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地域仕掛け人市を振り返って

毎年、地域仕掛け人市という移住とか二地域居住とか、都市部の人が地方に関わるための仕組みをやっています。

地域仕掛け人市→https://shikakenin.challenge-community.jp/

今回で6回目でした。事務局のETIC.さんにも支えられ、無事に開催できました。

33ブース、4つの分科会、540名の来場者でした。最近はなかなか移住系イベントに人が集まらないと聞いてますので、これは凄いことかなと。ちなみに、公的予算は使ってなくて、ブースの出展料と参加費で実施しています。

1)参加者の熱量が高い
2)出展者の工夫が面白い
3)実行委員会の仕立て

がポイントとみていますです。

1)参加者の熱量が高い

参加者の熱量が高いです。地域への関心度や何か関われる場所を求めている、自分にピンとくるテーマを探して来ている感じは凄くしました。

2)出展者の工夫が面白い

徳島県上勝町はパラダイス!という事で、謎の暖簾を。熊本県五木村は、座り込んで相談できるように木材で床から壁と囲んでました。
僕らのブースも、例年を振り返り、求人情報よりも僕らのコミュニティや鳥取で楽しんでいる人の顔を並べることにしました。具体的にやっている人たちの話をするスタイルにしました。

普通の移住フェアのようにs、幟がはためく感じではなく、お客さんの導線を各自が考えてやっていました。椅子をおいでじっくりやるブース、立って話すブースなど、コテコテせず引き算のブースづくりもされていました。

また、会場では各地の魅力を伝える3分間プレゼンのコーナーもありました。会場アナウンスをキッカケに、3分間。1人で語りきる人もいれば、掛け合いの人たちもいて、短い時間の中にエッセンスを入れていました。

3)実行委員会の仕立て

実行委員として、前回の仕掛人市終了後、隔週くらいでwebミーティングを重ね、メッセンジャーなども活用して議論して、来場者の導線を考えていました。
やはり、この場を中心に地域との接点を確実に作ってほしいので3つの点で動いていたと思います。
A:来場者をちゃんと集めること
B:出展者の横のつながりを作ること
C:複数の導線を作ること

A:来場者をちゃんと集めること

会を重ねるごとにコミュニティとして機能してきました。事前申込み400名、当日参加140名というイベントでした。しかも参加費1000円(当日は1500円)の支払いをお願いしています。
払っても参加したいと思うイベントになっているので熱量も高いと認識しています。回数も重ねているので、Facebookページの”いいね”も10000を超えています。地域にも注目されている企画と言っても良いでしょう。

B:出展者の横のつながりを作ること

仕掛け人市は、その人のベターを会場全体で模索するのがポイントです。もちろん、自分の地域に来てほしいけど、「あなたはうちよりも○○ですよ」と言えるようなコミュニティを目指しています。

 そのため、今年は出展者向けの合同研修会を開催しました。京都と東京の二か所で開催。なぜ、自分たちは地域に求人するのか?求人したいのか?どんな人を求めているのか、何か面白いポイントなのか、課題は何か。など出展者みなさんに問いかけて全体で共有していく感じでした。

 同じ課題を地域を超えて感じているので、共有するごとにみんなが仲間になっていく感覚でした。そして、お互いの地域の人材像についても共有できたかと思います。

C:複数の導線を作ること

テーマ別セッションと名付けた分科会をやりました。僕がお話しさせてもらったのは関係人口の分科会でした。奥から今は熊本の五木村に行った日野君(元にいがたイナカレッジ)、「しまコトアカデミー」の藤原さん、「オープンシティ釜石」の石井さん、僕でした(自撮りしました)。

「関係人口」という単語が国の施策の中にも出てきた中で、そのふわっとした定義を消費しないようにしないといけない、そのために現場の人間が議論する、意見交換する場を作ってみようという試みでした。

また、仕掛け人市に来られた地域に興味ある方々にも、地域に入る視点について共有できると良いなという時間でした。分科会は他にも、継業(事業承継)、働き方改革、暮らし方の4つで開催し、各分科会100名以上の集客でした。

参加者の次の一歩へ

無事にイベントは終わりました。ここがスタート、何人が地域に実際に足を運び、何人が地域に関わることになるのか楽しみです。最後に関係者で記念撮影でした。

たくさんのご来場ありがとうございました。

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