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自分をかたち作る言葉に出会うため

鳥取でNPOを経営するゲンヨウです。noteをやっているくらいなので、書くことは嫌いではないです。喋る方が好きですが、書いて自分の考えがまとまってくることも整理されることもあるからでしょうか。今日は、書くことと言語化について書きます。

1.インターン生の日報について

これを書こうと思ったのは、上半期の振り返りをスタッフとしたからでした。そこで、言語化能力について話す機会がありました。具体的にはインターンシップ生の日報について話してたことがきっかけです。

弊社では、企業のプロジェクトを大学生に担ってもらう、課題解決型インターンシップをコーディネートしています。インターン生には”日報”として、日々の業務で気づいたことなどを書いてもらうようにしています。ざっくりした項目しか決めていないので、どのくらい書くかは学生によって差があります。

感想をさらっと書く人もいますし、具体的に書く人もいます。ポジティブな部分やネガティブな部分、どちらも書く人もいます。僕らの提供するインターンは採用という目線はほとんど持たないのもあって、ネガティブな部分も含めて書くように勧めます。それが企業にとっても成長の機会であったり、学生が自分の経験を振り返るために必要なことだとも思っています。

2.自分をかたち作る言葉に出会う

大学生になるまでは、なかなか言語化の機会に会うことは少ないのが最近の状況です。取材企画にしても、ちょっとした文章でも書けない学生は多いです。基本的に、振り返りの機会も少ないですし、書く機会も少ない。

国語のテストなど、問題の答えを回答する機会や誰かが表現したものを解釈して回答する機会は多いのですが、自分の言葉で説明する、答えがまだないものを表現する機会は圧倒的に少ないんですよね。

なので、まず書いてもらう。つたなくても、支離滅裂でも書いてもらう。それを通じることで、自分が見えてきたりする。日報は、そんな機会になります。

「自分をかたち作る言葉に出会う」

うちのコーディネーターはこう表現していて、なるほどと思っています。インターンは1か月から3か月のプログラムが多いですが、その中で言葉に出会い自分の生き方とか暮らし方についても考える。そんな時間にしてもらっています。

3.自分の言語化の機会はいつだったのか?

課題解決型インターンシップを通じて、言語化を体現する機会を得られることはわかりました。僕自身の言語化を習得する機会はいつだったんだろうなと振り返ってみます。

日報や日記を書く習慣はなかったのですが、とにかく一日の話を親としていたのを思い出します。今風に言えば、1on1をひたすらやっていたのかもしれません。テレビ見ながらも議論してたりしたので、僕は家族との会話の中で、自分の考えを言語化する機会を得ていたのではないかなと。子どもとのコミュニケーションも大事だなと感じました。

大学に入ってからは、一つはサークルでのゼミ活動での発表でした。環境問題について考えるゼミだったのですが、両論併記で自分についての見解を述べるという時間だったので、自分なりの主張も整理しましたし、発表時には勉強もしました。頻度多く発表もしていたので、結果的にパワーアップした気がします。

大学3年生以降はメルマガを書いてました。社会人とやり取りしていったのもこの辺だったかと思います。発信することでリアクションをもらい、それを踏まえて発信内容について考える。どういう文章を書くとどういう反応が返ってくるのか、連続して書いていて、急に止まるとメールをもらえたりする。そんな経験をしました。

今はnoteですが、その後もブログだったり、Facebookだったり、アウトプットは定期的にいろいろやってきています。そんな外部に向けた発信と編集、考えて紡ぐ作業は、始めた当初は考えていませんでしたが、言語化する機会、自分の考えをまとめる機会になっているなと思います。

4.書いてみる。もしくは誰かと話してみる。

まとめると、アウトプットの機会を作った方が良いということかなと。書くことやログに残す方法はいろいろ増えていますし、日記みたいに昔ながらの方法もあります。文字にする。

また、誰かと話してみるのも大事かなと。やり取りの中で、自分の考えに気づいたり整理されることもあるので、そういうアウトプットもやっていくと良いなと思います。

今日はそんな気づきでした。


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