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リーダーになりたくなかった人の「リーダー論」

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先週、#推薦図書 で特にスキを集めた記事に選んでいただきました。当該記事はコチラ!みなさま応援ありがとうございました♡

あなたはリーダーってなりたいですか? これまでいくつもの会社を経営してきて何言ってんの?って思われるかもしれませんが私はリーダーという器も無ければ好きでもありません。

私は幼稚園の頃の記憶ってほとんどなくてメロンパンが食べきれなくて泣いたことだけ覚えています。今でもメロンパンもメロンも嫌いです。笑

小学生の頃も特に目立つ存在ではなかったっと思います。走るのは速かったのでリレーでアンカーを走ったときに最下位から優秀にまで駆け抜けた気持ち良さは今でも爽快感を覚えています。

中学生の頃だって勉強はできたけど、あまり表に出るのが好きじゃなかったので地味だったはず…大学の時には弾けてディスコでDJとかしてましたけど、表に出るのは「DJ MARK」というアイコンであって自分自身という気持ちは微塵もありませんでした。

アメリカで働くようになって会社の中でチームの一員ではあってもチームを引っ張っていってたわけじゃなりませんでした。しかし、会社で新規事業として日本でシネマコンプレックスを展開するよ~!って話になった時にプロジェクトリーダーに抜擢されたんです。

ちなみに日本人は私しかいなかったというヲチで、消去法的なリーダーでした。しかし、立場や役職で人は育つもので全国展開するまでに成長させることができました。

その後いろいろあったりなかったりでキリンビールに転職しましたが、個としての成績は良かったと思いますが、チームを率いて…という立場でもありませんでした。

それ以前に父の酒屋をコンビニエンスストアに業態変換させたときにオーナーとしてある意味、チームのような多種多様な人たちを引っ張りましたけど、これなんか出来上がった仕組みの中の話なので一般的な会社でいうと課長的な役割だったのですかね。

そこからいきなり起業して社長となって皆さんのお陰で自分の中で自分なりのリーダー論のようなものができあがりました。

会社は成長していくつもグループ会社もできましたが、どうにもしっくりこない…気付いたのです。「あぁ俺はあんまり賑やかなの好きじゃないな」とか「頼られるのとか嫌いかも」ということです。

これまで上場企業では経営企画室や成長戦略室で活動してきましたが、これも「個の能力」であってけしてチームで何かしてきたわけじゃぁないんです。

ただ、そうした中で色々な「リーダー」と出会ってきました。トップダウンの経営者もいましたし、調整系の経営者も少数派ですがいらっしゃいました。

ここでその特性の是非については述べませんが、リーダーシップという言葉に表されるように、「この人についていきたい」と思わせるだけの何らかの根拠が必要なのです。

自分がそうだ。なんてとても思わないのですけど、私の経営していた会社は地方にあって、成長企業でしたし平均年齢もかなり若かったのです。色々なところから引き抜きの話があったようです。

それでも誰一人抜けることなくバイアウトまで駆け抜けることができました。給料がうちの方が良かっただけというオチかもしれませんが、私は兄貴肌ではなく「俺についてこい」ってタイプじゃないし、自分に圧倒的な自信があるわけでもなく、強烈な個性でもってトップダウン経営はしていませんでした。

かといって各々の意見を聞き入れながら調整役に徹していたわけでもなかったです。考えていたのは社長だろうがリーダーであろうが、会社にとっては一つのアイコンでしかなく、役割を全うするだけだよなってことです。

現在はフリーとして活動しているので、コンサルティング先からヘッドハンティングのお話もいただくのですが、「マネジメントやってね」って話が多いんです。

でもマネジメントに「力」があるとすれば私にそんな力はありません。ただし編集する能力には自信があるので、私の理想とするリーダー像というのは、一部の優秀な個の能力に頼らない事業推進です。

個々の能力を見極めて適材適所に割り振る。そこに適性がなければ新規事業で能力開発するといった具合でしょうか。ここにリーダーシップとかリーダー論が必要ということではなくて社内にしっかりしたフレームワークを用意しておくことです。

そのうえで自走していけるように評価システムを運用してあげればいいんじゃないのなんて思っています。

そうすれば残念な離職も避けられますし、インターンシップからの就職率の高さも得られると思います。こんな下向きでいいのかって話なんですけど、地方では実際のところ、こういった姿勢にならざるを得ないのではないでしょうか。

参考になるかならないか、まとまりのない話になってしまいましたけど、こういうリーダー論を持っている経営者もいるってことでニッチな層から支持していただけましたら望外の喜びにございます。

それではまたお会いしましょう!

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