楽加生(らくかせい)

私は、これからの人生を余生ではなく、1日1日を大切にして、これまでの人生に加える「加生…

楽加生(らくかせい)

私は、これからの人生を余生ではなく、1日1日を大切にして、これまでの人生に加える「加生」と考えています。 ペンネームは、今日という1日に感謝しながら、楽しく加生を重ねていきたいとの思いから名付けました。 どうぞ、よろしくお願いいたします。

マガジン

  • 【連載小説】CANCER QUEEN

    がん細胞のクイーンが、がん患者のキングに恋をしてしまい、なんとか彼の命を助けようと奮闘するSFファンタジー小説

  • 近未来小説「ある日の"未来"」

    西暦2032年 10歳の「発達個性」の男の子"未来"の、ある日の1日を通して、地球温暖化が限界点を越えてしまった地球と人類の近未来を描写する。

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noteの軌跡 : プロフィールに代えて

私はこれからの人生を余生ではなく、1日1日を大切にして、これまでの人生に加える「加生」と考えています。 楽加生というペンネームは、今日という1日に感謝しながら、楽しく加生を重ねていきたいとの思いから付けました。 ここでは、プロフィールに代えて、2022年8月から これまで、noteに綴った加生の軌跡を一覧にしています。 真っ先に読んでいただきたい記事はこれです!❤#未来のためにできること ❤エッセイ「現代の危機」 📕【小説】 📕「ある日の"未来"」 西暦2032年、

    • 初夏の歌

      うたたねに 夏の気配が 忍び込む 今日もひねもす うつらうつらと 連休も いつも変わらぬ 毎日の ただひたすらの 時を楽しむ 空に舞う 鯉の如くに 五月晴れ 浮世離れて ゆらりゆらりと

      • CANCER QUEEN ステージⅠ 第10話「手術」

         手術は明日だけれど、土日は診察も検査もないので、キングは静かな病室でのんびりと過ごしている。窓の外を眺めたり、読書をしたり、音楽を聴いたりと、いつもの休日以上にリラックスした様子。唯一、バイオリンを弾けないことだけが心残りみたい。下手でも弾いていると、いやなことを忘れるから。 はたから見ると、この人が生死を分ける手術を目前に控えたがん患者だとは、だれも思わないでしょう。 わたしも彼の肺の中で、穏やかに最後の時を過ごしているわ。ドクター・ジャックの説明

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          サクラの見納め

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        noteの軌跡 : プロフィールに代えて

        マガジン

        • 【連載小説】CANCER QUEEN
          11本
        • 近未来小説「ある日の"未来"」
          12本

        記事

          春の歌

          咲き競う花の命の儚くも 今を盛りに春を彩る 巡りくる花の季節にまた一つ 病を越えて命重ねる 花を愛で子どもが遊ぶ和の国の 長閑な春に平和を祈る 咲く花の散るを惜しんで名残花 儚き命永遠に輝け 青空に七色に咲くチューリップ 散りゆくサクラ花の競演 うららかな春の陽気に耳澄ます 鳥のさえずり子の遊び声 巡りくる花の季節に今日もまた 歳を重ねて今を楽しむ

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          さくらのプロムナード

          さくらのプロムナード

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          CANCER QUEEN ステージⅠ 第9話 「ドクター・ジャック」

          12月16日、予定通り入院。10日間の入院ともなると、いつも通勤で背負っているリュックサックだけでは足りずに、キングはもう一つ大きめの旅行バッグも提げていくことにした。  病室は今度もまた窓側だった。窓からはラッキーなことに、ランドマークタワーや観覧車まで、横浜の街が一望できる。 これで個室だったら、高級ホテルのVIPルーム並み。4人部屋なのが残念。でも贅沢は言えないわね。  キングが荷物を片付けていると、後ろから看護師さんに声をかけら

          CANCER QUEEN ステージⅠ 第9話 「ドクター・ジャック」

          加生川柳「裏金」第2弾

          庶民の怒りを込めて!! 自民党桜見るより金集め 裏金は記憶もメモもありません 裏金は知らぬ存ぜぬ審査会 裏金は表にならず闇の中 この世をば我が世と思う自民党 真相は誰も知らぬが処分する 政治不信今は選挙の時じゃない!? ほとぼりも待てば選挙の日和あり 裏金のほとぼり覚ましいざ選挙 国民は裏金渡し黙らせる 裏金も選挙になれば表金 子育ても裏金集め支援金 裏金の裁きは清き一票で 政権に引導渡す民の声 そうだ、選挙に行こう!

          加生川柳「裏金」第2弾

          春よ来い 早く来い

          例年だと、横浜ではソメイヨシノが満開を迎えている頃ですが、今年は今朝も、まだ硬い蕾のままでした。 少し早咲きのジンダイアケボノも、ようやくポツポツと開き始めたばかりです。 これも地球温暖化による気候変動の影響でしょうか。 気候は微妙なバランスで成り立っています。 春よ来い、早く来い! でも、 猛暑、酷暑はまだ来るな! 人間は勝手ですね。 サクラはそんな人間に、蕾を硬く閉じて抗議しているのかもしれません。 カモメたちが寒そうに身を丸くして、川面に浮かんでいました。 カ

          春よ来い 早く来い

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          サクラのおすそわけ

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          春はあけぼの 2024

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          CANCER QUEEN ステージⅠ 第8話「手術の前に」

          いつも明るい奥さまだけれど、ほんとうは実家のお父さまの介護でたいへんなの。 お父さまは90歳を超えてもお元気で、毎日、カラオケ喫茶に通っては自慢の喉を披露していたけれど、最近は認知症が進んで、自分でできないことが多くなったせいか、ひどく怒りっぽくなった。 普段は優しいおじいさまなのに、症状が出ると途端に、とても怖い顔で怒鳴り散らすの。奥さまは毎日お父さまのお世話をしながら、症状が治まるまでじっと堪えているの。 そんな奥さまを労おうと、キングは

          CANCER QUEEN ステージⅠ 第8話「手術の前に」

          noteで振り返る3.11

          東日本大震災から13年。 当時、自治体職員として被災者支援に携わった経験をもとに、私はこれまでいくつか震災関連の記事を書いてきました。 今回は、そうした記事を一つにまとめてご紹介したいと思います。 改めてご笑覧いただけると幸いです。 『#天職だと感じた瞬間』避難者を支援する仕事を、これこそ天職だと感じた瞬間を綴っています。 『喉元過ぎれば熱さを忘れる!?』2023年8月から開始された、福島原発事故で貯蔵されている汚染水の海洋放出を前に、この問題の経緯を綴っています。

          noteで振り返る3.11

          今も続く避難生活

          東日本大震災から13年が経ちました。福島県によると、今も2万人を超える方々が、県外での避難生活を続けておられるそうです。 神奈川県では、避難者を支援する『避難者見守り隊』の活動が、今も続けられています。 今回の能登半島地震でも、多くの方々が不自由な避難生活を強いられています。 被災された方々が1日でも早く、元の生活に戻れることを願ってやみません。

          今も続く避難生活