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【ひきこもり卒業•••ウォーキング⑧】


 <まずい💦•••姿勢が崩れてる>

ずーっと引きこもっていたAさんが
お母さんの入院がきっかけで、
ウォーキングを始めた。

たった1週間で身体に変化が!

最初は、20分くらいから始めたウォーキング。

今ではウォーキングとストレッチとフォーム確認で、
2時間位動けるようになった。

【まずい💦•••姿勢が崩れてる】

この日は、お迎えに行くと、
笑顔で出てきてくれましたが、
<おはよー>の言葉に元気がありません。

それどころか、
背中がまるい。

肩が前に出ていて、
ウォーキングを始めた頃の姿勢に完全に戻ってしまっていました。

たった1日でどうしたんだろう。

前の日、ウォーキングが終わったあと、
<検査の結果を聞きに病院へ行く>
と言っていたのです。

「検査の結果はどうだった?」

状態はかなりいい方向に進んでいるとのこと。。

先生のお話を聞くのに、
お母さんと久しぶりに対面できたそうです。

ところが、お母さんの様子が変だった。
顔を上に上げないし、ニコリともしない。

彼女のお母さんは、
お話好きで優しい笑顔の持ち主です。

3週間後に退院して、
自宅からリハビリに通うと思っていたのに

先生のお話しでは、転院して3ヶ月くらいリハビリを受けなければならない。

転院する病院を第1希望から第3希望まで
出さなくてはいけない。

マヒは残ってしまうかもしれない。

••••と。

お母さんの入院が伸びたこと。
お母さんの笑顔が見れなかったこと。
転院する病院を探さなくてはいけないこと。

一挙に、心配事が増えたのが原因でした。

耳鳴りもまた酷くなってしまったそうです。

さらに、もう一つ
郵便受けを見たら、
病院からの払い込みの用紙が来ていた。

気づいたら期限がもうすぐだ。
コンビニに行かなくてはならない。

<面倒くさい>

コンビニに行ったことがない。
初めての経験。

行かなくてはいけないことはわかっているのに
面倒くさい。
1歩が出ない。

ウォーキングが終わって、
ストレッチをしても、
なかなか身体が思うように動かない。

(こんなにも、心と身体って
密接な関係があるんだ)

と、改めて思ったのです。

「大丈夫だから、まずできることを
1つずつ解決していこうよ」

「お母さんの状態が良くなるためのリハビリ
なんだから、きっと良くなるよ」

「起きてもいない先のこと考えて、
悪い想像するのはやめよう」

最後は少し、姿勢が戻ってきました。

「1度帰ってからコーヒー飲みに行かない」

「病院のことよく知っている方がいるから
話してみればいいよ」

「行きます。コーヒーは大好きです」

「じゃあ、決まりね。
ついでにコンビニに行って払い込みしちゃおうよ」

•コンビニの払い込みもちゃんとできました。
•知人に彼女が直接電話をして、
病院の情報も聞くことができました。

やらなければならないことができたことで、
心の重荷がだいぶ解決しました。

次の日のウォーキング、
明るい表情が戻っていました。

Aさんの気持ちが1日でほぼ回復し、
姿勢も、頭が上がり背中の丸みがなくなり
いい感じです。

ウォーキングがこのままいい方向にむすびついていけばいいなぁ。

また、明日••••

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