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イベントコンパニオン業務を通して第三機能を発達させた話

当方、ENTP女性、以下のふざけた呟きにもある通り社不である。

そんな私でも学生時代は素晴らしい労働環境に恵まれたおかげで、3つのアルバイトを掛け持ちしていた。

  1. 事務系(技術担当)

  2. 研究系

  3. イベントコンパニオン系

以上のラインナップは一般的な学生アルバイトとしては特殊な方だと思うが、雇用形態も全て一般的なものと異なっていた。
学生だったからと言えるが、雇用主が全員とても寛大で、常識の無さを活かした最強の働き方ができたので、私でもできた。
もう別の土地にいくので辞めたが、すごく良かったので忘れないうちにどういうように成長できたか記録する。

事務系と研究系は分かるが、イベントコンパニオン系は最も自分とかけ離れた仕事だと思ったので、一番長く続いたのは驚くべきことだった。(3年間)

働くまで

過去の私に対する否定的見解は挙げたらきりがないが、まず多くの時間を病院のベッドで過ごしてきたので世間一般の常識を知らず、社会に適応できない状態だった。
しかし、条件とかが気に入ったので
「生きてる人間という要件はクリアしてるんだからどう思うかとかは個人の問題だよな。」
と開き直って秒で面接に行って合格した。

主な業務内容は立っておくこと、言われた通りに喋ること。
普通のイベントコンパニオンがどういうのか知らないが、真面目な地域のイベントとか式典に行くちょっと違うやつだったので、衣装もほとんど地味なものだった。
所属したら、イベント毎の募集に選ばれたら行く。体調と相談してスケジュールを入れられるので良い。
イベント現場ではいい意味でシャバい人材が豊富なのだが、そういう人と関わる機会の少ない私からしたら新鮮で興味深かった。浮いてたけど。

第三機能を発達させた話

いろんな助言を受けつつやっていくうちに、Feを発達させる必要に駆られた。ENTPの第3機能であるFe(外向的感情)は、当時全く働いていなかったが、発達させたことで人間的に成長したと言われることが多くなった。

第三機能については以下。

上記の記事ではENTPの例が紹介されている。

ENTP型の人は自身を「コミュ障だ」ということが多々あります。彼らは実際に外向的感情に苦手意識を持っているものの、幼少期に生きていく上で身につけており、表面上は外向的でコミュ力が高く感じるのですが、実際に本人は苦手意識を持っており、本当に自身のことをコミュ障と感じています。
このように、第三機能は周りの人から見ると身につけていそうだけど、実際には自分の中で疑いがあるような機能である、ということが一説として言えるでしょう。

今すぐ使える心理学「第三機能について」

わかりみが深い。
上記の記事ではHUNTER×HUNTERのヒソカやドラゴンボールのセルにも言及されているが、この書き方だと彼らが自分のことをコミュ障だと思ってるみたいで笑う。
そんな奥ゆかしさ、ある?
でも私もそうだから、もしかしたら彼らも「自分は人見知りだから💦」「どうしよう…無視されたら…どうやって話しかけたらいいか分かんないよ…」とか思ってるかもしれない。
ENTPってだいたい第一印象がぼんやりしてるそうだけど、人見知りだから説ある。

Feについては以下。

外界の人間関係に注意を向け、社会的価値観や礼儀を重んじるようになります。 他者にとって心地よく感じられるマナーは、人間関係を円滑にすることができ、平和を築き上げるためには 非常に大切なことです。
優雅で洗練されたマナーは、一般的に快く受け入れられ、肯定的なフィードバックを受けるので、 そのような態度は強まります。 礼儀正しく、親切で、友好的な態度を表に出すことをはばかりません。

外向的感情(Fe)の詳細

・・・つまりどういうことだってばよ?
よく分からないけど、「おもてなしの心」というのは分かった。
これはイベントの開催側に必要とされるものだと思う。
イベント現場では大勢の人を相手にするので、集団のニーズを満たせるような条件を用意して意思決定を行う必要があるわけだ。

外交的感情の伸ばし方は表情からスタートと言われている。

・相手の表情を読んで、自分の表情筋を鍛える
・相手の表情を読んで、相手がどう感じているのかを正確に認識する
・ミクロの表情分析
・毎朝全部の表情の練習をする
・毎日その日の発言、行動、態度、表情を復習する
・「あの時の表情がムカつく」とか周りから言ってもらう

ユング心理学研究所【16の性格】instagram「●外交的感情」より

私は大学で2つの専門分野を持ったが、コミュニケーション学がそのうちの1つだったので、非言語コミュニケーションの内容は総論的に把握していた。なので、心理機能のことなどは知らなかったが無意識に非言語コミュニケーションを重要だと捉えるようになった。
コミュニケーション学は欧米の方が進んでいて、ボディランゲージをよく使う場では特に非言語コミュニケーションの影響力を感じる機会が多い。
イベント現場でもそうだった。

丁寧な所作や声の出し方、安心感を与える表情、場にふさわしい言葉遣いを何度も確認し、反復して練習した。具体的には以下。

  • 韓国アイドルの「表情管理」をお手本に、いろんな種類の笑顔を練習、笑顔を作るための筋肉を鍛えるなど。

  • 美しい言葉遣いの文章をゆっくり音読する練習で、ENTP特有の早口捲し立てを矯正。お嬢さま言葉速修講座は特に効果あった。

それらが自然にできるまで繰り返した。
元々言葉づかいがかなり悪かったこともあって、こういうのが身についただけで周りからの対応が全然違うことに気づいた。ENTP特有の率直な物言いも、場にふさわしい言葉に包むだけで「知性のある人」と見てもらえる。
コミュニケーションが改善されたおかげで自分をいい意味で出せるようになり、人間関係で無双できるようになった。

Feは便利な道具程度に思っていたが、楽しくて努力していた。そこまで頑張っている人は他にいなかったので、めちゃくちゃストイックな人みたいになって不気味がられた。
見兼ねた上司が個別でリポーター等のお仕事をくれるようになり、それからはメディアに出るほうの仕事が中心だった。
正直あまり好きではなかったが、反響は思ったよりあったし、そのおかげですごい人達との人脈がめちゃくちゃ広がったのでやはりメディアはすごいなーと思った。(テレビとかほとんど観ないけど^^;)

何故か食レポの機会も多かった。(Si劣等が1番無理なやつ)
食レポはISFJ(Siが1番得意)と特訓しまくって不可能を可能にした思い出がある。
元々「美味しい・まずい」以外の味がわからなかったが、集中して味を「感じ」、味の4象限モデルで「定義」することでできるようになった。Siユーザー、日常的にこれをしているのかと尊敬した。
日常生活で友達とご飯に行った時などにこの食レポスキルは大いに役立つ。もう忘れたが。

また、イベント現場は流動的環境なので、ENTPの不測の事態への強さみたいなものが活きる。
どんなに緊張する場面も、余裕の振る舞いをするのが私の役割だ。
当初は飲食系を1日でクビになるレベルの役立たずな上にコミュ障で迷惑しかかけていなかったが、最終的にはいいフィードバックをいただけるようになったので、少しは役に立てていたと思われる。

Feの副作用

Feを発達させることで色んなメリットを享受したが、一つ副作用に感じることがあって、それは感情を隠しにくくなったことだ。(Fiが発達しただけ説ある)
でも、今までは気持ちを押し込めて体調に悪影響が出ることが多かったので、その場で解決されるようになってから体調を崩すことが少なくなった。
この副作用もたまにはいいかもしれない。

まとめ

第三機能を発達させたら、いい意味で自分を出せるようになり幸福になれたという話でした。

※心理機能、詳しくないので間違っているかもしれない。

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