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Ninja250 乗り納め雑感

大型バイクのサブとして22年に購入してはや1年半。

都内の信号だらけの道を走るには軽くて燃費も良くキビキビと走るのでとても気に入ってます。

ただ、中長距離となるとしんどいかな。

前傾姿勢も然りだがパワー不足からくる疲労。
速度としては高速道路も難なくこなすが排気量に余裕が無い。

2時間も走ると手足が痺れるのでどうしてもこの辺りを考慮した近距離ツーリングになる。


3月まで所有したトライデント660はパワーに余裕があるので長距離巡行で疲れはあまり感じなかった。

実際にSSTRでは往復1,000キロを難なく走破した。

しかしNinja250では行く気にならない。


もちろん年齢の問題もある。

体力が限られているので楽にクルージング出来なければキツい。

ならばネイキッドかアドベンチャーで良くないかと言われそうだが

バイクのもう一つの楽しみはキビキビと峠を走り抜けるパフォーマンス。

これは250ccフルカウルは気持ちいい。


目線を向けるだけで綺麗にコーナーを曲がってくれる。


ネイキッドでは体感できない経験。



だから大型ネイキッドと2台持ちだったのだが

先立つ出費を抑えるべく泣く泣く大型バイクは売却する事になった。



また機会があれば大型は所有したい。

都内という立地条件だとなかなか重たくて取り回しの悪い大型だと乗ることが億劫になる。

信号だらけでストップアンドゴーを繰り返すと足つきでふらつく場面も何度かある。


だけどあのパワーは病みつきになる。




話をNinja250に戻すと


とてもバランスが良く素晴らしいバイクだと買った時から思っており12,000キロ走った今も変わらない。


ただ、去年の冬は感じなかった異変を今季は感じるので考察と共に書き留めておく。


異変の具体例は後輪が滑ること。

これをちょっと考察してみたい。



条件としてタイヤの空気圧や摩耗状態には問題がない前提。



22年の6月に購入しているので22年の冬にもNinja250には乗っていた。

その時は運転していて後輪の滑りという様な不安定さは一切感じなかった。



一方で冬場の大型バイクとNinja250の乗車割合は8:2くらい。

大型バイクはグリップヒーター付きで電熱ジャケットの電源も付けていたので真冬のメインは必然的にこちらになる。

ではNinja250の出番はと言うと

バッテリーの調子が悪くならない頻度で陽気が穏やかな日に乗ってたくらい。




しかしこの冬はNinja250のみなので

自ずと乗車回数が増えるわけだ。


今年の冬は比較的12-3度という気温に恵まれる日が多く

革ジャンで十分にバイクを楽しめることはラッキーだ。


しかしながらNinja250で高頻度で冬道を走るのは今季が初めて。


また、乗る機会が増えた事で自分自身Ninja250の運転に慣れてきて、ブレーキやアクセルコントロールを活用してパワーバンド近くで走れる機会も増えてきた。

つまり昨年とは乗り方が変わったという事だ。

扱い方が慣れてきてNinja250のポテンシャルを引き出す事ができる様になったという意味。

別にサーキットやドライビングスクールでガンガン鍛えて運転が上手くなったわけではない。


ここ注意。


まとめると

冬道をNinja250で頻繁に走るのは今季が初めてだが、相対的にNinja250の扱いに慣れてきて高回転を使える様になってきた。

という運転方法の変化。


路面が冷えた状態で高回転運転する事に不慣れな今季の自分。


という外部要因が重なり


グリップ不足で後輪が滑る機会が増えたと考える。



もちろんNinja250はバイアスタイヤを履いているとか一年経ってタイヤのゴムが固くなってきているとか物理的な要因はあるかも知れない。

しかし

昨年と同じ車体に乗って

間違いなく昨年より乗り慣れてきたバイクで後輪が滑るわけだから

物理的に路面とタイヤの摩擦における限界付近で走っていると考えるのが妥当だろう。



もう一つ大事な事に


Ninja250にはABSはあるがトラクションコントロールが付いていない。


比較対象となる大型バイク、つまりトライデント660にはABSもトラコンもローンチコントロールも付いていた。

こちらは路面が凍ってさえいなければ極寒の道路を何度となく走り抜けたがタイヤが滑ると言う感覚に襲われた事は一度もない。

電子制御モリモリだったので免許とって1-2年のライダーが運転しやすかったわけだ。


今年で二輪免許取得3年目。

公道で安全にバイクを走らせるためのコツやバイク特有に求められる周辺視野などを獲得してきたのでちょうど脂が乗ってきた頃。


多少の操作ミスがあってもトライデント660の様に電子制御があればタイヤが滑ってこける様な事態はないだろうが、電子制御がないバイクの場合、バイクへの入力ミスは車体の不規則な挙動となって返ってくるわけで

まさに今これが後輪が滑るという現象でフィードバックされているものと推察する。


つまりNinja250に乗ってる自分が少し調子に乗ってるという事だ。


もう少し加速を穏やかに


もう少しブレーキングを穏やかに


もう少しエンブレで速度を落としてからブレーキングする


などなど


安全な運転をNinja250が促してくれているものと思う。



確かにパワーの小さいバイクを振り回すのは楽しい。

しかし滑ってコケて怪我でもしたら悲劇だ。


年齢も年齢なんだからと


自制の念を持った卯年の冬であった。



これが大型バイクのパワーで電子制御の無い旧車だったらと思うとゾッとする。


一発の入力ミスでただでは済まない事態となるだろう。

*あくまで個人の感想です。


改めてバイクやクルマの電子制御の素晴らしさと自身の運転への慢心を心から反省したいと思う。



来年も安全運転で楽しいバイクライフに努めましょう。

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