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ミニマム思考法は、あなたの人生の時間を豊かにする一生モノのツール

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Hey! What's up people!? 鎌田です。それでは編集者目線で気になった本をご紹介させていただきたいと思います。

今回はこちら、外資系エリートが入社3ヶ月で身につけたミニマム思考と3つのスキル。「仕事の結果は『はじめる前』に決まっている/マッキンゼーで学んだ段取りの技法」でございます。

本書は冒頭に、こんな質問で始まります。

「今から30分で新規事業のアイデアを出してほしい」 -本書より

もしも、あなたの上司から唐突にこんな指示を受けたら、どうします?

きっと、そんなことを今いわれて30分なんて短い時間に回答は出せないかもしれないですよね。

でも、ご安心ください。「仕事の結果は『はじめる前』に決まっている」とは言い得て妙な表現で、あなたの頭のなかに現時点でモノになりそうな新規事業のカードを準備しておけばいいだけなんですね。

私は上場企業を中心に経営企画室や成長戦略室で新規事業の推進を職域としてきた経緯もあって、常に頭のなかにある新規事業のカードはいつも何枚かあります。

だいたい新規事業アイデアなんかには1円の価値もないんですよ。まだ利潤を生んでいないし、ただの金食い虫で終わるかもしれません。

大切なのは、その新規事業をどのように既存企業の企業文化に溶け込ませながら、成長路線へ乗せていくかがミッションとなりますから、事業そのものは予算があって計画を立てて、稟議を通してと、粛々と進めていけばたいていは問題なく成長路線くらいには乗るものです。

著者もかつて、世界最高峰のコンサルティング会社といわれるマッキンゼー・アンド・カンパニーで、コンサルタントとして働いてこられたそうです。

著者は言います。

クライアント企業の問題を解決するのがコンサルタントの主な仕事ですが、持ち込まれる問題というのは、一筋縄のものではありません。答えがまったくわからない問題もあれば、状況が複雑すぎてどこから手をつければいいかわからない問題もあります。 それもそのはず、自分たちの会社や組織で解決できるような問題であれば、コンサルティング会社に解決を依頼する必要がありません。だからこそ、クライアント以上に、クライアントの業界や業務のことを理解し、『なるほど。こんな解決策があったのか』とクライアントが思わずひざを打つような答えを導かなければなりません。 -本書より

当然のごとく、時間は無限にあるわけではないです。たいていのプロジェクトは3カ月とか6カ月単位と決められているので、業界調査や問題の特定に手間取ってしまったり、試行錯誤を何度も繰り返しているようなら、すぐに期限を過ぎてしまって品質の低いアウトプットとなってしまうのです。

限られた時間の中で、クライアントがあっと驚くような成果を出す。

それがコンサルタントに課せられたミッションなんですよ。
したがって、仕事の「質」と「スピード」の両輪でもってプロジェクトを推進するような高いパフォーマンスを出すことが常に求められるわけです。

著者もマッキンゼー・アンド・カンパニーで日々悪戦苦闘しながら、いつの間にかそのなかで「質」と「スピード」を兼ね備えるための思考と技法を叩き込まれて、いつのまにか習慣にまでなって自分のものとすることができたというわけです。

これは私も著者と同じく、これまで出会ってきた優秀なビジネスエリートにも共通している習慣です。

他にも共通点として挙げられるのが、彼らは仕事を楽しんでいたんですよね。最も重要なことにフォーカスすることで他のことに気を囚われることもなく夢中になることで楽しんでいるんですよね。

こうして仕事にドキドキ・ワクワクしているからこそ、そのエネルギーが仕事に現れますし、まわりの人や顧客を惹きつけて巻き込んでいくのだと思います。

これが「熱狂が熱狂を呼ぶ」ということなのかな?

少し前に紹介させていただいた見城徹さんの書籍では本の中でこう語られていました。

「往く道は苦しい。仕事は憂鬱なことだらけだ。苦しさと憂鬱に耐えて耐えて耐え抜き、精進を重ねて仕事をまっとうする。暗闇の怖さにおののかず、思い切ってジャンプする。こうして生が終わり、死を迎えれば悔いは少なくて済む。」ーたった一人の熱狂 (幻冬舎文庫)/著者:見城徹より

ここだけ切り取ると、常に眉間にしわを寄せている姿を想像しますが、きっと楽しいと感じる瞬間もあって続けれると思うのですよ。楽しむことにフォーカスを置くか、苦しむことにフォーカスしていくのか、感じ方ややり方はそれぞれで良いと思うのですよ。

結局は、やっていることは同じなんですよね。

こうしたマインドを持つ人が、「30分で新規事業を考えろ」というタスクを与えられたら、30分とは言わず15分もあればその会社の組織風土に合うような新規事業を提案できるはずです。その場に向かう前に徹底した会社分析をしているので、常に答えを持っている状態で出向いているはずだからです。

なぜこんなことができるのかというと、限られた時間のなかで最高の質のアウトプットを出す思考法が存在するからです。著者は、これを「ミニマム思考」と呼んでいます。

「ミニマム思考とは、価値を生み出す最も重要なことに集中して、最小の力でそれを成し遂げる思考法のこと」 ー本書より

だそうです。このようなミニマム思考ができる人というのは、仕事に取りかかる前に集中すべき最も重要な仕事を明確にして、それ以外を「捨てる」技術を身に着けているということなんです。

だから、あらゆるムダを省くことにつながって、「最小の力」で「最大の結果」を手中に収めることができるわけです。これは私がが提唱する「アグリハック」の考え方にも通じるものです。

つまり、本書の著者がいう、「ミニマム思考」を実践できる人にとっては、仕事の結果は「はじめる前」に決まっているといえるんですね。どうですか? やらないことを考えてから物事に着手する習慣を身に着けるだけなんですよ。今までよりスピードを挙げろとかそういうことじゃないんですよね。

だから思考法だけで仕事の質があがるというわけなんです。

本書では、著者がマッキンゼー時代に一緒に働いてきた優秀な上司や同僚、あるいはビジネスの最前線で縁を紡いできた、ビジネスエリートたちから学んだことをベースに、著者のコンサルタントとしての経験を加えたうえで、限られた時間で、「最高の質」をアウトプットするためにどのように仕事を「段取り」していけばいいかが紹介されています。

これはマッキンゼー入社後3カ月で叩き込まれる基本技術だそうです。友人もマッキンゼーにいまして、その苛烈な仕事内容は存じ上げていますが、意外とフリーランスでそれなりの実績(年収2000~3000万円クラス)を上げている人も同等の実力と仕事内容なのかなと思います。

結局は突き詰めれば、仕事内容も年収も会社勤めしていようがしていまいが、あまり変わらないということですね。そしておそらくマッキンゼーでもそのクラスの人は会社の看板では働いていないでしょう。

そんな著者の送る「仕事術」これはかなりおススメの内容だと思ったので紹介させていただきたいと強く思いました。

これはあくまで個人的なブックレビューなので、既知の内容についてはAmazonの概要欄をお読みください。

私からのメッセージとしては、本書で学ぶ「最小の力で最大の結果を得る思考法と段取り」は、あなたのこれからの仕事に役立つことはもちろんのこと、あなたの人生の時間を豊かにする一生モノのツールだと思います。

ぜひこの機会に身につけてみてはいかがでしょうか、あなたのキャリアをより煌めかせてくれると思いますよ。

それではまたお会いしましょう!

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