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卒業おめでとう(2019年度)

鳥取市でNPOを経営するゲンヨウです。なかなかザワザワしている昨今ですが、免疫高めて元気に過ごすことしかできないなと思います。

僕らの組織でも大学4年生にあたるメンバーが卒業しました。大学の卒業式は中止になってしまったのですが、各自で送るスタイルや、後輩から先輩へ託すメッセージや動画など、工夫をこらした時間を過ごしていたみたいです。

毎年、卒業生には一言伝えてきているので、今年もそれを記そうと思います。卒業に寄せて。

四年生のみなさん、卒業おめでとう。毎年この時期になると、「4年間は早いな」とか「あっという間だな」という言葉がやり取りされて、僕も「1年生ではじめましてを伝えたみなさんがもう卒業なんですね」というやり取りをしています。本当に早いですね。あっという間。

今年は特に最後の最後で、バタバタした展開になりそれはそれで数年後にはネタにはなると思いますが、当事者のみなさんとしては、複雑なこともあったかと思います。

「リスクが、リスクが」という言葉をこの1か月は聞いていると思うし、これからはもっと当事者として聞くと思います。多くの卒業生は社会に出て働くことになるから。

新入社員であっても、働くうえで大なり小なりリスクと向き合う場面、判断を迫られる場面はあると思います。年齢や経験と共に増えたり複雑になるとも思います。僕らが過ごす未来は、わからないことや新しいことがたくさん起こると思います。その時にみなさんがどう判断するか。それが大事になります。

そんなとき、大学時代を思い出してくれたら嬉しい。農村地域で高齢者と一緒にプロジェクトやボランティアをやったこと。お米を生産から販売まで、土と気候とヒエと向き合いやったこと。一次情報がそこにはあったはずです。まず、自分で一次情報を手に入れて、工夫しながら、しなやかに判断しましょう。小さな経験かもしれませんが、大きな自信にしてもらってよいと思います。そのくらい、自分で考え・決めていくことの連続の4年間だったと思います。

少子高齢化も、限界集落の農村も、僕らはそこから前向きな企画を考えて実施してきたと思います。困難が目の前にあって、泣きそうになる時もあると思うけど、どうピンチを楽しむか、チャンスに変えるか。そんな柔軟な発想でトライしてもらえればと思います。

疲れたり、逃げたくなったら、鳥取に来てください。そこにはなじみある風景と、良く知った人たちが待ってくれていると思います。

卒業おめでとう。2020年3月26日 学生人材バンク 代表理事 中川玄洋


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