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【ファスティングに目覚めろ!】 できる男は超少食

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Hey! What's up people~!?  鎌田です。今回も編集者目線で気になった本をご紹介させていただきたいと思います。今回はこちら「できる男は超少食」です。

あなたは一日三食派ですか?私は午前中に仕事を終わらせたいので、午前中はコーヒーのみで過ごします。仕事が終われば昼も食べませんが、軽くお酒飲んだりもします。

夜は家族と食事を摂りながらお酒と炭水化物は一切摂取しないようにしています。学生時代はラグビーやアメフトとスポーチやっていたせいか大食漢で人よりは食べる方でしたが、ワレンベルグ症候群(脳梗塞)を経験してから急速に食欲が減退したのです。

こうしたことを契機に、自分なりに体調を整えていこうと思うところあって本書を取り出してみた次第です。

ファスティングというのは、断食だったり少食をする行為を指しておりまして、「万病を治す妙法である」なんて言われていますがこんなことって本当なんでしょうか?

調べてみるとそもそもこれは、約5000年の歴史を誇るヨガの教えからきているみたいで、「万病が治る」とは魔法の力とかトンデモ系の話でも何でもなくて、人が生まれ持って誰しもが持つ自然治癒力を最高に活性化させるという意味になります。

古代ギリシアの医聖ヒポクラテスは「人間は生まれながらに、体内に100人の名医をもっている」と説いたそうです。この「100人の名医」とは自らの身体のなかに備わった自然治癒力のことで、人間に限らず生命には「自ら治す力」をもっています。

しかし、現代医学では、この自然治癒力をあまり重要視していないというところが問題として浮かび上がってきたんです。なぜそうなったかについて言及しておくと、それは西洋医学が生命というものを「物質的な存在」だと、考えはじめたからなんですね。

つまり、人間の身体を「モノ」として捉えてしまったことに端を発しているわけですよ。そしたら当然「モノに自然に治る力などあるわけがない」と考えてしまうというようなことになってしまったという訳なんです。

これが機械的生命論であって、その考え方って現代医学にまで引き継がれているということになっているわけです。つまりは、医学は自然治癒力を否定しているともとれるわけで、本書は「トンデモ」本に分類しちゃう人もいるかもしれませんね。

でも、同時に人は誰しも自然に理解していると思うんですよ。たとえばキッチンで手を切っても、いつの間にか傷は治って跡形もなくなっていますよね。これが自然治癒の力が持つ力なわけです。

私たちは、この自然治癒力が備わっているから、生きていられるのであって、これはいわば生命の基本原理なんです。

しかし、過去200年にわたる近代医学では、「病気を治すのは、医者であり、医薬であり、医術である」という奢りによって自然治癒を軽視してきたことは否定できないです。

どちらも一長一短ある話だとは思いますが、極論のあるところでは医学は病気を治せず、それどころか悪化させ、死なせていると捉えているむきもあるわけです。

たとえばイスラエル全土で病院がストをしたら、死亡率が半減して病院が再開したらもとに戻ったそうなんです。こうしたエピソードは、言い方にとげがありますが人類の半分は病院で殺されていることを意味します。

もちろん医療従事者がそんな思いで治療にあたっているはずもなく、こういう記述に関しては拒否感を感じつつも、古代ヨガのもつ叡智の力を見直して、ヒポクラテスの箴言(しんげん)に立ち返るタイミングなのではと同時に思いました。

それはこの感染症予防対策によって医療の現場がひっ迫しており、SDGsの活動によって少しでも環境への負荷を低減しようという取り組みと同じく、医療現場の負担を少しでも減らす活動として取り入れてみてはどうだろうかと思った次第です。

そこで著者は、現代医学に替わる新しい医学を提案しています。

それは自然治癒力に基づく『新医学』ということで、その根幹をなすのがファスティングなのです。それは私たち生命がもつ自然治癒力に注目し、本当の健康に導いてくれるのかもしれないと思います。

私たちは病気の人に向かって「しっかり食べて早く治して」とよく言いますよね。でも野生動物であれば、怪我をしたり病気になったときどうしているかというと、巣穴にこもって、横になって、何も食べずに、静かに回復を待ちます。

イメージするのはマイケル・フランクスのタイガー・イン・ザ・レインですね。彼らは、治癒のためには「食べないほうがいい」ことを、本能的に知っているのです。

マイケル・フランクス - トピックより

食べるって行為は少なからず内臓に負担を与える行為なんです。つまり食事をしないあいだに自然治癒力が最大限に働くわけです。 自然治癒力の中でも免疫力は特に重要です。

たとえば感染症などの外敵や、さらには悪性腫瘍などの身体の中の敵と戦ってくれているんです。

もうひとつ重要なものは、排毒力です。この体毒を排出することで臓器や組織を浄化して、自然治癒力を高めるといんですね。

断食は最高の治療であって、白血球の一種マクロファージは極限の飢餓状態にもっていって、はじめてわかるすごい作用があるということなんだそうです。

これは私が実体験として知っていて、その有効性は体感しているところでございます。では、いったい一日一食の食事は何を食べればいいのでしょうか?

ファスティング始めたての時は胃腸に負担を与えないようにおかゆを食べることをおススメします。

そして落ち着いてきたらやはり病気にならない、健康的な食生活のキーワードは日本の伝統的な「和食」です。懐石料理とかじゃないですよ。

もっと庶民の食べる粗食がいいんですね。たとえば梅干し、ごま、海苔、干ししいたけ、番茶などは発がん性を抑えることが知られています。

そして大豆はアメリカ政府も認めた「抗がん食品」のトップです。味噌汁を飲むと肝臓がんや乳がんの発生率が激減することがわかっています。

味噌は酵素たっぷりの発酵食品ですし、ほかにも、しょうゆ、納豆、漬物、甘酒なども発酵食品です。

私たち日本人の祖先は現代人と違って、動物たんぱく食品を摂取しなくても、立派な体格と健全な精神を持っていたとお茶の水クリニック院長の森下敬一博士は強調されています。

現代日本人の健康は、この酵素不足を解消しなければ回復不可能である。健康食品の『酵素』を摂り入れ、体内の酵素の消耗を補って活性を高めることが、今日望まれるもっとも確実で有効な方法なのだ。-森下博士の書籍『クスリをいっさい使わないで病気を治す本』より

「よく食べる男」=「できる男」というのは思い込みであって、小食でも全然問題ないってことですね。古来からヨガや仏教、そして東洋医学に至るまで養生法では、例外なく「少食健康法」が説かれています。

1999年の サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)の発見によって、少食長寿は医学的にも立証されています。これはマサチューセッツ工科大学のレオナルド・ガレンテ博士によって発見された長寿遺伝子で、カロリー制限でオンになることがわかったのです。

1935年には、すでにコーネル大学のマッケイ博士によって「マウスを腹六分で育てたら寿命が2倍に延びる」ことが証明されていましたし、2009年、アカゲザルを使ったウィスコンシン大学の研究でも、腹七分にしたサルは好きなだけ食べたサルに比べて1・6倍長生きしたという結果が発表されました。

老化という現象は遺伝子の「傷」、で起こります。

長寿遺伝子が発動すると、全身細胞の遺伝子に保護層、ができて活性酸素などから遺伝子を守ります。

その長寿遺伝子をスイッチオンにするのはカロリー制限、つまり空腹感だということが明らかになったのです。

さらに、消化吸収のために使われるエネルギーが排毒に向けられるため、病気が治ります。

病気の元凶体毒がデトックスされるのですから当然ですよね。そして、肌が若返る、つまり自然治癒力が働きます。若さとともに美しいプロポーションもよみがえるのですね。

さぁ、大食いと超少食、あなたはどちらの人生を選びますか?

またお会いしましょう!

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