リフレクション 「成長」
今回で4回目です。
今のところリフレクションとは「気づきが知識へ昇華していくことで自分を成長させることができる」と言えるのではないかと考えています。
今回は「成長」ということについて考えてみたいと思います。
本書には「ALACTモデル」というリフレクションがうまく回り,さらなる行為を誘発し,気づきがスキーマへ,理論へ昇華していくサイクルが示されています。
これがうまく回れば,小文字の理論が定着し,大文字の理論も自分の知識と結びついたものになっていくでしょう。
これはもちろん,自分が高まる,成長するということであると思うのですが,それ以上に大切なのが,自分を知るということです。
自分を知ることで,自分の強みやしたいことが鮮明になり,それは行為をより自信をもって行える支えになり,自分の中に芯がある状態で生活できることは,さまざまな場面が成長につながっていくと考えています。
直接的にではないにしろ,リフレクションの中にある,自分を知るということは,成長に大きな影響を与えるのではないでしょうか?
それでは,自分を知るということは?
自分を知る。リフレクションではそれを自己の「強み」を知るということで示しています。
これは単に得意なことを知るということもありますが,それ以上に,自分の素敵なところを知るということがとても,学校教育においては大事なことだと感じています。
「コア・クオリティ」という概念があり,「頼りがいがある。決断力がある。やさしい。」など無限に存在しています。
例えば,何度間違ってもあきらめず挑戦する姿に,「粘り強くて,やり遂げようとする力があるね。」なんて会話が生まれたら,それはとってきな一場面です。
リフレクションは個人でするだけでなく,他者との対話の中でも生まれていきます。
そこで,このコア・クオリティという価値を互いに話していくことで,自分のより深い部分にあるコア・クオリティに気づき,それが自分の行為へとつながっていくのです。
かなり省略して紹介させてもらったので,この部分はぜひ本書を手に取ってほしいところです。
非認知能力とのかかわり
このコア・クオリティというのは,自分の感情や望みともかなり近いものがあると感じています。
自分の強みは自分の望みとつながる可能性は高いですし,感情がどう動くのかは自分の芯の部分(強みや望み)に左右される可能性が高いです。
もう少ししたら,非認知能力の分野に戻ってnoteを書き始めようと思うのですが,ここら辺も触れていきたいと思います。
今回もお読みいただきありがとうございました。
誰かの「よりどころ」になりますように。
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