

余談：実はコーヒー屋の袋は優秀

コーヒー屋でもらう袋は後ろ側が写真のようになってます。

この丸いやつが本当に優秀で、これには内側から外に向かう空気は出すけど外側から内に向かう空気は入らないようにする弁がついています。

このおかげで袋を押しつぶすと空気が外に出て行くため、真空に近い状態にすることができます。
そのため酸化を少しは防いでくれるんです。

最後に

ごちゃごちゃと色々書いたのでもう一度結論を書いておきますね笑

とにかくこれだけ守れば、美味しいコーヒーをずっと飲むことが出来るでしょう。

冷凍保存すれば長期間楽しめると分かれば、いろんな種類のコーヒー豆を用意しておいて、気分によって飲むコーヒーを変えるなどお家コーヒーの幅が広がりますね。

お家コーヒーを存分に楽しんでください！