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LSE進学を決めた理由

こんにちはPink Shibaです!

今回の投稿では、僕がなぜLSEへの進学を決めたのか紹介したいと思います!

既に他の記事でも書いていますが、僕は
LSE (London School of Economics and Political Science)と
University of Oxford、そして
University of Manchesterからも合格をもらっていました。
また、Univesity of Cambridgeにも応募しましたが*、こちらは2022年6月12日現在でまだ結果が出ていません。英国大学院応募の結果が出るまでの時間についての記事は別に書いたので、気になる人はこちらも読んでみてください!^^

*(Cambridgeからは8月の末になってやっと合格通知が来ました。先方としては大学は10月からスタートなのでこの時期の通知でもいいかと思ったのかもしれませんが、遅すぎだったのでもう選択肢としては考えておらず、辞退しました。)

話を戻して、3つの合格の中からなぜ僕がLSEを選んだのかについて、僕の採用した基準を紹介したいと思います。ただ、大学院選びの基準は人それぞれなので、あくまで僕の場合はこう考えたという程度に理解してもらえればと思います!

まず、3つの合格を持っていたとお話しましたが、実質的にはLSEとOxfordの二択でした。というのも、僕は元々はLSE, Oxford, Cambridgeの3つを志望していたからです。

Manchesterも非常にいい大学ですが、僕の研究したかったジェンダーギャップを専門とし、僕が指導教官になってもらいたいと思う先生はいませんでした。それでもなぜManchesterに応募したかというと、志望していた3つの大学院からの結果が中々出ず、一つは合格を持っておきたかったと考えたからです(僕にとって英国の大学院に行くということは譲れないことでした)。

そういう訳で、以下では合格をもらっていたLSEとOxfordのうちなぜLSEに進学することに決めたのかを書いていきます。

僕がこの2つの大学院を比べたときに基準にしたのは、主に以下の4項目です。
留学費用
社会学分野での評判
英国就活のし易さ
出会える人の多様さ

留学費用

まず、切実な問題として留学費用があります。

僕の応募した2022年度のLSEの学費は£24,456 (約400万円)、Oxfordは£30,330 (約500万円)でした。

僕は幸運にも約200万円の奨学金を確保していましたが、それでも残りは自費で捻出しなければいけませんでした。僕は親には頼れなかったので、大学4年間+Gap yearにバイトやインターンをして貯めたお金から残りの学費などを捻出するつもりでした。

さらにLSEからは約£5,000 (約80万円)の奨学金をもらうことができ、それを差し引いた実質の学費は約320万円でした。一方で、Oxfordの奨学金にも沢山応募しましたが、これの結果が分かるのはオファーを承諾してから(進学決定後)だったので、奨学金に全く受からないという心配もありました。

以上のことから、留学経費の面ではLSEの方が200万円近く安くなりそうだったので、この基準ではLSEに軍配が上がりました。

社会学分野での評判

次に社会学分野での評判についてです。
OxfordはCambridgeやハーバード大学に並んで世界的にネームバリューがある大学ですが、あくまでそれは総合力の話です。僕は自分の分野の人に認められればいいと考えていたので、大学の総合的な評価にはあまり注目していませんでした。
一方のLSEは、社会科学の分野では確固たる地位のある大学で、僕はこの2つの大学に社会学分野での評判面で大差はないと考えました。実際、各種の大学分野別ランキングでは、年によってLSEがOxfordより上だったり、その逆だったりします。

QS World University Rankings by Subject 2022: Sociology

以上のことから、LSEとOxfordの社会学分野での評価については同じくらいだと考えました。

英国就活のし易さ

3つ目の基準だった英国就活のし易さについて、先の項目同様、僕は基本的に大差がないと考えています。どちらの大学も、英国内では評価が高い大学だからです。
しかし、最終的に僕の中ではLSEの方が英国就活のサポートが充実しているのではないかという結論に至りました。それには次の2つの理由がありました。

①LSEの卒業生の詳細な進路が公開されている。
②LSEがロンドンの中心街にある。

①について、LSEのwebサイトでは特定の年度に卒業した学生の専攻や勉強レベル(学部/修士以上)別の進路や収入が詳しく公開されています。例えば、2018/19年度に社会学を専攻した修士以上の学生で検索すると次の結果が出てきます。

What do LSE graduates do?の検索結果①
What do LSE graduates do?の検索結果②

収入の中央値は£28,500、平均値は£32,298。67%がフルタイム雇用で9%がパートタイム雇用、9%が教育機関で雇用されており、研究を続けている、etc。

このような調査をしっかり行い詳細を公表しているのは、ある意味充実したキャリアサポート体制の表れだと感じました。

②は説明不要の気もしますが、LSEはCityを呼ばれるロンドン中心街に非常に近く、就職の情報も入ってきやすいと思いました。

出会える人の多様さ

最後に、出会える人の多様さでは、LSEが勝っていると考えました。

もちろん、学生数9000人程度のLSEと25000人のOxfordの単純比較では話になりませんが、LSEの周辺にはUCL, KCL, SOASをはじめとしたロンドン大学などの大学がたくさんあります。これらの大学生とSociety(サークルのようなもの)やパブ、寮生活で交流できることは僕にとって大きな魅力でした。実際、僕はロンドン大学の学生寮に住む予定です。

まとめ

このような僕が重視する基準によるLSEとOxfordの比較の結果、社会学分野の評判は同程度だと考えましたが、他の3項目ではLSEの方が自分に合っていると考え、LSE進学を決めました。

OxfordのCollege制度が、ハリーポッターのようで魅力的だと思ったこともありました。でも、1年の大学院生活でそれをどこまで活用できるの分わからなかったこと、そしてその排他性が少し性に合わないと感じたこともあり、これは僕がOxfordに行きたいと思う理由にはなりませんでした。

以上が僕がLSE進学を決めた、非常に個人的な理由になります。

大学選びの基準は人によって千差万別なので、今回の記事が参考になるかはわかりませんが、読み物として楽しんでもらえたのなら嬉しいです^^


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