【詩】イスファハーン
水のあふれるオアシス
砂漠の隊商が行き交い
にぎわう街
北にあるバザールには
ペルシャ更紗が並ぶ
回廊を彩るアラベスク
ミナレット(小さな塔)から響く
アザーンの声は
イスラームの人々に祈りを呼びかける
シルクロードの西の方
ひととものが集まる街は
王の都になった
「イスファハーンは世界の半分」
旅人も商人も学者もそう言う
街は、たくさんのよそ者を受け入れて栄える
* 1600年頃に「世界の半分」と謳われた中東の都市、イスファハーンを思い描きました。今でもひとが集まる場所は自然と栄えるだろうなと思います。
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