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ロマンティックと冷静さ

僕は根っこがロマンティックな人間であると思う。神話、恋愛、理想、ドラマ。そういうものに心惹かれる。

一方で、たとえば映画や本などの作品を受け取るとき、または自分で表現をするとき、現実の全体を見ることをやめて、狭められた夢想世界に浸ってしまいやすいか、という意味ではロマンティックでない。少なくとも今はそうだ。

最初のロマンティックは、物理的な世界を超えたところを見ている、という意味だけれど、後者のロマンティックは現実逃避に関わっている。もちろん、現実逃避それ自体やファンタジー世界への没入は、なんら悪いことではないけれど、そこから戻って来られなくなる傾向が強いとしたら、あまりよくない。

その線引きは、冷静さを求められると思う。


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