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亡くなった人が、あなたに知ってほしい40の真実 #1

10万部突破のベストセラー『亡くなった人と話しませんか』の著者、第二弾!幼い頃から、普通の人にはみえないものがみえるなど、不思議な力をもっていた著者のサトミさんは、スピリチュアルテラーとして、亡くなった人の言葉を相談者に届ける活動をしています。最も「してはいけないこと」は、亡くなった人への後悔です。

◇  ◇  ◇

はじめに

私は「スピリチュアル テラー(届ける人)」として活動しています。

普段は京都をベースにしていますが、相談者から依頼があると全国各地へおもむき、セッションのなかで、亡くなった人などから届くメッセージを伝えています。

メッセージだけでなく、その人の姿や“あの世”での様子が映像としてみえてくることもあります。そのときは姿形だけでなく、着ている服や手にしているもの、表情や雰囲気なども、みえたままをお伝えしています。

私にみえるあの世には川があり、亡くなった人の多くは、生まれ変わりを待ちながら、川のほとりを歩いています。のちほど詳しくお話ししますが、亡くなった人は100年前後歩いたのちに生まれ変わり、新しい命を生きることになるようです。

あの世に行くと、今度は未来へ向かって歩き出すのです。

しかし、ひたすら前に進むだけではありません。

ときおり、この世の様子をうかがいにきたり、私たちに何かを伝えようとしたり。なかには立ち止まって、勉強に没頭している人もいます。

先に亡くなった妻を夫が探し出し、あの世で再会したというご夫婦もいて、私自身、日々教わることばかりです。

スピリチュアル テラーとして経験を重ねるうちに、亡くなった人からみせてもらえる景色も、ずいぶん広がったように思います。そして、死後のそうしたドラマは、この世を懸命に生き切ってこそ訪れる、というしくみもわかってきました。

子どもの頃は、普通の人には聞こえない声や、みえないものがみえるたび、全部母親に伝えていましたが、信じてもらえず、「思いつきで、そんなこと言うたらあかん」としょっちゅう怒られていました。

あとから母に聞くと、近所の家の窓を指さし「あの家の誰かが死ぬで」と私が言った数日後に元気そうだった家族の一人が突然亡くなったり、テレビに出ている著名人をみて「この人、危ないわ」と言うと直後に亡くなったりして、この子はちょっと不気味なところがあるとは思っていたそうです。

だからといって、母はそれが特殊な能力だとは思いもせず、ついには私のことを思い込みの激しい性格だと考え、「あんたは神経質で、人のことばっかり気にしすぎや」と、よく注意されるようになりました。

そんな経験もあって、自分に届くことを人前で言うのはいけないことだと封印していた時期もあります。

しかしながら、大人になってその力を再認識し、持って生まれた使命を全まっとうするために、スピリチュアル テラーの活動を始めました。

あの世や亡くなった人について深く知るたびに、この世は、本当に不思議なしくみで成り立っているのだと気づかされます。

意味のない出来事は、何一つありません。ですが、意味のある出来事を無意味なものにしてしまう人は、残念ながら少なくありません。

それは、とてももったいないことです。

本書では、亡くなった人が、みなさんに知ってほしいと思っている40の「あの世とこの世の真実」についてお伝えしたいと思います。

真実1 寿命は100%決まっている

死ぬまで一生懸命生きるのが、人間の定め

大切な人が亡くなると、残された人は「もっと長く生きてほしかった」「なぜこんなに早く死ななくてはいけなかったのか」と思うでしょう。

しかし、人の命は通常、本人や家族の努力、医師や医療の力などで延ばせるものではありません。

たとえば、がんと診断され、「必ず治る」と信じてあらゆる手を尽くしたり高額な治療を受けたりしても、亡くなってしまう人はいます。また、ある日突然、不慮の事故で命をなくしてしまう人もいます。それが自分にとって大切な人であればなおのこと、理不尽な死を受け入れるのは簡単ではありません。

それでも人には生まれ持った寿命があり、それは、この世に生を享うけたときから決まっているのです。これは代えがたい事実です。

ただし、亡くなることで、すべてが終わるわけではありません。

寿命とは、肉体がこの世に存在する期間のことです。寿命が尽きると、肉体はなくなります。しかし、その人の“たましい”は残るのです。

あるセッションのなかで、相談者の亡くなったお母さんから、こんなメッセージが届いたことがあります。

「私は与えられた寿命を精一杯生きて、幸せだった。いい家族にも恵まれて、十分満足しています。心配せずに、あなたができることをがんばりなさい。お母さんは、いつでもあなたのことをみているよ」

それを聞いた相談者は、ポロポロと涙を流しながらも、「母にはもっと長生きしてほしかったと思っていましたが、本人が満足だと言っているなら、私が悔やんでもしょうがないですね。これからは、いつ母にみられても恥ずかしくないように、母からもらった言葉を大事にして生きていきます」と言っていました。

亡くなった人がどれほど大切な存在だったとしても、「これが寿命だったんだ」と思えたら、誰しも、涙を拭いて前に進むことができると思います。そして、亡くなってからも大切な人が自分を見守っていると信じられれば、おのずと生き方も変わってくるはずです。

与えられた寿命がごくまれに延びることもある

Mさんのお母さんは、66歳のとき、がんで亡くなったそうです。セッションで話が出ると、すぐにお母さんがそばにきてくれました。私に向かってほほえみながら、「ここに連れてきてくれてありがとう」とあいさつしてくれます。話し方はおだやかですが、とても喜んでくれているようです。

そのことを伝えると、Mさんは「がんがわかって1年後、あっという間でした。もっと長生きしてもらって、一緒に旅行もしたかったし、おいしいものを食べに行っていろんな話をしたかった」と言います。

すると、お母さんから「本当はもうちょっと早かったんです」と意外な言葉が出てきました。予定では62歳ぐらいが寿命だったそうです。それがなぜ4年も延びたのかたずねると、「苦労しましたから……」と。

「お母さんが、苦労しましたと言ってはりますが、そうなんですか?」

Mさんによれば、お母さんは5人きょうだいの真ん中で、家族7人、にぎやかに暮らしていたそうです。ところが、ある事情から10歳のとき親戚の家に養女に行くことになったとのこと。家族といきなり離れ離れになるショックと悲しみ、親戚とはいえ、自分一人だけ別の家庭に引き取られる心細さは、筆ひつ舌ぜつに尽くしがたいものがあったはずです。

養父母には大事に育てられたものの、「なぜ私が?」という思いは、大人になっても消えることはなかったそうです。

お母さん自身は、あの世へ行ってから、自分が養女に行く運命だったことを知ったようです。でも、当時はそうとは知らずに、悲しい気持ちをこらえて養父母に尽くし、結婚して子どもを産み、一生懸命育て、そのご褒ほう美びで4年長く生きさせてもらえたということでした。「余計に人生をもらえたことも、あの世にきてから知りました」と言っていました。

寿命は100%決まっているといっても、なかにはMさんのお母さんのように、本人のがんばりによって寿命が延びる人もいることを、私自身、教わりました。

この仕事をしていると、相談者から「父に病気がみつかったんですが、あとどれくらい生きられますか?」「サトミさん、私と夫の寿命を教えてください」と聞かれることがあります。

残念ながら、私は寿命はみません。みえたとしても、お伝えしませんと言っています。それは、いつ死ぬのか、そのときを不安に思いながら生きるより、今このときに、いかに集中し、充実させるかに意識を向けてもらいたいからです。

どんな運命が与えられているとしても、死ぬまで一生懸命に生きることがこの世に生きる私たちの使命だと、亡くなった人たちが教えてくれています。

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