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なぜか「人に好かれる人」の共通(3)          (好かれる人は、現実をよく見ている)

頼りになるのは、現実的対処を示せる人

身近に頼りなる人がいれば、何かと心強いものだ。
「ああ、大変だ!どうしよう」とパニックになっているとき、そばに冷静に対応してくれる人がいれば安心できる。
すばやく情報分析し、いくつかの選択肢の中から選べるように提案してくれる。トラブルに直面して、どうしたらいいのかわからなくなった時は、客観的な目が必要だ。
「自分がどうなっているか?」ではなく、「現状どうなっているか?」を見てくれる目である。
いざというときに頼りになる人で、最高の助っ人だ。
聞き手に回ってくれる人もありがたい。痛みをわかってくれる人もありがたい。いっしょに動いてくれる人もありがたい。
しかし、感情やひとり合点を抑えて冷静にものごとを見ることができるのもまた、信頼される条件のひとつだと思うのだ。

「何でもOK」は混乱を招く

人に要求はしないが、ちょっとしたことをしてもらったら喜ぶ。
そうゆう人は一見、とても人から好かれるようにと思う。
ところがじつは混乱させることもある。
ほんとうは望んでなくてもそうする人でもある。
遠慮する気遣いがあるなら、「何でもOK」のあいまいな態度を改め、自分の気持ちを素直に伝えたほうがよほど気が利いているのではないか?

人の長所を見付ける才能を育てていこう

長所発見は、好感度アップの秘訣である。
まわりの人のささくれだった気分も穏やかになるし、指摘した相手にも、もちろん好かれる。
だれにでも良い面はある。というより、嫌われている面も視点を変えればよく見えるものだ。イヤな奴だと思うから、あれもこれも悪く見えるのだ。
まずは相手を色々な角度から見てみよう。
いい人ぶる人は、自分はイヤな面もたくさんもち合わせている・・・・と自覚しているまわりの人たちの、反感を買うだけである。
※好かれる人のpoint
・イヤと思うことがあっても、相手の背景を考えてみる
・自分だけが知っている、相手のいいところを見付けよう

ムードメーカーはエネルギーを与えてくれる

自分は明るい性格なのに、なぜか周囲に受け入れてもらえないことがある。と感じることはないだろうか?
真のムードメーカーは、とても「力のある人」だろう。
明るさだけでなく、エネルギーも与えてくれる存在。
しかし、これが能天気な人だとどうだろう・・・?
周囲の空気などお構いなしにはしゃぐ。ひとりで盛り上がる。真剣に考えている人を見れば「何暗い顔してるんだよ・・・」とくる。
何か勘違いしてポジティブをはき違えている。
周囲に明るさと活力を与えてくれるのは、その場の雰囲気や、いまがどういう状況なのかを察知し、だれがどういう感情を持つかを理解している人だ。
だからこそ、場を盛り上げる話し方や振る舞いができる。
好感を持たれる明るさとは、自分本位の陽気さではなく、周囲の空気や人の気持ちを考慮したものだ・・・という但し書きがつくことをお忘れなく。

人の好意はひとまず受け入れる

親切を頭から拒んでかかるこの手の頑固な人は、周囲も気まずくさせる。
逆に親切を素直に受け入れる人は、周囲にあたたかい空気を吹き込んでくれる。人の好意はひとまずありがたく受け止めたい。
それが結局は、自分も好感をもたれることにつながっていく。好かれる人というのは、人の好意の受け方の上手な人でもある。

その「こだわり」が、つきあいにくさのもとになる

健康マニアの友達がいる。食事は出来るだけ自然のものをと心がけ、玄米に無農薬の野菜、魚や植物性タンパク質中心、調味料にまで、まあ、実にこだわる。
友人が誘うところをことごとく拒否する。
食べるものが合う、合わないの問題でなく、相手や状況に応じて必要とあれば日頃のこだわりをいっとき頭の隅に追いやることができるかどうか、といった問題だ。これだけは絶対に譲れないというものも人間には必要だが、まわりの人まで巻き込んでもらっても困る。
頑固にこだわった結果、気持ちよく付き合える人を失うかもしれないので、ほどほどに。

善意であっても断る必要もある

「押し付ける人」というのは、いつもいつも一方的に押し付けてばかりいる人ではなさそうだ。
「私のためにいってくれたことは何でも受け入れる」は、裏を返せば「私はあなたのためを思って言っている。だから断ってくれるな」である。
何でもかんでも受け入れていたら、心の奥底に不満がたまっていく。
不満は必ず相手にも向かう。「ありがとう。あなたの気持ちは嬉しいけど、もう気を遣わないでね」などと、気兼ねなく言える関係を築いていく方が、よほどではないか・・・

段取りをつけて「待て」ば相手も乗ってくれる

人の気持ちがわかっている人の頼み方には共通点がある。
それはけっして、一気に解決しようとしないこと。
①「環境設備」する
頼み事をするときは、材料の準備や環境を整える
②「共同作業」をする
相手の気分を害さないように自分のペースに巻き込んでいく
③「相手の仕事」に入る
人の気持ちがわかる人は決して急がない。
自然な流れの中で、相手には気づかれないように「引き込んで」いくのがうまい。
※こんな頼み方は嫌われる!!!
・力づくで命令する
・相手の存在を無視する

人に合わせるより、意見を伝えて歩み寄ろう

Aさんの悩みは、「協調性はあるのに、何となく人から敬遠される」ことだ。これはなぜか?話を聞いてみると、確かにAさんはまわりの人達によく合わせる。Aさんの好感度が今一つ上がらないのは、自分を押し殺して人に合わせているからだけではない。
誰かが自分に同調したときに「この人、本心はどうなのかしら?」と疑ってしまう習癖が身についていることに、ほんとうの原因がある。
要するに、自分がいつも無理に合わせて、本心を隠しているから、人の言葉にも裏があるのでは?と、とっさに考えてしまうのだ。
社会生活を送っていく上で、協調性は確かに必要だが、Aさんの場合は無理して人に合わせているだけだ。
ほんとうの協調性とは、それぞれの希望を率直に伝え合い、それが食い違っても、互いに歩み寄ることができる関係をいうはずなのだが・・・

「おまえのため」助言は「自分のため」

人というのは、ついこんなことを言ってしまう。
「相手のためを思って」「よかれと思って」・・・である。
典型的なパターンは、母親から「勉強しなさい、そんなにのんびりしてていいの?」などと、やろうと思っていても、そう言われるとやる気がなくなってしまう。
しかし言っていることが正しくても、人がやろうとしていることを先回りしていってしまう人は、けむたがれ、距離を置かれてしまうのである。
おまえのため、と言いながら、自分の心を安らげている。
人に助言をすることは難しい。自分の心を安定させるための「先回りの助言」は、やめよう。
それより、相手がやる気を出すのを待つぐらいの余裕がほしいものだ。

親切はほどほどが「ありがたい」

親切でマメな女性がいる。
人のために何かをすることを厭わないので、普段の好感度は低くはないが、つきあいにくい・・・と身近な人たちは言う。
なぜかというと?頼んでもいないのに、やり過ぎてしまうからだ。
過保護のお母さんのようだ。
困っている人に手を差し伸べるのは美徳ではあるが、不必要な手を差し伸べてしまう。「ありがたい」と「ありがた過ぎ」の違いは、なかなか微妙なのである。

相手が変わればもっとうれしいか?

「どうして、あの人は、いつもああなのよ。あの性格、何とかしてほしいわ」関係のない人はどうでもいいが、身近な人に対してこそ、思うものだ。
しかし、「変わってほしい。いけないところを直してほしい」と願うのは、自分が安心したいからである。自分は変わろうとしない。変わるのはとてもつらいことだから。そのつらいことは相手にやってもらう。自分は楽をして、相手には理想の姿を望んでいる。
人には100%完璧を求めないこと。互いに80%くらいがちょうどいい。
それに無理なく長続きする。せっかくいい関係なのに、相手に完璧を望んだばかりに、すべてを失ってしまうことだってある。
あせることはない。時間が解決してくれるのである。

待たされるより、楽しみに待とう

人と人との関係というのは、何が幸いするのか、だれにもわからない。
待ち時間ぼーっと過ごしていたら、広がらなかったはずの人間関係が「話かける」というほんのちょっとした試みで大きく変わる。
わずか数分の「待たされている時間」がきっかけとなり、数年後に大きな実りとなることも多い。どこまで広がっていくかは、現時点ではだれにもわからない。「話しかけ」の様に、楽しみに待つことができれば、そこには「芽」が生える。その芽がどのように伸びるかも、楽しみに待っていよう。







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