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Iain Matthews-『Siamese Friends』

個人的おすすめは1曲目と8曲目!

「そこ?(笑)」と言われるセレクトかもです。手元に置いて定期的に聞きたくなるアルバムです。
このイアン・マシューズという人、複数のバンドに参加したり、ソロ作もたくさん出したり、関連作品がかなり多く、なかなかすべて聴くに至りません。。。

なかでも有名なのはイギリスのフォークロックバンドFairport Convention のメンバーとして3枚目のアルバムまで活動していたこと、ソロ作最大のヒットとなった”Shake It”(Terence Boylan作のカバー)、ソロアルバム『Stealin Home』、マシューズ・サザンコンフォートでJoni Mitchell の”Woodstock”のカバーで全英1位を記録したことなどでしょうか。
私はリアルタイムで聴いたわけではありませんのでよくわかりませんが、
イアン・マシューズという名前を言うとこの辺りの話が返ってきます。

なので、イアン・マシューズの作品の中で、この『Siamese Friends』というアルバムが一番好きだと言うと、だいたい「そこ?(笑)」と言われます。

このアルバムはイアン・マシューズのオリジナルとカバーが半分ずつ。
カバーは
A2 Survival (Marc Jordan)
A4 Home Somewhere(Jules Shear)
A5 Crying In The Night(Stevie Nicks)
B1 The Babe She's On The Street(Jona Lewie)
B3 Anna(John Martyn)
の5曲。

私が特に好きなのは、B3のAnnaです。John Martynはイアンマ・シューズのお気に入りらしいです。
やさしい語り口と甘い声、彼だからこそ生まれる独特な
コーラス効果、とても癒されるアレンジになっています。

また、オリジナル作もどれも好きですが、
やっぱり冒頭のA1のYou Don't See Meが良いです。ほんとに元フェアポートのメンバーですか?と言いたくもなるようなポップさ、AOR感も感じされる洗練されたアレンジでこれまた聞きやすい。
歌詞も理解して聞くと、聴き終わったときに何か吹っ切れたような爽快感があります。

アルバムを通して聴くと、この人のボーカルの幅の広さ、アレンジの秀逸さがやはり感動ポイントです。
ジャケットデザインも裏表、ライナーまでオシャレです。

今年2月の来日公演では、年を重ねた重厚感のある歌声に、また違う感動と凄みを感じましたが、この『Siamese Friends』は若き頃の美男子イアン・マシューズの魅力が感じられるアルバムだと思います!


2023年2月 新宿でのライブがありました。しかもピーター・ゴールウェイも。

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