見出し画像

豪雪の山里から ~ 嫌われもののカメムシ

こんにちは。ようこそ

さて、投稿を見てたら田舎暮らしでは、多くの皆さんが
カメムシの襲来にご苦労されているようですね

子どもの頃に過ごした飛騨高山でも、大学を過ごした長野でも
そんなに苦労した記憶は無いのだけれど
いざ魚沼に移住してみたら、もう凄いのなんの!

初めてその光景を見た時、それはもう衝撃の一言でした

冬が来る前の巣ごもりの時期と
春に温かくなって活動を再開する時期には、
我が家の窓や壁にびっしりとカメムシが張り付きます
その数は、数十とか数百とかいうレベルです

最初の数年間こそ、ゾッとして鳥肌がたってたけど
そのうちに当たり前すぎて驚くことも少なくなりました(笑)

まあ想像以上だったりすると声が出ちゃうこともありますが
例えば先日も、ずっとハンガーに吊るしてたスキーウエアを着る前に
何の気なしに軽く叩いたら、数匹落ちたので
怪しいなと思って、本気でバンバンとやったら
何十匹もバラバラ落ちてきて「うへ!」てなりました

でも、もはや気持ち悪いっていう感じではなく、
掃除の手間が増えて「あー面倒クサ!」って思うだけですが

聞くところによると彼らは、スギの木の幹と皮の間に入り込んで、身を寄せ合って越冬する習性があるので、杉林の近くの家だと、特に多くの奴らが壁板とかサッシのすき間とかにもぐりこんでくるようです
だから大量発生が収まったかな~思っても、窓を開けたらサッシの桟のすき間に綺麗に一列に並んでいたり、置いてあった敷布団を上げたらびっしり潜んでいたりと、ありとあらゆるすき間に入り込んでいます
(同じようにテントウムシも窓のサッシにびっしり入り込んでたりするけど、カメムシ程には嫌われない。臭くないから?それとも容姿の問題?)

ところでこの辺りでは、秋にカメムシが大量発生した年は、大雪になるって言い伝えがあります。でも昨年の秋もけっこうな発生ぐあいだったのに…今季は記録的な小雪
昔からの言い伝えというのは、実体験に基づいてて割と真実を表しているものが多いのだけれど、これは怪しい言い伝えなのか?それか気象変動が激しすぎて生態が追いついてないのか?

あと、いわゆるカメムシらしい五角形をした奴の他に、ひと回り大きくて細長くて立派な体格のカメムシもいて、この辺の人は雄のカメムシって呼んでるけど、こっちは間違い
実はサシガメという別の種類のカメムシ。あまり臭くならないし、普通のカメムシを捕食してくれる益虫(?)でもあるから、自分はあまりやっつけないようにしてます

さて、そんな大量発生した時の我が家の対処法ですが、
窓にびっしりと張り付いてる奴らには、その名も「掃きそうじ作戦」
箒とチリトリを両手に持ち、ひたすら掃き集めては、そのまま窓からポイポイ捨てるってだけです
それじゃあ、また飛んで入ってくるんじゃ?って思うでしょうが、そのとおりです
でも、必死にやっつけたとしても、ひと回りする頃には、また窓にびっしりと張りつくっていう状況なので、結局チマチマやってても、埒あきません。いちいち殺す気にもならないから、バーッて掃いて捨てまくるのが手っ取り早いのです

別の策として、最初のころは「ケミカル作戦」で、カメムシ専用の殺虫スプレーを買ってきて、ブシュ―ってかけまくったこともありました
でも、もがき苦しんだ奴らがやたらと体液を放出して臭いし、それが床とかにシミになって残るので、すぐボツにしました
この作戦は、自分自身もスプレーの薬を吸いこんで体に悪そうだし、スプレー代もバカにならないし、早々にやめて正解だったと思います

そして、カメムシの活動が落ちる夜間や、もう少し発生数が落ちついてきた頃には、1匹ずつ捕殺する作戦を選びます

もっとも一般的なのは「ガムテープ作戦」です
留まってる奴を1匹ずつ、ガムテープで貼りつけてゴミ箱へ捨てるというのです
これはカメムシに直接触れずに、確実に採れるから有効です
ただ、数匹までなら良いけれど、それ以上の数になると煩わしいのです

だから、我が家では「ペットボトル捕獲作戦」が定番です
要らなくなったペットボトルの中に水と中性洗剤を入れて使います
カメムシは、壁とかに留まってる時に、何か危険を察知するとすぐ足を離して下に落ちて逃げる習性があるようです
だから奴らが留まっている真下にボトルの口を添えるだけ
それだけで怪しい気配を感じて、何もしなくても、ポトって面白いようにボトルの中に落ちてくれます
あとは溜まったら燃えるゴミに出せばOKです
これの難点は、ボトルに溜まってくるとちょっとグロテスクなところですが、簡便でお金もかけず確実性も高い方法です

以前は、もっとスピーディーな捕獲方法はないかと思って一度「ダイソン吸引作戦」を決行したこともあります
これは確かに超早い♬
だけど、問題は吸い込まれた奴らはすぐには死なないということ
死ぬどころか、吸い込まれたら身の危険を感じて例の体液を出すから、排気口をつたって臭気が部屋中に拡散してしまいます。掃除機にも匂いがつきそうなので速却下となりました

あとは意外と良いのが、昭和な「ハエたたき作戦」です
これはブンブン飛んでうるさいヤツをやっつけるのに有効です
実のところカメムシは飛ぶのが苦手な虫です
過去に食卓の上を飛んでた奴が、留まるのに失敗しておかずの中に落下したことが何度もあります。こっちは何もしてないのに…
あいつら、飛ぶときは同じ処をぐるぐると周ってて、急に方向を変えることができないから、その飛んでるあたりを目掛けてハエたたきで叩き落せば良いだけです
彼らは、外からの刺激を受けて危険を察知すれば液を出すんですが、察知しなければ液は出さないのです
ハエたたきで叩けば、気づく間もなく絶命するので液を出さないし、臭くもならないということです
ただ、この作戦の難点は、叩いた奴がどこに飛ばされたか見つけるのが大変なところ。やっつけるのには有効なんだけれど…

カメムシにお困りの方は、よければお試しあれ


なお、家のまわりに出没するカメムシと種類は違うけれど、田んぼに発生するカメムシもいます
これが無農薬の米作りにはやっかいな存在なのです
その話は、また別の機会にあらためて

ではでは













この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?