anone

坂本裕二さん脚本「anone」ネトフリで観ました。
愛の物語で、とても良かったです。血の繋がりなどなくても、相手を思いやる愛があれば家族になれるという事が丁寧に描かれ、ドラマの中で紡がれる言葉一つ一つが本当に優しくて、救われました。

でも物語としては、綺麗に纏まっているけど、所々気になるところがあるという感じでした。
中瀬古さんと弟さんの話は、敢えて描かなかったのかもしれませんがら私はもっと深掘りして欲しかったです。彦星くんとハリカちゃんの関係も少しモヤモヤしました。偽札をはじめに作った人とか‥

最終話で中瀬古さんが、火事を起こしたのは君じゃないと陽人くんに説得していたけれど、私だったら成長した時にやっぱり自分が燃やしただろうと、子供騙しの嘘をついてもらったのだろうと気付いて、明るい人生を送れる人になれる気がしないなと思って、勝手に苦しくなりました。

持本さんと青葉さんの関係も素敵でしたね。
持本さんが亡くなられたのは悲しかったけれど、幽霊そう言えば青葉さん見えるんだった!と思って、登場してきてくれた時嬉しかったです。娘さんの幽霊との話もとても好きでした。

亜乃音さんの娘さんが、亜乃音さんにとても怒って、
イラつきながら接するところは毎回見てるこちらがしんどかったし、そんなに血の繋がりが大事かよと思ってしまいました。でも多分そのシーンがあるから、血の繋がりのない亜乃音さんとハリカちゃんと青葉さんと持元さんが家族になって、愛を持っていれば家族だ、という考えが際立つんでしょうね。

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