なり*フリーランス在宅ワーママ

30代/夫・子2人 専業主婦をへて在宅フリーランスになって4年目。 時間や場所にとらわ…

なり*フリーランス在宅ワーママ

30代/夫・子2人 専業主婦をへて在宅フリーランスになって4年目。 時間や場所にとらわれない働き方で自由に生きていくため、 読むことと書くことを頑張っています。 読書記録メイン、ときどき日記。

最近の記事

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【最新】自己紹介 2024ver.

2024年が始まって1カ月がたちました。 noteを始める際、意気込みとして自己紹介の記事を書いたのが2023年5月のこと。 あの記事を書いてからこれまでの約9カ月間で、私自身にとって非常に大きな変化があり、年も変わったということで、このたび自己紹介記事をアップデート版と称し、私の現在をお伝えしようと思います。 目標であった、扶養を外れることができました! noteを始めたときに、「夫の扶養を外れてフリーランスとしてひとり立ちすることが一つの目標なんです」とお伝えしてい

    • 【読書記録】ツバキ文具店・キラキラ共和国/小川糸

      こんにちは!今回はシリーズ作品をご紹介したいと思いす。 すでに3作目も出ているということで、前の2作品をいっきに読んできました! 文具店を営むかたわらで、先代である祖母が始めた「代書」のお仕事。 お客さまに代わってお手紙を書く、というお仕事です。 この「代書」というお仕事、初めて聞いたので気になって少し調べてみました。 江戸時代頃、実際には「手紙」ではなく専門書類や公文書を主に作成する「代書屋」というお仕事があったようで、現在の行政書士の前身ともいわれています。 この「

      • 【読書記録】無人島のふたり 120日以上生きなくちゃ日記/山本文緒

        さて、本屋大賞の発表が終わりました。 発表直前までノミネート未読作品を読んでいたここ数ヶ月。 今年はなんだか分厚くて読み応えのある作品が多かったので、その反動で手軽に開ける文庫本や薄い本を積読しています。 本屋大賞期間中もすごく楽しくて充実していたけど、自分の読みたい本を読んでいける日々もまた最高~♪ そして本日は、ずっと読みたいと思っていた中の一つ、こちらの作品をご紹介します。 私が山本さんの作品と初めて出会ったのは、2020年に出版された『自転しながら公転する』でし

        • 勝手に予想!本屋大賞2024【1位~5位】

          前回に引き続き、本屋大賞上位に食い込むと予想している5作品を紹介していきます! 5位『星を編む』凪良ゆう 昨年の本屋大賞受賞作『汝、星のごとく』のスピンオフ作品、異例のノミネートです!凪良ゆうさん、強い・・・!私としても、前作・今作合わせて一つの作品と言っても過言ではないと思うので、書店員さんがおすすめするのも頷ける気がします。ただ単体で見ると、あくまでスピンオフのため、この順位と予想しました。 こちらは過去に詳しく感想を載せていますので、よかったら覗いてみてください♪

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          勝手に予想!本屋大賞2024【6~10位】

          少々ご無沙汰しておりました! 気が付けば3月も終わり、新年度が始まっちゃっていました・・・ 本屋大賞発表を間近に控え、3月はノミネート作を中心に読み、読み、読みまくってました! それ以外の図書館貸し出し本も急いで消化していたため、読んでいたら3月が終わっていました。 ギリギリではありますが、 今年は本屋大賞ノミネート10作品を読了することができたので、順位予想に挑戦してみようと思っています! その前に、本屋大賞の選出基準をもう一度おさらいしておきましょう。 本屋大賞と

          勝手に予想!本屋大賞2024【6~10位】

          【読書記録】なれのはて/加藤シゲアキ

          3月一冊目に読了した本を早速ご紹介します! 今回の作品、本当にすごすぎて・・・読後の感想冷めやらぬ間に、読書記録をしたためています。 骨太で読み応え抜群!重厚ミステリー作品 テレビ局員の男女が一枚の絵の存在をめぐり、その作者にまつわる真相を追いかける・・・というストーリー。 この絵をめぐっては、著作権・戦争・石油化学、そして報道の在り方など、あらゆる要素が含まれていて、骨太なミステリー作品となっています。 こんなにたくさんの要素が一つの作品に詰め込まれているのに、そのど

          【読書記録】なれのはて/加藤シゲアキ

          【読書記録】スピノザの診察室/夏川草介

          前回に続き、本屋大賞ノミネート作からのご紹介です。 今回ご紹介する作品はこちら。 主人公は消化器内科医の「マチ先生」こと雄町哲朗。 かつては大学病院で難しい症例をこなし、医師としては乗りに乗っていた30代で大学病院を退職し、移った先は終末期の患者を多く受け入れる「原田病院」。 原田病院の患者に対し、彼は一体どう向き合っているのか――。 『神様のカルテ』シリーズに続く、現役の医師が描く、温かみに包まれた医療物語です。 それぞれの立場で医療と向かい合う二人の医師 かつて

          【読書記録】スピノザの診察室/夏川草介

          【読書記録】君が手にするはずだった黄金について/小川哲

          こんにちは! 今月頭には、今年の本屋大賞ノミネート10作品が発表されましたね。 全国の書店員さんがおすすめするだけあって、通常は手に取らないような作品にも出会える賞なので、毎年楽しみにしています。 本日はその10作品のうちの一つ、こちらの作品についてご紹介します! ノミネート作発表後、最初に本屋さんで購入した一冊になります。 一見すると「おかしな」あの人が・・・ 著者自身を連想させる小説家の主人公、小川と呼ばれる「僕」が、怪しげな人物たちと遭遇する6つの連作短編集です。

          【読書記録】君が手にするはずだった黄金について/小川哲

          【読書記録】生きるぼくら/原田マハ

          本日ご紹介する作品はこちらです! 冒頭から引き込まれる、不思議な文章! 「痛いような空腹」で主人公・麻生人生が目覚める場面から物語は始まります。 そこで彼が、今の自分とは全く異なる「ふつうの人間」へ想像を膨らます場面。この一文がなんだか私にはとっても印象的でした。 自宅に引きこもっているにしては、非常に豊かな想像力。 彼自身が見聞きしたことから想像を膨らましているだけではなく、もしや彼自身の回想なのでは、と思ってしまうような場面でした。 始めの1ページから、彼の生い立

          【読書記録】生きるぼくら/原田マハ

          【読書記録】可燃物/米澤穂信

          こんにちは!本日はこちらの作品をご紹介したいと思います。 こちら1月中旬の読了です。 1月に読んだ本は紹介したいものが多くて、読書記録待ちが渋滞中。 ミステリー絶賛入門中の私。 『このミス』など、ミステリー作品のベストランキングで1位に輝き、今、最も注目を浴びているミステリー小説を選びました。 警察が主人公の、警察による事件解決短編集です! やはり評判なだけあって、本当に面白い作品でした! 魅力的な主人公、葛警部 主人公は刑事部捜査第一課の警部、葛。 彼の、淡々とした

          【読書記録】可燃物/米澤穂信

          【読書記録】夜明けのすべて/瀬尾まいこ

          こんにちは! 本日は、つい最近読んだこちらの作品をご紹介します。 PMSを抱える女の子と、パニック障害を抱えるその同僚の男の子の物語。 瀬尾まいこさんは好きな作家さんの1人でもあり、今回は映画化をきっかけに先に原作に触れておきたいと、手にとりました。 経験あるから共感できる?と思いきや・・・ PMS(=月経前症候群)。 程度こそ人によりますが、私も生理前には訳もなくイライラすることはよくあるので、同じ女性として美紗の気持ちには共感できるんじゃないかな、と読み始めました。

          【読書記録】夜明けのすべて/瀬尾まいこ

          【読書記録】世界でいちばん透きとおった物語/杉井光

          ちょっと間が空いてしまいましたが、2024年一発目の読書記録です! 今回は、今とっても話題になっているこちらの本を読んでみました。 父親の"謎"を追っていく主人公 ひょんなことから一度も会うことのないまま死去した父親の「遺作」を探すこととなった主人公。 この父親はさまざまな”謎”を残してこの世を去りました。 ・誰の目にも触れることなく、原稿の所在も分からない『世界でいちばん透きとおった物語』の存在 ・周囲の人物に「人を殺しかけた」と語っていたこと ・かつての愛人であっ

          【読書記録】世界でいちばん透きとおった物語/杉井光

          2023年、面白かった本5冊

          今年も残すところわずかとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。 そろそろお休みに入られた方も多いのかな? 我が家では今年、小学生・幼稚園の子どもたちと同じタイミングで夫も年末年始休暇に入りました。(長・・・w) 一方私のほうはというと、年末に向け、少しずつ案件は減ってきているものの、29日の午前中頃まではお仕事の予定が入っています。 まだまだお休みモードには入れていないものの、専業主夫ばりに夫が家や子どものことを引き受けてくれているので、安心して仕事に集中できています。

          【読書記録】答えは市役所3階に/辻堂ゆめ

          こんにちは! 年末が近づき、だんだんと慌ただしくなってきた12月下旬。 読書ペースも落ち気味で、書店へ行っても積読の存在が頭をよぎり、なかなか本をレジまで持っていけません・・・ 思いっきり買って思いっきり読みたい、ストレスフルな日々を過ごしています~^^; 今回ご紹介するのはこちらの作品です。 コロナ禍の2020年、あのときどこかにいた、誰かの物語 2020年の、とある市役所で働くソーシャルワーカーのところへ相談へやってきた人々にまつわる短編集です。 2023年も終

          【読書記録】答えは市役所3階に/辻堂ゆめ

          【読書記録】午後のチャイムが鳴るまでは/阿津川辰海

          こんにちは! 今年あと何冊の読書感想を書けるのでしょうか。 年末年始のお休みはそこまで長くない私ですが、1冊でも多くの本を読み、穏やかに過ごせたらいいな・・・ 今回はこちらの作品をご紹介します♪ なんと図書館でほぼ待ちなしで借りられる状態だったので、今回は図書館本です。実は発売当初からチェックしていて、購入するつもりだったので何だか拍子抜け^^; ただ、すごくいい作品だったので、文庫化したら買っちゃうかもな~。 青春群像劇+ミステリー。満足度高めの作品です! 数々の

          【読書記録】午後のチャイムが鳴るまでは/阿津川辰海

          【読書記録】星を編む/凪良ゆう

          こんにちは! 今年も残すところあと1ヶ月を切りました。 限られた時間の中で、今年中に読みたい本を厳選する作業に入っている私です。 特にこの頃発売された新刊、気になるものが多すぎて時間もお金も足りません…!(嬉しい悲鳴) さて、今回はこちらの作品をご紹介します。 SNSでもかなり話題になっていたので、手に取った方も多いのではないでしょうか。 北原先生の謎が明らかに 今年、堂々の本屋大賞を受賞し大いに話題となった『汝、星のごとく』。 あの感動が冷めやらぬうちに続編が出版さ

          【読書記録】星を編む/凪良ゆう