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いすみ市のイノシシは1年間何を食っているのか

千葉県いすみ市のイノシシ達は1年を通して一体何を食っているのか説明します。


12月〜7月はタケノコを食っています

千葉県は2017年のデータによれば竹林面積が都道府県別で8位でイノシシ達にとっては楽園なんですね。いすみ市も竹林が多く私の家の周りも竹林だらけです。

12月から5月頃までが孟宗竹のタケノコの季節で、この間イノシシ達はほぼタケノコしか食いません。まだ完全に地面の中にあるタケノコを犬よりも優秀な臭覚によって発見し食べます。グルメなもんで地面に出てきた渋いタケノコは出来るだけ食べずに美味しい地面の中のやつを好んで食べます。

5月から6月ごろは破竹のタケノコを食べます。破竹の面積は孟宗竹ほど広くありませんがイノシシ達は在り処を完全に把握しており毎年現れます。破竹は先っぽしか食いません。

7月頃は真竹のタケノコが生えてきます。これでほぼタケノコ最終期、イノシシ達のタケノコシーズンが終わります。

7月から9月は米を食います

千葉県の米は7月頃から刈り入れが始まるんですが、イノシシ達は米も大好き、タケノコと入れ替わるタイミングで米を食い始めます。電気柵で厳重に囲っているつもりでもイノシシ達はなんとか入れる隙間を見つけてむしゃむしゃと米をむさぼり食います。

8月から10月はミミズを食います

米は人間の守りもだいぶんと固くなってますからなかなか食える場所が少なくなってきてます。なのでイノシシ達はしょうが無しに地面を掘りまくってミミズを探して食ってます。ほんとうはあまり食いたくないみたいですね。

9月から11月は柿やクリを食います

イノシシも甘いものが大好き、柿は大好物です。低く垂れ下がった柿は後ろ足で立ち上がってもぎ取ります。落ちている柿もむしゃむしゃ、クリも大好きです。

11月から12月はどんぐりを食います

千葉県はどんぐりの木もたくさん生えています。特に椎の木が多いのでイノシシ達は椎の実をガンガン食います。椎の実はそのまま食べても渋くないので人間でも食べられるくらいなんですが、イノシシも渋いのは嫌いなのでまずは椎の実だけを食います。そして無くなってからしょうが無しにコナラのどんぐりを食べるんですが、これは渋いんで本当は食いたくないようです。

そして振り出しに戻りタケノコ

これがイノシシ達の年間ローテーション、基本的に美味しいものしか食ってません。なので、千葉県のイノシシのお肉は美味しいと言われています。

他にもピンポイントで、熟れて落ちた梅の実、原木栽培の椎茸、みかん、びわ、さつまいも、じゃがいもなど。千葉県はイノシシ達にとって楽園なのです。困ったもんです。

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いすみ市のキョンは1年間何を食っているのか?も見てみて下さいね。


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