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「個人が会社の奴隷にならないためには?スタートトゥデイ 田端信太郎×サイボウズ 青野慶」 公開取材イベントメモ

6月26日19時30分から@サイボウズ本社で行われた、田端さんと青野さんによるトークセッションイベントに参加してきました。


定員100名の抽選制で行けるか不安でしたが、当選できたので参加してきました。


田端さん・青野さんの著書プロモーションのため(といっても参加者で田端さんを知らない人はおそらくいないと思いますが)、トークは田端さん青野さんの著書から引用されながら進みました。


田端さんの本は僕も予約済みなんですが、ちょうど26日に開設されて速攻で定員となった田端さんのオンラインサロンで、サイン入り本が配布されるらしく、とても悔しい思いしながらのイベント参加となりました。


田端さんのイベント参加は2回目でしたが、
・社畜=会社の所有物
・会社という幻想に何を求めているか
・正直は最大の戦略
などなど様々な話を聞くことができましたので、今回も復習を兼ねてメモをまとめました。


(今回もあくまでメモなのでレポートではない点、また内容も発言そのままではない点はご了承ください)


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■社畜=会社の所有物

田端さん:
転勤拒否でクビになるってTwitterで見たけど、そんなのよっぽど会社の奴隷じゃないですか。

青野さん:
サンフランシスコに支社があるんですけど、向こうの人たちは部署など異動の際に給与交渉するんですよね。

田端さん:
対等じゃない状況が当たり前だという時点で、社畜というか奴隷ですよね。

会社とは対等だという気構えを持つことは本当に大事で、
例えば、上司には命じられていないけれど会社の雰囲気的にとか、何となくで残業してないか?帰りにくい空気だから残業するとか、それこそ進んで奴隷してるようなものじゃない?

青野さんの本にもあるが交渉をすべきで、それが出来ないってことは対等ではない、社畜=会社の持ち物になっているんですよ。

労働法など法律が「労働者は弱者、だから守らなければならない」という考え方で成り立ってるからなんです。


■会社という幻想に何を求めているか

青野さん:
大企業に入るのが勝ち組だと考えている新卒の人も多いが、もうそんなことはない。

田端さん:
会社にそもそも何を求めているのかが大事ですよ。
(お金、承認欲求、一緒に働く人…etc)

僕の場合は面白い人と面白いことをする経験。例えば金払うから雇ってって金持ちのボンボンが来ても絶対雇わない。

僕がもし今20代後半くらいなら、給与より裁量権があるかどうかが圧倒的に大事。
本とかでも言ってますが、自分が名刺代わりにできるような経験を積めるかどうか(田端さんの場合のR25など)

転職する時も、給与50万アップとかのレンジで考えるべきじゃない。

青野さん:
お金にこだわることは悪じゃないが、裁量権の問題はある。

お金のために平日の昼間が暇になるなら、それはもはや時間の浪費。
それなら平日の昼間も楽しくて、さらにお金もらえる方が良い。

■あなたの権限はどこまであるか

青野さん:
いま自分がどこまで権限を持っているかか言える人はどれくらい居ますか?
例えば承認、発注金額の上限とか。
新規事業を募集してる会社の面接で、メンバーの査定ができるかとかも重要なこと。

田端さん:
逆に曖昧な方が利用しやすい側面もありますよね。
例えば新卒が10億円も予算を持つことは普通できない。

あいつなら仕方ない、という雰囲気に持っていけるかがクリエイティブの見せ所。
だから直接の予算や決裁権はないけど、どう持っていけるかが勝負所。


■会社は学校じゃねぇんだよ

田端さん:
会社は学校、上司は先生とか、学校の延長だと思ってる人は多い。
そんなことは全くない。

例えば転職したい時に、転職先の事業部長や会社住所を調べ、イベントが行われていたら質問会とかで鋭い質問をする。
そうすれば面接で初対面な状況よりも圧倒的にアドバンテージが生まれるし、希望者と面接官という力関係も生まれにくい。

だから会社のこと、相手のことを徹底的に調べて、前日に面接官に会いにいくなんてことをしてもいい。
→学校の脳のままだと卑怯だと感じる。これが大きな間違い

たまにする質問として「この面接のためにどんな準備してきましたか?」と聞くんだけど、書籍とか会社のIRとか皆全然みてない、甘いと思う。

事前にすごく会社のこと調べて「御社はこういうとこはダメ、面接で落としてもいいけど損するのはそっちですよ」というマインドが対等という意味で本当に大事。


■年収はいくら欲しいか?

青野さん:
(田端さんに)とりあえず新卒で入社してしまった人はどう切り替えていけば良い?
切り替えて転職するのか、社内でもがくのか…

田端さん:
まずは自分の求めるものを明確にすることですよね。
僕は転勤は絶対嫌だった。まずは自分が絶対に嫌なポイントとかに気づけているのか(転勤OKとか海外とか喜んで行く人も勿論いる)

ある時は新卒に年収いくら欲しいかを聞いてた。
「サーフィンが大好きだから〇〇(鎌倉とか)に住みたい。生活費は安くていいから年収は300万円でいいけど、波のいい日は休みで通勤も週2回にしてくれ」
みたいに言えれば、その人が優先しているものが伝わりますよ。
相性の問題なんで、自分はこうだということを伝える努力は必要です。


■子育ての方がよっぽど難しい

田端さん:
ある人は「家庭じゃなくて仕事の方が現実逃避」だと言ってた。仕事をしている方が楽だと。

親と子供はお互いにお互いを決めれるわけじゃないけれど、子供が生まれた以上は育てるしかない。それに比べると雇用関係なんてめちゃ楽。
夫が「仕事だから…」っていうのは仕事の方が楽だから逃げてるだけ

あと夫婦のコミュニケーションとして、結論で終わらせないのはとても大切。
備品のことなら会社は承認→購入ですぐ終わる。でも家庭でベビーカーを買う時とかはそう簡単にはいかない。
→家族は組織として目的がないから難しい

成功の定義やKPIもない、改善だったりマネジメントできるものじゃないんです。


■正直は最大の戦略

青野さん:
言い訳するとどうなっても幸せになれない

田端さん:
糸井さんが話していたのが、正直は最大の戦略であり最高の得
(朝寝坊した時におなかのせいにするとか、小さな言い訳は積み重なっていく)

例えば献本されたとき、うわべだけで褒めるとかは一切しない
ちらっとみて面白くなければ読まないし、面白ければきちんと読む。
(社交辞令のために嘘ついているな…というのはTwitterとかで伝わってしまう)

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以上です。
正確なメモではないので、参加していない人には前後の文脈がなく、分かりにくい点があったかもしれません。(すみません)


またイベントに参加した際はメモしていきます!

Twitterの方が活発なのでよかったらぜひこちらも。


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