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[VEGAS62] 平良達郎2戦目迫る

いよいよ平良達郎のUFC2戦目が近づいて来た。

デビュー戦から5ヶ月の時を経て再びオクタゴンで試合を行う平良達郎は
計量で仕上がった身体を見せ、入念な準備を行ってきたことを示した。

それは同時に試合に懸ける想いや気合いの表れでもある。

そんな平良とは対照的な結果を見せたのが対戦相手のCJ・ベルガラだった。

「契約体重に対して1.36kgの大幅な体重超過」

どんな調整を行ってきたのか疑問になるほどの仕上がりを見せたベルガラはウェイトをパスすることが出来なかったが、平良が了承したため報酬の30%を平良に支払うことを条件にしてキャッチウェイトで試合は行われることになった。

お金だけで済むような問題でもないと思うが、ここまで一生懸命準備をしてきた平良にとってこれはとても大切な試合になるわけだから、簡単にじゃあ止めますとは言えないだろう。

キャッチウェイトでの試合を了承した平良からはリスクを負ってでも試合を行いたい熱意が感じられる。

その選手の意気込みに胡座をかく形で報酬の減額というペナルティだけで試合が行えてしまうのは一つの問題だと思う。

体重をパスした選手のリスクに対してペナルティが見合っていない気もする。

ただ、計量での仕上がりはそこまでの調整内容や充実した練習など、その準備期間での過ごし方が反映される要素もあるので、その点で言うとベルガラは準備が全然整っておらず気持ちの面での不安定さも懸念されるような仕上がりだった。

そこに報酬の減額が重なるとベルガラとしてはモチベーションを保つのが難しくなるのではないかと思う。

デビュー戦は試合直前での延期、2戦目は対戦相手の体重超過とトラブル続きの状況ではあるが、無敗の新星はそんなことに振り回されずきちんとやるべき事を試合で遂行するだろう。

圧倒するような試合内容での勝利が見れたら最高だ。

打・投・極で相手をコントロールして何処かのラウンドでフィニッシュする姿を見てみたい。



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