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第6回 Q&A 違和感ボックスが開き、小説が生まれた

本年も、クリエイティブにまつわる質問にお答えしていきたいと思います。
みなさんの質問に応えることは、僕自身の気づきにもなり、とても良い時間です。
 
川村元気に質問してみたいという方は、『物語の部屋』メンバーシップに参加してみてください。メンバーの方からの質問には、(今のところ)必ずお答えするようにしています。本年もみなさまからの質問、お待ちしています。

【川村元気『物語の部屋』メンバーシップについて】
・入場料は月2000円です。
・エッセイや物語を月1〜2回お届けします。
・クリエイティブQ&A(人数が少ないうちは、ひとり一問は必ず答えます)。
・年に1、2度、川村元気が企画するイベントにご参加いただけます。

こちらよりお申し込みください。

Q:新田想さん(40代)
はじめまして。川村さんのように、時代の「言葉にできていない空気感」を映像や文字にして、人に気づきを提供できるようになりたいと思い、表参道のシナリオスクールに通いつつ、SNSなどでも発信をしています。 川村さんは最初、東宝でクリエイターとしての仕事ではないところから、プロデューサーとして活躍され、ご自身でも小説や脚本を描かれるようになったとご経歴を拝見していました。 ご自身でクリエイターとして作品を発表するまでになされた努力や準備やご縁をお聞かせいただけると嬉しいです。また、可能でしたら、川村さんのようにクリエイターとして色々な立場でお仕事をするためにアドバイスがあれば教えていただけると嬉しいです。 

A:GK
 
東宝でサラリーマンとして映画を作ってきました。
『電車男』から始まり、『告白』『悪人』あたりを作った頃でしょうか。
 
ある人との出会いがきっかけで、それまで溜めていた「違和感ボックス」が開き、「アイデアスイッチ」が入りました。
 
その結果「小説」を書くようになり、「絵本」「脚本」「翻訳」「広告」などの仕事も広がっていきました。
 
もう10年以上前の話で、記憶がおぼろげなのですが、少しずつ思い出しながらその「物語」について書いてみようと思います。

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川村元気『物語の部屋』メンバーシップ

¥2,000 / 月
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