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「税金の行方を調べたら僕の手取りが増えた件」事務事業評価勉強会、参加者レポート 2

2023年7月2日(日)、講師に渡瀬裕哉先生をお招きし、新潟県長岡市アオーレ長岡にて開催した、にいがた減税会主催イベント「税金の行方を調べたら僕の手取りが増えた件」(事務事業評価勉強会)の参加者レポート・感想です。

参加者は多くはありませんでしたが、畳敷きの会場でアットホームな雰囲気の中で行われた勉強会。

皆さんの真剣に勉強会されている姿が、とても印象的でした。

勉強会の様子

以下は、参加した減税会メンバーからのレポート・感想です。

ぜひご覧下さい。

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【やまざき】
まともな事務事業評価がない自治体の議員は、一体何を見て議論しているのだと思った。

事務事業評価がなければ、まともに政策の議論ができないと思う。

議員は行政がどんな事業をしていて、税金が無駄遣いされていないかをチェックしたり、納税者の負担を減らすことが仕事だと思うのに、事務事業評価が無いようでは、上記のような仕事はできないのではないかと思う。

今日は勉強会の司会を初めてしたが、とても良い経験ができたと思う。

今後、司会を務める機会も増えていくかもしれないので、司会をやる機会があったらどんどん挑戦していきたい。

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【五十嵐】
アオーレ長岡にて渡瀬裕哉さんにお越しいただき、行政・議員の在り方や事務事業評価の必要性についての勉強会の場を作っていただき、ありがとうございます。

他の地域の事務事業評価と比較することで、事務事業評価の優れた点が分かりました。

新潟市では、「部・区組織目標及び組織目標管理」を事務事業評価に値すると総務省に報告していますが、予算や実績・効果に数字が入っていないため、実際には事務事業評価とは言えないと再認識しました。

渡瀬さんに質問させていただいた「新潟市の指定管理者制度導入施設・老人福祉センター(温泉施設)が12か所ありますが、コロナの影響で約2か月間休み、水道光熱費は下がっていますが、人件費や他の経費が増加している状態です。」

公表されている数少ない予算・実績においても、税金の使われ方が疑わしいと感じる点があります。

したがって、公表されていない事業ではどれだけの腐敗が起きているのかを考えさせられる勉強会でした。

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【栃倉】
一人では読む気にならない表である事務事業評価シート、渡瀬さんの解説で楽しく読む事が出来ました。

ほとんどの事務事業評価に自治体職員の人件費が考慮されていない事にとても驚きました。

事務事業評価シートとしては日本で一番よく出来ている西宮市の゙事務事業評価。
しかしながら、事業そのものは必要無いものばかりなのではないかと思った次第です。

このような事業に山のように税金が使われていると思うと、減税は喫緊の゙課題なのではとより思いました。

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【久住】
7月2日(日)、にいがた減税会主催の渡瀬先生をお呼びした事務事業評価についての勉強会を行いました。

衣川長岡市議員が支持者の方や長岡市議員に声をかけられたり、減税会メンバーがいろいろと働きかけたおかげで、あらたな参加者のお顔があり、議員や政治家とされる方々は4名が参加を表明されていたもののイベント開催前に3名の方々が欠席を表明されました。

渡瀬さんはこの国の議会の成り立ちから現在の税金の使われ方について公表されている資料に基づいて刺激的なお話を繰り出し続けて「このネタで3時間半はさすがに長いかも」と思っていた私の内心をその内容の濃さであっさりと粉砕しました。

渡瀬さんは「アメリカは利上げ、日本は金融緩和でしばらく円安が続くが来年あたりからの金融引き締めを織り込むのがリスクヘッジとして必要」との見通しを軽口のようにおっしゃいながら、夜分遅くの新幹線で東京に帰られました。

思い返すと奇跡のような一日ですね(笑)。


渡瀬さんとお会いするたび、減税と規制緩和しかねーなと希望を新たにしながら、緩やかな衰退を甘受するこの国・この地域の現状を変えるための数を集めるにはどうしたらいいんだろうな、と考えています。

時間の問題で増えていくっしょ、って思っていましたが、今、そこまで楽観的になれない思いを渡瀬さんと共有できたように感じました。

どうでもいいような会話の端々で(笑)。


とは言いながら、帰りのエスカレーターに乗る時に渡瀬さんがつぶやいた「0から1になったのはデカい」の一言に、「まあそれはそれでやることをやりましょう」と思いました。

皆さんもほぼ同じ思いだと思います。

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講師の渡瀬裕哉先生


皆さん、それぞれ色々な学びと発見があったようで、この勉強会を開催して良かったなと思います。

今後は渡瀬先生の力をお借りすることなく、定期的に自分たちで勉強会を開催し、政治に興味の薄い有権者や地方議員の方々にも起こしいただけるよう、日々精進して行きたいと思った一日でした。

このイベントは、「にいがた経済新聞」さんにも取材頂き、記事になりました。

ぜひ、ご覧下さい。



新潟県内にお住まいの方で、政治にご興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひ、にいがた減税会にご参加ください!


にいがた減税会


寄稿・編集  ゆざわ

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