Adobe社のライセンス戦略
Adobe社は、アメリカを代表するソフトウェアメーカーであり、PhotoshopやIllustratorなどのクリエイティブ活動に役立つ製品の提供や、PDF編集ソフトウェアとしてAcrobatを提供しています。
彼らのライセンス戦略を簡潔に表現すると、急速に永続ライセンスからサブスクリプションライセンスへの移行を進めています。ライセンスには、サブスクリプションライセンスとしてETLA(包括的ライセンス)、VIPがあり、永続ライセンスとしてTLP、CLP(現在は提供されていません)という種類がありますが、永続ライセンスの価格上昇やプログラムの提供終了、そしてサポート終了など、ほぼ強制的な施策により、永続ライセンスが選択肢から外れつつあります。
【Adobe社の永続ライセンスからサブスクリプションライセンスへの移行施策】
2018年10月1日から、永続ライセンス版のみ価格が上昇
2020年9月(日本語版)にCLPライセンスプログラムの提供が終了
2022年6月6日にはAcrobat 2017(永続版)のサポートが終了
2022年8月にVIPライセンスの価格改定
2022年12月1日をもって、TLPライセンス(企業向け)Adobe Acrobat 2020(永続版)アップグレード版の販売が終了
2025年6月1日にはAcrobat 2020(永続版)のサポートが終了
PDF編集ソフトなどでサブスクリプションライセンスへの移行にお悩みの際には、お気軽にご相談いただければ幸いです。
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