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絵を学んだらカラーグレーディングの意味がわかった話。そして、そのTips

AUXOUTさんとか、Benn TKさん、KoldさんのCinematic Vlogが数年前に流行って、ぼくも当時、Cinematic Vlogに挑戦してました。

でも、絵も描けないしデザインもやったことがないぼくには、動画を切って並べることはできても、色のことがまるでわからなかったのです。

本当に、何をすればいいかわからなかったし、勉強しようにも写真や動画の色彩について順序立てて説明してくれる動画や本などが、全然存在しない。途方に暮れていました。

そして、一回完全に諦めました。

転機になったのは、絵(イラスト)を勉強し始めたことでした。絵はとにかく歴史が長く、写真や動画に比べて蓄積があるから、上達法についても情報が豊富にあります。

イラストを学ぶためにYoutubeとかを漁っていると、

例えば、こんな動画があります。さいとうなおきというイラストレーターさんの動画ですが、下地を塗って、影をつけて、ハイライトをつけて、反射光をつけて、テクスチャをつけて、という手順を、順を追って説明してくれます。

これは、動画のカラーグレーディングにもそのまま活きる話です。カラグレのTips動画とかで、「このlog撮影した動画が、こうなるっ!」と言われても、「なんで???」としか思えない。細部がめちゃくちゃブラックボックスでした。

ですが、「色には、いくつもの影やハイライト、反射光やテクスチャがあって、それらを順序よく調整していき、バランスを取るとこうなるぞ!」と言われると、「ほんとだわ!」となります。

絵を学ぶ前にはこの動画の意味もさっぱり不明だったのですが、いまでは目から鱗です。

完全に英語なので軽くTipsとしてメモしておくと、

・コントラストを、色が潰れない程度に上げる
・彩度をマックスまで上げる
・ホワイトバランスをtempとtintで取る
・Hue vs Satで上がりすぎている色を下げたり、足りない色を上げる

理解不足があればコメントなどで補足していただければ嬉しいです。
要約すると、濃くしてから下げる、といった感じでしょうか。
ずっと色の薄さに悩んでいたぼくには本当に目から鱗でした。
ダヴィンチリゾルブの使い方や、そもそもtempとかtintとか何?って方は、
その辺りはこの公式(?)の動画がわかりやすかったです。(ぼくが前に見たニコラスたけやまさんのやつは無くなっちゃったのかな?けっこうあの人の喋りが好きだったのに)


最後に、BeforeとAfterを載せて終わります。
Lutも適用してます。

このサイトのやつで、キモいぐらいナチュラルにかかります。ガッツリかけるとCinematicになりすぎるのでアットホーム感を出すために薄めにかけるだけに留めてます。

素材は、構図とかつなぎとかが下手くそなままで、ボケてたりブレてたりと雑魚雑魚ですが、とにかく色彩は改善できたと思います。

Before↓

After↓


ほんとうにまだ入り口に立てた気がする程度で、雑魚雑魚中の雑魚雑魚ですが、わからなかったことがわかるようになってきて本当に嬉しかったので、自分のメモがてら書いてみました。

ついでに誰かのお役にも立てたらとても嬉しいです!

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