GENGLISH/寺師ハジメ

旅人/着物男子/英語教員/日本語教師/学芸員(民俗学・文化人類学) コラムやエッセイ、…

GENGLISH/寺師ハジメ

旅人/着物男子/英語教員/日本語教師/学芸員(民俗学・文化人類学) コラムやエッセイ、小説を書いてみたくて登録してみました。 名前はP.Nですが、いずれは実名を出せればなと思います。 飽き性な私ですが、どうぞお付き合いください。

最近の記事

3つの先についての備忘録

剣道の3つの先、五輪の書による3つの先、ボクシングなどの格闘技におけるカウンター、空手の交叉法などをネットで調べていて、自分なりに整理したいと思う。 先、先の先、懸けの先 敵の心の隙、体の隙を見つけて自分から攻め、先手をとること。あるいは自分から攻撃して敵の隙を作り攻撃を当てること。 相手の油断を突く。体勢が整っていないところを突く。攻撃して体を崩す。攻撃を上下に散らして当てる等。 後の先、待ちの先 「誘い」をかけ、敵に攻撃させて心の隙、体の隙を作り、捌きながら攻撃

    • 護身術についての考察

       現在、警備業に就いている小職ですが、研修を受けて護身術について思うところがあったので、現代の護身(術)について考えてみる。 【敵の想定】 まず護身術について調べたりすると出てくるのが「逃げる」ことを第一優先として考えることが重視されている。このことに異論を唱えたい。 「逃げる」には体力と脚力が必要であるが、まずは危険に近寄らないにすること、普段からリスクを減らすことが何よりの護身であると思う。 そして良く想定される痴漢や暴漢への対処方法に、大声を出す、押し飛ばして、手

      • もし自分が学校で武道を教えるなら

        今回は個人的な趣味の武道・格闘技の考察と思考実験です。今回の考察する案件としては、少し前から始まった中等教育における「武道」科目の導入について、もし自分が指導するならどのようなカリキュラムや指導内容にするか考え始めたことから。 様々なスポーツのレッスンや安全基準、指導の簡便化から、どれだけ広く、安全に、効率よく指導できるかは、専門ではない教師や、公教育の在り方として十分に考察、研究する価値があると判断したからである。 先ず始めに、授業案の基本構造として導入、基本(展開)、

        • 感受性が強いだけ、、、(短文)

          八方美人とはよく言われる言葉だが、ただ感受性が強いだけって話子どもの頃から他人の感情に敏感だった。 正の感情も負の感情も、まともに受け止め過ぎてしまう。 兄弟や両親が喧嘩したりすると勝手に悲しくて怖くて泣きだしてしまう、そんな子どもだった。 だからなるべく陽気な雰囲気や明るい雰囲気のところを好んだ。 他人が自分と同じように嫌な気持ちにならないように、努めて明るく振舞っていた。 他人が負の気持ちにならないよう、言葉や態度に気を付けた。 場の空気が悪くならないよう、笑

        3つの先についての備忘録

          トラウマに向き合おうとした話(体罰)

          「学校長の隠蔽疑惑」Facebookに公開した物を編集加筆して載せております。前回は「教師の資質」の問題についてお書きしましたが、今回は当時の学校の運営および体質について書きます。 まず初めに言っておきたいのは、これらの出来事は昭和の話ではありません。平成12年、西暦2000~2001年の出来事であり、21世紀に入ろうかという時代です。 また学校の全体数が極めて少ない、一学年一クラス、私のクラスは14人だったかな?全校生徒合わせても100人に満たない学校であったと記憶して

          トラウマに向き合おうとした話(体罰)

          トラウマに向き合おうとした話(体罰)

          「教師の資質」Facebookに公開した物を編集、加筆したものを載せています。大分気持ちが落ち着いてきましたので、前々回の更新でお知らせしました、飯田市訪問について報告いたします。 結論からいうと、会談を行ってよかったということ、ただし新たな疑念や憤りが生まれる結果となりました。 大きく分けて4つの問題点が判り、「教師の資質」、「学校長の監督」、「教育委員会の管理」、「保護者の責任」が今回の件の焦点となり、また、未然に防げたということも判りました。 現在は、同席した教育

          トラウマに向き合おうとした話(体罰)

          トラウマに向き合おうとした話(体罰)

          「飯田市訪問」Facebook上に公開した、現在進行形の事柄を編集、加筆して記載します。予告どおり明日飯田に行ってきます。 明日は自分の人生の中で一つの大きな障害と疑念を晴らすために参ります。 昨今の体罰のニュースや東京都での禁止条例を見るたびに、傷口がうずくかのように自分が受けた体罰とそのトラウマを思い出し、いざ向き合おうと、その詳細を長野県教育委員会に問い合わせたところ、統廃合のため記録はなくなっているが、当該教師の記録から現在も在職しているため、聞き取りをしたとのこ

          トラウマに向き合おうとした話(体罰)

          小説:十五歳の夏、僕は旅に出た

          第二話:一日目2004年の6月4日、僕は旅に出た。 マウンテンバイクにテントと寝袋と着替えやらを積んで、南へと漕ぎ始めた。 見送りは母親だけで、簡素なものである。 未成年であったので、念のためと一応委任状を渡され、警察等に質問されたら見せるようにとのことであったが、結果的には一度も使うことはなかった。 というのも「僕」の見た目は老け顔であり、14歳の時点で大学2年生以上に見えるほどの外見であったからだ。 漕ぎ出しは軽く、陽射しは暑い。 葉山から鎌倉までは、花火大会などで

          小説:十五歳の夏、僕は旅に出た

          小説:十五歳の夏、僕は旅に出た

          第一話:出発※読みやすさを重視して、中学生ぐらいにも読解できるレベルで書こうと思っています。ほぼノンフィクションですので、ライトノベルというよりは児童文学作品的になるかなと考えています。十五歳の春、僕は中学を出てから普通に進学しなかった。 地元では悪名で有名であったし、地元から逃げたいとずっと思っていた。 そんな時、両親がいずれは海外に逃げて移り住みたいという要望から、 「留学に行っとく?」 という言葉に二つ返事でOKして、学生ビザやら留学準備やらで、普通に高校に行っていない

          小説:十五歳の夏、僕は旅に出た

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          愛読書はA.B.ビアース著の「悪魔の辞典」 多少暗いことも書くので、我慢して読んでほしい。 私の幼少期は、家庭が不和で怒鳴り声や喧嘩、暴言が絶えない家だった。 そんな家で育っているので学校での私の態度は粗野で問題児であったと思う。 いじめの対象になるのに時間はかからず、力で敵わないのを知ってか、陰湿な悪戯やシカトされる日々であった。 山村留学を勧められて転校した長野の小学校では体罰が横行、常態化しており、穏やかな学校からきた湘南人としてはカルチャーショックであった。

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