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アメリカでブッククラブが流行っているらしい

突然ですが、ブッククラブってご存じですか。

決められた本を事前に読み、皆で集まってその本の感想を話し合う読書会

日本にもブッククラブ愛好家がいることは知っています。でも、生活の中でよく見聞きするほど身近なものではないように感じます。少なくとも、わたしが日本に住んでいた間に、参加した経験はないですし、参加したことがあるという友人も、知る限りいません。

ここアメリカでは、ブッククラブはあちこちで頻繁に開催されています。よくあるのは、公立図書館で開催されるもの。うちの近くの図書館では、月に2、3回の頻度で行われています。わたしの義母も、図書館でのブッククラブに参加している一人です。

どうして急にブッククラブの話を始めたかというと。
今日、娘の友達の誕生日会があったのですが、そこで他のママさんたちと会話する中で、ブッククラブの話が出たのです。その方は、ご近所さんたちと立ち上げたブッククラブに参加していて、持ち回りで会を主催するのですって。たまたまですが、ブッククラブに所属しているという人がその場に2人もいたんです。

正直、年配の方の社交クラブというイメージだったんですよね。でも、同じ子育て世代でもやるんだ!とちょっと興味が湧いたのです。

家に帰って早速調べてみると、いろいろ興味深いことがわかりました。

まず、ブッククラブで調べて出てきたこの記事。

アメリカのZ世代の間で、ブッククラブが流行っているんですって。Z世代とあまり交流がないわたしには初耳です。

記事の中で、なぜいまブッククラブが流行るのかを分析しています。

・パンデミックで孤立した時期を経験した結果、対面でのイベントに新しい関心が集まっている。
・際限なくスクリーンを見続けることに疲れる人が増えている。

この数年で、仕事もミーティングも趣味も習い事も、オンライン空間でほとんど事足りるようになりました。便利な世の中になったもんだと話す傍らで、オンライン空間から元の現実空間に戻ろうという力が働いているようです。

さらに、記事が指摘しているのは、従来のブッククラブとは形態が変わってきている点です。

従来は、主催者の家に集まって、コーヒーとお菓子、あるいはワインにチーズをつまみながら、課題本について意見を述べ合ったり、議論したりしました。決まったメンバーによる、社交の場です。

一方、最近のブッククラブは、主催者の家ではなく、レストランやカフェ、ものによっては、ビール製造所だったり。調べてみると、わたしの家の近くの大型書店でも、定期的にブッククラブが開催されているようです。会員制のグループではなく、回ごとに申し込みができるようになっています。

さらに、デートイベントやランニングイベントとの抱き合わせでブックイベントを開催するものもあるんだとか。

どうやらこれは、新しい出会いの場のようです。出会いといっても、男女の出会いだけではなくて、もっと大きな意味で。新しい人間関係の繋がりを求めて、ブッククラブに参加する人が増えているようです。

ソーシャルメディアも、若い世代が読書への関心を高めるのに一役買っています。

TikTok と Instagram では、 #BookTok#Bookstagram が急成長していて、ここで話題になった本が、実際の書店での売上を押し上げる傾向にあるという。 Z世代に人気で、ブッククラブを主催しているデュア・リパなど、セレブの影響力も。

ブッククラブがこんなにアツいとは知りませんでした。こんなにアツいなら、一度潜入してみたくなってきました。その前に課題本を1か月で読み終えられるか。いろいろ挑戦ですね。

人は繋がりを求めている―。これから日本でもブッククラブが流行るかもしれませんね?

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18日目です。


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