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社会福祉士が、認定社会福祉士になるまで。#01

認定社会福祉士になりたい。

そう思うようになった理由は幾つかあります。

1つ目は、学んできたことを形にしたかったから。

社会福祉士の国家試験に合格した後も、自己研鑽のために東京社会福祉士会が主催している研修で学んできました。そこで得た学びは、社会福祉士になるために学んだ教科書の座学よりも具体的でした。高齢・地域・司法・子供・外国人。多種多様なフィールドで活躍する社会福祉士とのグループワーク、意見交換。これらは確実に私の価値観の基盤を作ってくれました。

「ぱあとなあ東京」(東京都社会福祉士会の成年後見人業務を管轄する部門)に所属するためもあって、基礎研修Ⅰ・Ⅱ・Ⅲをまず受講。
それぞれ1年間の通年研修なので、基礎研修Ⅲを修了するまでに「3年」かかります。しかも、このご時世で対面研修が出来なくなり、基礎研修Ⅲを受講しようと思っていた2020年は全面中止。翌2021年にオンライン研修が開始されたため、やっと受講することが出来ました。なので、基礎研修Ⅲを終えるまでに4年間かかりました。

この基礎研修Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの受講が終わった頃、更に専門研修を受けたり、スーパービジョンを受けたりすると、認定社会福祉士になれることが分かりました。せっかくなら、ここまで学んだ4年間(しかもここからあと2・3年はかかる)学んだことを形にしたい、と思うようになりました。

2つ目は、職場の素敵な先輩が「認定言語聴覚士」でカッコよかったから。

「認定」が付いていると、「資格取得後も学んでこられたんだな」とか、「その分野の専門性が高いんだろうな」と感じます。「認定」が付くようになる方法は資格によって異なりますが、国家試験合格後も研修を重ねたり、実務経験を重ねたりする必要があることは同じかと思います。その学び続ける姿勢が素敵だなと感じました。

3つ目は、素敵なスーパーバイザーが「認定社会福祉士」でカッコよかったから。

私はスーパービジョンを受講していて、現在2クール目です。(ちなみに、認定社会福祉士の取得のために、全部で3クールを受ける予定です。)2クールとも同じ先生にスーパーバイザーをお願いしています。親子ほど年齢の離れた社会福祉士の大先輩でありますが、いつも温かく、時に厳しく、私の現場での話を聞いてくださいます。その先生が、やはり認定社会福祉士なのです。憧れますよね。

4つ目は、日本社会福祉士会の「独立型社会福祉士名簿」の登録に必要だから。

「独立型社会福祉士名簿」についての説明として、『日本社会福祉士会では、都道府県社会福祉士会に所属する社会福祉士が、独立型社会福祉士として地域を基盤にソーシャルワーク実践を行う場合の質の担保および信頼性の向上を図り、もって援助を必要とする人々の生活と権利の擁護に寄与することを目的に「独立型社会福祉士名簿登録制度」を構築しています。』(公益社団法人日本社会福祉士会HP)とあります。

その名簿登録の要件として、次のように説明しています。
「名簿登録要件  2016年2月から登録要件が以下に変わりました。」

  1. 都道府県社会福祉士会の会員である者。

  2. 認定社会福祉士認証・認定機構により認定された「認定社会福祉士」である者。

  3. 本会へ事業の届出をした者。

  4. 本会独立型社会福祉士委員会主催の独立型社会福祉士に関する研修を修了した者。

  5. 毎年の事業報告書の提出を確約した者。

  6. 社会福祉士賠償責任保険等への加入を確約した者。

  7. 独立型社会福祉士名簿の公開に同意した者。

(公益社団法人日本社会福祉士会HP)

今後の目標として、独立型社会福祉士も視野に入れて活動をしています。その場合、やはり信頼ある事務所として認めて頂くためにも、名簿登録は行いたいと思っています。この2にある『認定社会福祉士認証・認定機構により認定された「認定社会福祉士」である者。』の要件は必須になりますので、そのためにも、認定社会福祉士を取得しようと思いました。

なるための方法を探し始める。

そのような理由から、私は認定社会福祉士を目指して調べ始めました。
調べてみて分かったのは、「今から取得するのは、とっても大変!!」という驚きの状況でした。
次回は、その「なるための方法」について、書きたいと思います。

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