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トラウマという『ぐるぐる』を抱えているということ

これと言って何が起きたわけでもなく
ただただ、何にも吐き出せず
ひたすらぼんやりしていたけれど

そろそろ動き出そう

でも、せっかく自分の殻に引きこもっていたから
トラウマという『ぐるぐる』のことを書いてみる


20代の恋

どうしても気になってしまう人
それが、出会った時から悲しい出来事を経て
遠い存在になった今に至るまで変わらない

嫌いになることも恨むことも できない
でもどうしても許すことが できない

いや 許す必要はない

頭ではわかっていても
気持ちが追いつかない

こんな場所を行ったり来たり
ぐるぐる ぐるぐる
同じ場所ではなく そう
台風みたいに熱帯低気圧になって
解けてくれれば良いものを

何度解けても形状記憶されている
ぐるぐる ぐるぐる


30代で記憶を取り戻す

20代の悲しい出来事を
10年近く部分的に記憶喪失していた
解離性健忘 ということらしい

ネットで見るのとはちょっと違っている
私の場合は、結果的にそうなったが

自らで暗示をかけ
自らで記憶を書き換え
その人から
その出来事に関わる事から
完全に離れることで

忘れたい出来事を忘れた

思い出す前が一番苦しんでいたけれど
思い出したからといって解決しない
だってどうしても忘れたい出来事を
思い出したんだから

二度と忘れられないのだ


40代のカウンセリング

トラウマを抱えている時
人は緊張状態にあるらしい
不思議なカウンセリングで
具体的な出来事を一言も話さず
身体の緊張を解くことができる

何回目かのカウンセリングで
視界が歪んだ
あの時 ぐるぐるが解けた

でも
それですべて終わる というわけでもない

私の場合、自分が100パーセント被害者ではない
自業自得は言い過ぎだけど
大人だったんだから
どうにかなったんじゃないか…

と ぐるぐるする

どうにか出来なかったから今があるわけで
でも 悲しい出来事でやっと目が覚めて
自分の意思を持ったのだ

あれから30年近く経っていて
私は逃げ切った
安全な場所にいるから泣けるのだ
20代の私に涙は許されていなかった

あえて書いてみる
安全で良いはずなのに
ぐるぐるに近づきたくはないが
少しストレスを必要にしている気がする

そんなこんなで
ぐるぐるを染めつつある…




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