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夏休み。
昼飯めんどい。

ポルトガルから帰ってきている長女もいるから、さらに。

なかなか起きてこないし(こちらも起こさないし)
もう、昼飯なんだから、朝飯なんだかわからないタイミングで
だいたい「おなかすいたー」ってくる。

どっか出かけてくれないかなー。

と、思いつつも次女は骨折中だし、宿題全然やってないし。
長女も足が痛いみたいでスタジオにも行かない。

ってことでヒマらしい。
(宿題はあるけど)

そんな二人がよくやっているのが、それぞれが小さい頃に撮った動画を
エンドレスで見直すという不思議な遊び。

「あーこの時こうだったよね!パパ、覚えてる??」

みたいなテンションで来るんだけど、
ほとんど覚えてない(汗) 残念。

しかし、この行動がすごく不思議なのです。
自分たちが小さい頃の動画を観るのってそんなに面白いものなの?
我々の世代は、そもそもスマホなんてなければ、
ビデオも確か小学生くらいでやっと出だした貴重品だったわけで
動画で思い出が残っている人なんて一部のセレブだけだったので
この感覚は全然わからない。
唯一残っていたのは、カセットテープに吹き込まれた声だけ。
それも、開始2分くらいで兄弟ゲンカが始まっていて
聞いてて恥ずかしかった。

で、今朝取材した大阪教育大学の小崎先生に聞いてみた。
これってなんなんですかね?と。

「そりゃ、小さい頃の思い出がすごく楽しかったってことでしょ!」

なるほど。
悪い事じゃないんですね。失礼しました。
アルバムの研究もしている先生によると、楽しかったことを見返すと
自分が大事にされていることを認識できるし、
自己肯定感を高めることにも繋がるようです。

ほほう。
通りで娘たち自己肯定感が高いのか・・・
というか、自分大好きすぎ。
それもまあ、いいことなんでしょう。

そう考えると、写真も動画もたくさん撮るのはいいんですな。

ただ、先生によると、
気軽に見返せることが大事だと。
今はクラウドにあげちゃってもう見ない人が多いから
やっぱりアナログのアルバムにした方がいいとのこと。

そんなこと全然やってないけど、
娘たちはどこからかひっぱりだして見ているから
まあ、よしとしよう。

きょうも、仕事部屋まで、二人がゲラゲラ笑っている声が聞こえる。
これはこれで幸せな時間だと思う。
9月には長女は留学先のポルトガルに戻るわけで、
貴重な時間でもある。

でも。昼飯はめんどい。

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