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「オシャレ」の本質とは?

学生時代にテニスサークスでテニスを少しかじっただけなのに、大坂なおみ選手が全豪オープンを制してランキング1位となり、なぜかドヤ顔の船中です。


私が学生だった頃、全くもってファッションに興味がありませんでした。親が買ってきたMr. JU◯KOのトレーナーなど普通に着るなど、「ダサい」道を爆進していました。

今ではユニクロなど、安くて色々な服が楽しめるようになりましたが、当時はそんな気軽なお店はなく、ビームスに行くにも何を着ていけばいいか分からない、緊張するといった時代。本当にどこで服を買えばいいのか、全く分かりませんでした。

そんな学生時代が終わって社会人になり、次第に自分で服を選ぶようになるにつれて少しずつファッションが楽しくなってきました。そして今や靴屋になり、「カッコよさとは何か?」を日々追究するようになりました。

人生、何がどうなるか分からないもんです
(シミジミ)


オシャレって、そもそも何でしょう?

ただ私はファッション=オシャレ、では無いと最近よく感じています。

「あなたってオシャレよね!」
そう言われて嫌な人は居ないと思います。

でも、この「オシャレ」という言葉は化け物だと思ってください。合コンで女性に「いい人」と言われるぐらい、全く意味がありません。

もしあなたが、オシャレになるために服を買っているのであれば、それはもう化け物に喰われています。例えばこんな事ありませんか?

・今年の流行は何か?と雑誌をチェックする
・あてもなくセレクトショップを何店も巡る
・毎年違うコートを購入する
・街角スナップに載ろうと頑張る

そもそも、流行に敏感=オシャレ、というのが大間違いです。

これほど流行が目まぐるしく変わっているのは、日本ぐらいです。前回も書きましたが、それは自然発生的な流行ではなく、あくまでアパレル業界がモノを売るために、仕組んでいるだけの事です。


ファッションの魅力とは?

私が考えるファッションの魅力は、「何かイメージしたものに近づく」手段とであり、「自己表現の1つ」です。

もう少し噛み砕いてみると、
 「自分がどうありたいか」
 「他者からどう見られたいか」
これらを素直を表現出来る、数少ない手段です。

ただし、いくつかの手段の1つ、に過ぎない事も、認識しておく必要もあります。

自分がどうありたい、というイメージにおいて、「オシャレでありたい」
と考えるのであれば、なぜオシャレでありたいのでしょうか?
(それに越した事はない、という抽象的な概念は置いといて)

・異性からモテたい!(これはこれで重要です)
・お金持ちに見られたい?
・SNSで注目を浴びたい!
 (手段としては良いかもしれませんが。。。)
・イケてる自分!と悦に入りたい? など


結局これって、

「あなたとは違うんです!」(死語)

というだけの話で、他人と比べて自分はどうだ、というレベルの話に過ぎません。

概念的なお話になってしまいますが、「自分がどうありたいか」というのは、あくまで自分自身の問題であり、他人と比べるものではありません


真の「お洒落さん」を目指しましょう!

例えば子供が親の服装をマネしたくなる、でもお前にはまだ早い、と親から言われる、こんなやり取りが日本でも根付いたら、素敵じゃないですか!
(私だけ?)

世の中、本当に色々な服が安く手に入るようになり、便利になってきました。ただ、本当の「お洒落」な人が減ってきたように思います。


よくオシャレは引き算、と言われます。

この言葉自体、ちょっと胡散臭い言葉ですが。。。
(自称オシャレさんがよく使いがちですし)

私が考えている引き算とは、あくまで主役は「自分自身」であり、ファッションはそれを引き立てるもの、という概念を持つ、という事です。

自分自身をどう見せるか、というところに常に視線を向けましょう、という事なのではないでしょうか?


本当の「お洒落さん」とは、、、

身だしなみや所作、話し方など、あらゆる「自己表現」を用いて、その人自身の魅力を周りにきちんと伝えられている人


そのためには、その人自身の「Style(価値観、生き様)」の確立が不可欠で、ファッションはそれを手助けする手段の1つ、であると。

この冒頭に書いた、子どもが親のファッションに憧れる、というのは、親の生き様自体が好きだと感じている、という事を踏まえたものであり、私の希望でもあります(笑)

またファッションには、アイテムを足す/引く、色は3色以内などのテクニックは存在します。雑誌にもよく特集されていますね。

しかしそれらはあくまで自己表現を豊かには出来ても、表現する内容までは決めてくれません。



と色々と書きましたが、実はそこまでハードルは高くも無いです。

前回の記事「コスパってなに?」で取り上げた、モノ or 道具の話と同じように、服や靴はその人自身を引き立たせたり、パフォーマンスを高めたりする「道具」である、と考えるだけでも、ファッションがより楽しくなると思いますよ。


ちなみに私は、いつも「オシャレ」ですね、と言われたら、「ああ、まだ自分自身の魅力を認められていないな」と、ちょっと凹んだりします。
(面倒くさい?)


最後に、たまには宣伝も兼ねて、

私の取り扱っている「Grant Stone」の靴を履くと、オシャレになるかはさておき、「道具」としての価値にこだわる意味はご理解いただけると思います。

「お洒落」で、カッコいい大人を目指しましょう!!


「出かける準備は出来ているか?」

ゲットゴーイング

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