インテリアショップ アンダイ

仙台のインテリアショップ アンダイです。 お客さまが知っておくとためになる情報を発信し…

インテリアショップ アンダイ

仙台のインテリアショップ アンダイです。 お客さまが知っておくとためになる情報を発信したいと思います。 木材に関する情報とそれを使ったデザイナーズ家具のお話が中心となります。

最近の記事

【③家具やインテリア商材を買う時の注意】04:家具をお店で買うかネットで買うか? @アンダイの家具

標記については実店舗を持つ小売店にとってかなり大きな問題となっています。 結論としては『ぜひ小売店で購入してください!!』というのが私の答え(お願い)なのですが、実店舗で買うとどういうメリット・デメリットがあるか考えてみましょう。 1.ネットで購入するもの最近は様々なものがネットで購入できるようになりました。 よく買われるのは以下のようなものです。 1.食品・飲料 2.衣料品・衣料雑貨 3.家電製品 4.書籍/雑誌 5.日用品 またネット購入において購入者が重視しているの

    • 【①インテリアの背景を調べてみる】07:家具に使用する木材 @アンダイの家具

      今回は国内で生産される木製家具によく使用される木材についてご説明します。 家具に使用される材は主に広葉樹となりますが、国内では広葉樹の生産(伐採)は一部地域を除いて進んでいないため、主に輸入材が使われることになります。 アンダイでは地元登米の木を使用したkitakamiシリーズ以外に全国でのデザイナーズブランドの家具をご用意していますが、国産材と輸入材に分けてまとめてみましょう。 1.国産材 国産の木材にはあまり濃い色のものはありません。 また輸入材と比較すると幅広の

      • 【④インテリアを長く楽しむために】01:イスやソファは修理すべきか買い替えるべきか? @アンダイの家具

        1.マンション共有エリアの家具を考える私は現在単身で宮城県に住んでいますが、以前は東京のマンションに住んでおり家族は現在もそこで暮らしています。マンションでは数年に1度、管理組合の理事を担当することになるのですが、私は自分のスキルを活かして設備を担当する委員会に参加しました。 担当する中でロビーや共有空間で使用している家具(特にイスとソファ)のメンテナンスをどうするかという課題に直面しました。 マンションではその価値を高めるため、竣工当初は家具も高級なものを設置する傾向に

        • 【①インテリアの背景を調べてみる】06:木部塗装の種類 @アンダイの家具

          1.塗料の一覧家具を含む木部に使用する塗装はたくさんあります。 以下にその種類を示します。 2.家具に使用されることもあるがあまり一般的ではない塗装漆:漆は和箪笥に使用されますが、テーブルやイスにも拭きうるし(擦りうるし)という形で塗られることがあります。これはオイルフィニッシュに近いイメージです。ただし高価なのであまり一般的ではありません。 ラッカー:輸入家具に使用されていることがあります。VOC基準の厳しい国内で作られる家具には使用されていません。 ポリエステル樹

        【③家具やインテリア商材を買う時の注意】04:家具をお店で買うかネットで買うか? @アンダイの家具

          【③家具やインテリア商材を買う時の注意】03:照明の電球の選び方 @アンダイの家具

          アンダイではペンダント照明のバリエーションを増やした時に、LED電球の様々な組み合わせをシミュレーションしています。 実際に照明と電球の組合せをショップでご覧になってください。 01.電球の種類ペンダント等に使用される電球には以下の3種類があります。 このうち電球型蛍光ランプは有害物質を含むということで生産中止の方向で進んでいます。実質2択ということになるでしょう。 以下に、3種類の特徴を記します。※電球60W相当で考えています。 現時点では、長期間利用しないと分かっ

          【③家具やインテリア商材を買う時の注意】03:照明の電球の選び方 @アンダイの家具

          【③家具やインテリア商材を買う時の注意】02:イスとテーブルの関係 @アンダイの家具

          ダイニングセットやデスク&チェアを購入する際に気を付ける点についての投稿です。ここでは『イスをテーブルの下に入れる」ということに限定してお話します。 イスとテーブルを別々に購入す場合、このことに考えが及ばず「イスが収納できず通路が狭くなった」と思われることがときどきあるからです。 ※デザインのテーストや色についての組合せはまた別の機会に書かせて頂きます。 テーブル(デスク)の下の空間を下肢空間(かしくうかん)と言います。 幅:テーブルの脚と脚もしくは脚とパネルの間の何もない

          【③家具やインテリア商材を買う時の注意】02:イスとテーブルの関係 @アンダイの家具

          【③家具やインテリア商材を買う時の注意】01:イスの選び方 @アンダイの家具 

          コロナの影響もあり最近はインターネットで商品を購入する機会が増えていると思います。 かく言う私自身も楽天やamazonで会社の備品を購入しています。 特に、使い勝手や品質に差がないものやリピート品に関してはネット通販が手軽で良いでしょう。 ただし、直接体に触れるものや大きさが重要な選択肢になるものは実物を確認することをお勧めします。衣料品や靴等は試着して交換するというサービスがありますが、家具に関しては送料の比率が大きいため簡単に交換というわけにはいきません。 テーブルや

          【③家具やインテリア商材を買う時の注意】01:イスの選び方 @アンダイの家具 

          【②家具やインテリアを計画してみよう】01:3/3エントランスを作る @アンダイの家具

          6.現場で組み立てるいよいよアンダイのエントランスに建て込みます。 当日は建具屋さんが2名でいらっしゃいました。 今回の現場で気になるのは2点です。 一つは傾斜地に建っている建物なので、高さの基準をどのようにとるかということです。 もう一つは、建物に対して斜め(18度)に組み込むため、これをどのように計測するかということです。 高さに関してはある程度予測して大きさ違いのアジャスターを用意しているので、これで調整します。 まずは基準となるレンガブロックの上に西面の格子を建

          【②家具やインテリアを計画してみよう】01:3/3エントランスを作る @アンダイの家具

          【②家具やインテリアを計画してみよう】01:2/3エントランスを作る @アンダイの家具

          3.工場に発注するいよいよ造作工事を登米町森林組合さんに発注します。 さて、アンダイはインテリアショップですが家具・インテリアの設計や特注家具の製作、内装工事も請け負っております。 ただし、実際に家具を作ったり工事をしたりはしません。 基本的にはデザインと設計・施工管理を行うことがお仕事です。 家具の製造や施工はパートナーにお願いすることになります。 設計は意匠設計レベルのものから実際に製作することを想定した図面を描くこともあります。 製作する工場によっては、「できるだ

          【②家具やインテリアを計画してみよう】01:2/3エントランスを作る @アンダイの家具

          【②家具やインテリアを計画してみよう】01:1/3エントランスを作る @アンダイの家具 

          1.お店のエントランスを変えたいホームページやSNSにお店の紹介ページを作ったりするのですが、そこに掲載するかっこいい外観の写真がなくて困っていました。 そもそもは現状のテナントではなく自分でお店を建てるつもりでした。しかし、コロナが収束してからでないと厳しいと思い、テナントを最低限改装して店舗をオープンしました。 内装は自分で工事をしたりしてかなり手をかけたのですが、外装に関してはカッティングシートを貼った程度で済ませました。 1年たってみると、お客さまが『おもしろそう

          【②家具やインテリアを計画してみよう】01:1/3エントランスを作る @アンダイの家具 

          【①インテリアの背景を調べてみる】05:木材とカビについて @アンダイの家具

          今回は木材とカビについてのお話です。 木材を使用して家具やインテリアの提案をしているとカビと向かい合うことになることもあります。 私もたいへん痛い目に遭いましたので原因について一所懸命に調べてみました。 私たちの身の回りにはカビが生えやすい場所やものがあります。 カビが生えやすい場所 ・キッチン、トイレ、浴室等の水を使う場所 ・押し入れや家具・家電の裏のように暗くて湿っている場所。 ・結露しやすい窓回りや壁の裏側 カビが生えやすい食品 ・ミカンやリンゴ等 ・パンや餅、ま

          【①インテリアの背景を調べてみる】05:木材とカビについて @アンダイの家具

          【①インテリアの背景を調べてみる】04:kitakamiと強度試験 @アンダイの家具

          kitakamiシリーズはアンダイがプロデュースする宮城県登米町森林組合の家具で、登米市の広葉樹を使用しています。 家具を製作販売する場合、小さな工房であればその品質を経験値から割り出すのですが、カタログ製品として市場に出すためには品質試験(強度試験)を行うことになります。これは、商品が破損して使用者がケガをしたりしないようにすることが目的となります。 主にテーブルやイス、ソファ等が対象となりますが、無垢材のテーブルやソファに関しては構造が過剰なほど頑丈であるため、イスの試験

          【①インテリアの背景を調べてみる】04:kitakamiと強度試験 @アンダイの家具

          【①インテリアの背景を調べてみる】03:森林認証制度について @アンダイの家具

          “SDGs”が注目されていますが、我々家具屋の世界では『どのような木を使うか』ということが、地球環境の持続性に対し大きく関わってきます。 家具に使用される木材には国産材もありますが多くは輸入材となります。 輸入される地域と代表的な木材は以下の通りです。 ・アジア(チーク、ラワン、ローズウッド、コクタン、ニヤトー等) ・北米(ウォールナット、ホワイトオーク、ブラックチェリー、ホワイトアッシュ等) ・南米(マホガニー、ブラジリアンローズウッド、パープルハート等) ・ヨーロッパ(

          【①インテリアの背景を調べてみる】03:森林認証制度について @アンダイの家具

          【①インテリアの背景を調べてみる】02:kitakamiの木 @アンダイの家具

          kitakamiの木は宮城県登米市登米町森林組合で伐採・製材されます。 この森林はFSC管理林となっています。 以下に主な樹種を表示しますが広葉樹が多くあります。 国産広葉樹を扱う森林組合はたいへん希少です。 国内で市販されている木製家具の大多数は輸入広葉樹で作られていますが、国産材を活用することはCO2削減という意味で非常に有効です。 今はやりのSDGsにも大きく貢献します。 kitakamiの木のおもな樹種と特徴は下記の通りです。 コナラ(小楢) 落葉広葉樹 ブナ科

          【①インテリアの背景を調べてみる】02:kitakamiの木 @アンダイの家具

          【①インテリアの背景を調べてみる】01:SDGsとkitakami @アンダイの家具

          SDGsの解釈 SDGsという言葉はよく聞くと思いますが、開発って何だろうとか17も目標があって分かりづらいという人が多いのではないでしょうか。私の専門分野である木材やその活用方法を中心に分かりやすく解釈してみたいと思います。 SDGsは持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)のことで、2015年の国連サミットで採択されました。私も仕事の関係で以前から取り組みをウォッチしていたのですが、ここ1~2年で大きく注目されるように

          【①インテリアの背景を調べてみる】01:SDGsとkitakami @アンダイの家具