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㊗日本ミステリー文学大賞新人賞受賞!『燃える氷華』斎堂琴湖|埼玉探訪記①

第27回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した斎堂琴湖さん。受賞作『燃える氷華』の舞台である埼玉県のお話を斎堂さんに伺いました。
作品の裏話や書店さんのお話など、もっと『燃える氷華』を楽しんでいただくためのプチ情報をお届けします!!

埼玉探訪記 Vol.1

文=斎堂琴湖

みなさま、こんにちは。斎堂琴湖です。
はじめましての方も多いと思いますので、まずは軽く自己紹介をさせてください。

2023年に第27回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞、2024年3月にデビュー作『燃える氷華』(受賞作『警察官の君へ』改題)が発売したばかりのど新人です。
ちなみに生まれも育ちも埼玉県。
『燃える氷華』も埼玉の大宮が舞台ということで、今回noteで、本作に登場するご当地ポイントの紹介なぞやらせていただくことになりました。

初回はまず、さいたま新都心のコクーンシティを紹介します。
本文中、割と最初のほうで、主人公たちが映画館とかヨドバシカメラとか言っているあの場所です。

最寄り駅は京浜東北線さいたま新都心駅。
さいたま新都心駅と言えば、さいたまスーパーアリーナを思いうかべる方が多いでしょうが、それとは線路を挟んだ反対側にあります。
駅から連絡通路で直結している大きなショッピングモール。迷子族の私は、よく現在地がわからなくなります。

先日も所用で立ち寄ったのですが、最近書店様に並ぶ自著の写真を撮るのが新たな趣味となった私、こちらに入っている紀伊國屋書店様にこっそり行ってみました。

文学書コーナーで自著を探してみましたが、見つからず…。
おかしいなーと思いながら棚の周りを5周くらい巡ってみて、それでも見つからず。
これは売り切れか、とプラス方向に考えて出入口に向かい、ふと近くの棚を見たら。

ありました! なんとすごく目立つところに! しかもたくさん並んでる! 売り切れてない!(いいのか悪いのか?(笑))

別の入口からお店に入ったので気づかなかったのですが、一等地!
ど新人すぎてこんな派手な展開に慣れず、すいませんほんとありがとうございます…と思わず手を合わせてしまいました。
たくさん並んでいた我が子(本)たち、いい人の許に嫁ぐといいなあと、完全に親目線になっている私でした。

著者プロフィール

斎堂琴湖(さいどう・ことこ)
1968 年、埼玉県生まれ。所沢市在住。会社員。「警察官の君へ」で第27 回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞しデビュー。

『燃える氷華』あらすじ

大宮署の刑事・蝶野未希は17年前に息子の遥希を亡くした。雪の日に、廃工場の冷蔵庫に閉じこめられて死んだのだ。犯人は捕まっていない。
ある日、非番で大宮駅を訪れていた未希は、駅前で発生した車の爆破事件に遭遇。被害者の三上は、遥希の葬儀を執り行なった葬儀社の社員だった。さらに数日後、三上の同僚だった男もまた、大宮駅前で刺殺される。17年前の事件が、時を超えて動き出した――未希は捜査にのめり込むが、思いがけない出来事が彼女を襲う。

次回もお楽しみに!!

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