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欧州鉄道パスEurail Passと携帯アプリRail Plannerの使い方指南

直近の欧州鉄道パスお題(1) (2) (3)を書いてて思いました。
Eurail Pass 欧州鉄道パスをこんなに使ってる人って他にいるのかな?
振り返るとコロナ禍後だけでも2022年5月、11月。2023年は3月と7月。そして2024年の3月。気が付いたら5回も使ってる。。。

バタバタながらも欧州各国をEurail Passで移動して使いこなしてるクチだと思うので使い方を記します。コロナ禍後から Eurail Pass 欧州鉄道パスはデジタル化されたので、携帯アプリの Rail Planner と合わせての使い方が欧州での鉄道利用の参考になればうれしいです。


Eurail Pass 欧州鉄道パスと Rail Planner アプリ(概要と事前準備)

欧州鉄道パス Eurail Pass は旅行代理店で手配してもらうとコードが送られてきます。スマホに Rail Planner アプリをインストールして、このコードと名前を入力するのが最初のステップ。

Rail Planner アプリ

Rail Planner アプリとは、

Eurail Passはデジタル化されたので、以前携行したチケットが入ったエンベローブはありません。

・欧州着いたら駅のカウンターへ行ってValidation(有効化)してもらう
・利用する日付と列車をエンベローブに記入していく
・検札が来たらチケットとエンベローブを提示してパッチンしてもらう
 この手順がすべてスマホの Rail Planner アプリでデジタル化されました。

Rail Planner アプリ事前準備(+演習)

スマホの Rail Planner アプリを起動して画面下にあるMy Passタブで今回利用するパスを名前を付けて登録するとフォルダのイメージで利用パスができます。

ここからPlannerタブで利用する電車の日にちと旅程を検索して、Save journeyをクリックすると、そのスケジュールがMy Tripに登録される。

My Trip画面で登録された旅程の右端にあるTravel Dayをオンにするとパスを利用する日として登録されます。このあたりの第2ステップ操作が従来でいうアクティベーションですね。最初の列車を登録するあたりでアクティベートって言葉が出てきた気がする。このあたりで自分のパスポート番号を確認用に登録したかな。とにかく最初に列車を登録すると、利用するパスがアクティベート(有効化)される。

 My Trip画面で旅程の右端にあるTravel Dayをオンするまでは、利用日としてカウントされません。検索を演習してみたり、候補としてMy Tripに登録したりと欧州現地で利用する前に少し演習しておくことをおすすめします。

欧州現地でのRail Planner アプリ利用

欧州現地でのアプリ利用は、
・利用する電車をPlannerで検索して、
・利用するときは Save journeyをクリックしてMy Tripに追加する
・実際に利用するときは列車名の横にあるTravel Dayボタンをオンにする
あとはその日利用する列車を検索+登録していけばOKです。

翌日以降も利用する日にMy Tripに追加+Travel Dayをオンで、下記のように鉄道パスを利用します。

とある My Tripの例

Rail Planner の主な操作

Rail Planner は画面下の3つのタブでだいたい操作できます。

-Planner
 列車の検索画面
 運行状況もだいたいオンタイムで更新

-My Trip
 利用する列車を登録する画面
 検索した列車を登録して、ここでTravel Dayにマークするとその日が利用日になる。自分が利用する列車を随時追加

-My Pass
 xx日間や、xxからyyまでといったパス概要を登録。
 検札が来たらここにある Show TicketでQRコードを提示する

いちど使ってみると合理的でなかなか便利です。
利用中は特急ではほぼ100%検札が来るので、QRコードを提示できるようにしておきましょう。

 上画面のミラノ行き特急 FrecciarossaにSeat reservations requiredとあるのは、この乗車には事前の座席指定券が必須です ということ。
ここから指定券購入サイトに行って、座席購入するとメールに座席指定のQRコードが送付されてきます。

オンライン購入した指定席券

TGVの指定席券
EuroCityの指定席券

どちらも枠外にQRコードがありますがここでは割愛。


このあたりはコロナ禍前後で大きく進化?変わった点で、列車内で検札に来る係員も今はQRコードを読む端末でピッとするのが当たり前です。乗客はスマホか紙に印刷したQRコードを提示するので、今は係員もスタンプとか鋏は持ってないと思われる。

フランスとイタリアの特急は事前の座席指定が必須です。
反面、ドイツのICEは1等車なら座席指定なしで、飛び込みでもだいたい座れますが、しっかりした旅程で旅行される方は事前購入してください。

(特例)駅で特急の座席指定券を購入する

以前は駅のカウンター(JRのみどりの窓口のイメージ)やホームのチケットブース?ボックス?に並んで指定席券を買ってました。今回は指定席券のネット購入が一時的にできなくなって昔ながらのブースでいちど購入しました。
(QRコードが印字された紙チケットを渡される。)

さりげないけど、あらためて思うとこのあたりのシステムは大幅に省人化、自動化されましたね。そやけど、高度になったのかと思えば、相変わらず電車は遅れるのが当たり前だし、ストで電車動いてないとかは増えた気がする。 高度にはなってないなあ。

そう思うと、DBドイツ鉄道でスト常態化って、こうした急激に進む省人化へのハンガーストライキって側面があるのでしょうか。

世の中、進んでいく、変わっていく。そこには色々あるんだろうなあ。

ボローニャで目にした風景

以前どおりの
チケットブース
駅構内のお菓子屋さん
おしゃれすぎる

なんか、宝石箱や〜ん

以下は2024年春にEurail Passを利用したリレキです。
ご参考までに。

2024年春の欧州鉄道移動お題(1)

ドイツ フランクフルトに到着してからフランス パリまで、イマドキで到着時間をオンタイムで計画していいのか、どうしようか と現場合わせで行ったお題と記録。

2024年春の欧州鉄道移動お題(2)

(1)で欧州到着してからパリまで行って、そこからローカルなルートでフランス、スイスと乗り継いでイタリアのミラノまでのお題と記録。

2024年春の欧州鉄道移動お題(3)

(2)からの戻りでイタリアから鉄道でドイツへ戻るまで。指定席券を現場で購入してやれやれと思ったら、ドイツ入ったとたんに特急が運行停止に。


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