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減税合宿2023 レポート(勉強会編)


皆さん、こんにちは。
にいがた減税会、代表の湯沢りつか(@sy0000ys)です。

今日は、先日2023年3月11日~3月12日に、政治アナリストの渡瀬裕哉先生をお招きして開催した「にいがた減税会 減税合宿2023」1日目の勉強会のレポートをお送りします。

感想を述べるのは苦手なので、要点のみ皆さんと共有したいと思います。

(ノートに走り書きしたものをまとめたものなので、淡白です)


それでは、さっそく、共有をどうぞ。



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地方自治体の可能性 〜私たちにできること


(略)渡瀬先生の自己紹介

菅前首相時代、何度かアメリカや日本の政治について話したが、首相ひとりが「うん」と言っても、有権者がついてきてくれないことには、何も変わらない。

賛同してくれる地方の動きが無いと何も進まない。

有権者一人一人がちゃんとしていかないと、日本はまともにならない。

また、自分の今までのリアルな体験の中で、税金と規制の話をしなければ、この国はまともにならないと感じた。

有権者はどうあるべきか?


国会の存在する意味

アメリカ人で国会(連邦議会)の存在するわけを知らない人はいない。

しかし日本には、なぜ国会があるか説明出来る人がいない。

なんのために日本の国会は作られたのか?

調べてみようと思った。


民撰議院設立建白書の紹介。

民撰議院設立建白書



当時(15年くらい前)には口語調が無かったので、自分で翻訳した。

民撰議院設立建白書 口語訳1
民撰議院設立建白書 口語訳2
民撰議院設立建白書 口語訳3


(*)「建白書」は渡瀬先生より御提供頂きました。
ご自由にお使いください。


今まで文語調しか無かった。
(国立国会図書館にも無かった)

つまり、国会議員も国会のある意味を知らなかった。

国民も知らない。

国民が、なんのために国会があるのか知らなければ、日本はまともな国にならないと思った。

国民は今の政府を疑っている。
今の政治権力を握っているのは、ただ官僚だけ。
この状況を改めるために、国会を作るべき。
国会は、官僚に好き放題させるのではなく、税金を納めている国民が、政府の状況を知って、その政策が良いか悪いかを判断するためにある。

これは常識。

何のために国会があるか?


それを知れば、議員に何を訴えさせれば良いかもハッキリわかる。


帝国議会の第1回テーマは、

減税と行政改革
政府・官僚の無駄遣いをやめさせる

だった。

政治家はみんな、それを知っていた。

自分の仕事をしていた。

今の国会議員は?

増税してばかり……何故か?

自分が何のための議員か、わかっていない。



役所の人間は、増税しか出来ない。

議員だけが、減税や行政改革が出来る存在なのだから、自分の仕事を思い出して欲しい。

国民が議員を作るしかない!!



今、中国の脅威が凄く高い。

中国の軍事力(軍事費)が高いのは、経済成長したから。

日本でも、防衛費を増額しようとしているが、財源の議論は棚上げされている。

おそらく増税されるだろう。
(国会議員が自分の役割を忘れているから)

財源に関して、法人税を上げるという話が出ている。

日本の法人税はだいたい29%後半なのに比べて、中国は25%と安い。

(中国より)法人税を上げるのは、おかしい。
経済成長率が下がるだけ。

軍事費の伸びも下がる。
中国に対抗できない。


日本人はみんな中国の法人税率を知らない。
日本の法人税率もよく知らない。

アメリカには、中国の法人税率を知らない人はいない。

何故なら、本気で中国と戦っているから。
中国よりも法人税率を下げないと競走にならないから。


日本は安全保障に本気じゃないから、形だけの議論をしている。

経済のことが分からないし、議員が自分の役割を忘れているので、半分役人みたいになっている。

この状況を変えないと、日本は経済成長しないし、中国にも対抗できない。

本当に戦うことを考えるなら、今のままでは無理。

国会議員は有権者から強烈に言われないと、わからない!!




有権者として出来ること

じゃあ、自分たちは(有権者として)どんな影響を与えられるのか?


国会議員にとって、国民1人は1/10万の存在でしかない。

無党派層はATMでしかない。

マニフェストは利権集でしかない。
(政策協定を結んだ団体との約束がマニフェスト)


選挙・政治のルールを知ろう!!

ルールを知っている有権者は強い。

無党派層はルールを知らない。

ルールを知らないままでは、1票の意味がない。
(ルールを知れば、1票は、100票・1000票くらいの価値がある)

じゃあ、どうすれば良いか??

賢い有権者になる。

何が出来るか??


次の統一地方選で出来ること

選挙をやっている段階で、選挙はもう終わっている。
(その前が大事)

候補者に
「〇〇してくれるなら1票入れる」と言って、顔と名前を一致させる。

投票した証拠(投票用紙の写メ)を印籠として使う!

これは、たった1人で出来ること。

それだけで、市議クラスだと話を聞いてくれるようになる。

今のままの投票だと、1票のパワーはゼロ!!


議会で議員に質問をさせるには、印籠を持っている人が3人いればよい。
(県議なら10人くらい)

(10人いれば、大組織に見える)

勉強会に議員を呼んで、話をし、議会に働きかけて貰うことが出来る。


市議会議員が興味を持つと、県議会議員が興味を持つようになる。
(県議は市議に支えられている)


「最近、あいつ急に "行政改革" とか言い始めたな…」

「地域に〇〇な集まりをしている人達がいるらしい…」


県議会議員が興味を持つと、衆議院議員が興味を持つようになる。
(衆議院議員は県議に支えられている)


市議から衆議院議員まで話が上がるのには、有権者30人くらいいればいい。


→→暗黙のルール!!


そういうことの連鎖によって、

今まで「減税」や「行政改革」を一切言わなかった人達に(議会や選挙演説で)言わせることが出来れば、

その人の支持者にも、それ(減税)が大切だと伝わるようになる!!


それで、少しづつ社会が変わる!!



国会議員は、求めている政策が一致している団体の人数が500人いれば動かせる。

まず、3人くらい集めて、地元の市議に会いに行ってみる。


「騙されたと思ってやってみて!」


必ず、ルール通りの反応が起きるはず。


(狙い目は、最下位当選しているクラスの議員、もしくは上位当選している若くない議員)


相手の議員のシチュエーションをよく見て、自分の意見の通りやすい人を選んで会いに行く。


一票を正しく使う

政策の知識は、必ずしも必要ではない。

人間に対する知識が必要。
(選挙のルールなど)

人間をよく知ること。

「票」「情報」「金」。

議員に金を使うのはバツ。

票は金より価値がある。


1度やってみるとハードルが下がるので、とりあえずやってみることが大事!


ポイント


①国会は何のためにあるのか? 国民がよく理解する

②1票の力を強くすること

全国に1%の人(100万人くらい)がいれば、あらゆる政策を通すことができる。

無党派層の票を見える化すること。

地域の活動を少しづつやることで、社会を変えることができる。



(以上、前半1時間半)


(*)後半1時間半は事務事業評価シート検討をしました。

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いかがでしたでしょうか?


こうやって書き抜くと、淡白になってしまいますが…、、「私たちにできること」の要点はこんな感じです。


特に印象に残っているのは、

「今まで減税や行政改革を一切言わなかった人に言わせることが出来れば、その人の支持者にも、それが大切だと伝わるようになる」

というところでした。


私たち、ほんの小さな活動が、巡り巡って大きな一歩になるのだな…

と勇気を貰いました。

実際の勉強会では、渡瀬先生の体験談やリアルな政治状況解説を交えながら、面白おかしく会が進行して行きました。


当日は、普段政治に全く興味のない方も、にいがた減税会メンバーの紹介でご参加されましたが、「話が分かりやすく、大変面白かった!」と好評でした。

しかも、おかげ様で減税会にもご登録いただけました。

渡瀬先生、ありがとうございました!!


(*)メンバーによる勉強会・市長選ゲームの感想はこちら


わたし達、にいがた減税会も小さな一歩から何か少しでも変えて行けるよう、地道な活動で前へ進んで行きたいと思います。


編集  湯沢りつか



にいがた減税会

https://genzei-niigata.crayonsite.info/

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