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話を聞いてくれる人。

私は人に「聞いて」もらう機会が、健常者に比べ、多い方だと思う。

「聞いて」もらっていて思うのは、聞いてくださる方は、まず「居る」。そこに「居る」。そして、外から見ると、「何もしない」。相づちや質問が入る時もあるけれど、かなり「何もしない」。

私の話に時々出てくる、日本のカウンセリングの草分け的存在だった故河合隼雄先生は、カウンセリングは「全力で何もしない事」とおっしゃった。たぶん、これは、基本で、かつ極意なのだろう。だから、普通の人はできない。もちろん僕もできない。訓練がいる。

私は「全力で何もしない人」を前にすると、不思議な事に、言葉が出てくる。スムーズとは限らないし、黙る場面もあるけれど、不思議と解決に向けた言葉が出てくる。毎回とはいわないけれど。

時々聞いていただく福祉施設のあるスタッフの方が、「一朗さんは、自分で答えを出せる方だから」と言ってくださった事がある。なぜかは分からないが、聞ける人は、「話している人には自分で課題を解決する力がある」と信じているようなのだ。

それが一般の素人との違いのような気がする

ただし、聞く人にも、それぞれスタイルがある。聞かれる人との相性もある。全ての聞く人が、私が書いたスタイルではないと、書き加えておきます。

読んでくださってありがとうございました。
では(^_^)。

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