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13年前の3.11から学ぶこと

昨日で13年が経ちました。昨日書こうと思いましたが、色々なことを思い出したりしていたら、1日経ってしまった。。

あの日、私は渋谷で、いつも通り会社の中でお仕事。2時半から休職中の社員面談の準備をしていました。そこに突然、大きな揺れ。うちの会社は1Fから3Fまでフロアが分かれているので、全員の安否確認を私が一人ですることができなかった。でも内線はつながるので、各フロアの偉い人にフロアごとの確認をしてもらって、危険なものから離れるように、防災グッズを手元に置いて、と連絡。外出している人も含め、20分で全員の安否確認ができました。

結局、交通機関も動かないので、会社に泊まるよう社員には指示。コンビニに食べ物などを買い出しに若者を連れ立って行ったところ、コンビニはほとんど空っぽ。何もないんです。なんとか社員が夜会社で過ごせるように買えるものを調達しました。
自宅に戻りたいという社員には、同じ方面の人で集まって、集団で帰るように案内し、会社に残る人、帰宅するチーム、名簿にチェックしていった。
そして社員も派遣もアルバイトも、皆さん家族の安否が心配で、うちの会社のように会社の中で待機させてくれないところも多く、寒い街の中で右往左往している人も多いようだったので、家族の人で行き場なければ、会社に呼んでいいよ、とアナウンス。数名が家に帰れない家族を会社に迎え入れることができ、とりあえず暖を取ることができたとはず。
私にできたことは、こんな程度。

震源地からこれだけ遠く離れていても、過去にないほどの恐ろしさでした。
それでも、社員の安否がすぐに確認できたり、買い出しの準備ができたり、突発的な出来事の中で、少しでも不安を解消させ、安全に過ごせたことは、職場のメンバーの協力があってこそ。いざというときに、信じてもらえる、協力したい、と思ってもらえるような関係性があることはとても大切なんだ、と痛感したのでした。

今年のお正月、能登半島を襲った地震も、ご近所同士での声掛け、助け合いがあるから、一人でも助けることができた事例も聞きました。

すべての事象が解決されるわけではないですが、人と人とのつながりが、困難を乗り越える力になることは間違いないのですね。

組織の中でも同じ。仕事は仕事。ビジネスの付き合いであることには違いないけれど、ビジネスを成功させるためのつながりだからこそ、信頼し合える関係性は必要ということです。ビジネスだからプライベートは知らない、自分は自分の仕事だけしていればいい、という考え方は、ビジネスマンとしても戦力に欠ける考え方だと思うのです。


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