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人によるけどさ

2年3組。プールの授業が終わり、次は現社の授業だ。閉め切ったままの教室に仕方がなく窓を開ける。

マジ眩しい!うすいほーのカーテンしめて! 

窓から入った風はカーテンを膨らませ、塩素の匂いと女子生徒のボディミストの匂いが充満していた教室中を蝉の声と共にかき混ぜていった。

現在、36歳 サラリーマン。私の知りうる世界の中で、一番好きな風だ。したたる汗を拭いながら、もう二度とあの風を浴びることはないのか、とさみしくなった。



と、言うようなツイートをしてバズる夢を見ました。なんていうかこう、「最悪だ」と思いましたね。あ、わたわたおしりです。どうも。

「プールの授業の後の座学でうとうとしてるときに窓から入ってくる風を感じる」というシチュエーション、「学生時代」「教室という閉鎖的空間」「閉鎖的空間からの解放(風)」「うたた寝」「制服」「匂い」まあエモ散らかれるエッセンスまみれでわかるんだけどね。

私みたいに根が腐っとる奴は「はあ、また学生時代にろくな思い出がねーやつがインターネッツで学生時代をやり直してら」と非常にスレた目線で見るのですが、大体は素敵だ〜つって、わかる〜つって、胸にグッときました〜つって、マジ?

めちゃくちゃカビくせえジメジメの部室で汗ダラダラかきながらひとりでベースの弦張り替えてたあの時間の方が私はグッとくるものがあるよ、色んな意味でな。

余談だけど、中学一年生で軽音楽部に入って、適当に組まされたバンド、じゃんけんで決まったバンドリーダーの子が「バンド名は JUNK~ガラクタみたいな音だけど~ にしよう!」って言い出した時に退部を決意しました。

それじゃ。


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