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モール・ラッツ(1995🇺🇸)

原題: MALLRATS(1995、アメリカ、97分)
●監督:ケヴィン・スミス
●出演:シャナン・ドハティ、ジェレミー・ロンドン、ジェイソン・リー、クレア・フォーラニ、ベン・アフレック、ジョーイ・ローレン・アダムス、レニー・ハンフリー、ジェイソン・ミューズ、イーサン・サプリー、スタン・リー、プリシラ・バーンズ、マイケル・ルーカー、キャロル・バンカー、ジェイソン・スコット・リー

クラークス』のケヴィン・スミス監督による第2作。

映画内時間はわずか1日、フッた彼女たちを取り戻すための作戦をモールで実行するダメ男2人の話。

ブロディは毎日ゲームをして彼女ルネを両親に挨拶もしないのに愛想つかされ(それ以外にもフェラの最中に屁をこく、ルネの祖母の葬儀で乳首が見えていると騒ぐ等の余罪あり)、見事フラれる。

TSはユニバーサルスタジオのジョーズの前でプロポーズをしようと計画を立てていたが、テレビの恋人募集企画に出るはずだった彼女の友達に「太って見える」と告げたことでその子がプールの背泳ぎを700回したところ死亡、それが間接的な原因となり喧嘩の果てにフラれる。

そんなこんなで、その死んだ友達の代わりにテレビに出ることになったブランディへの嫌がらせで、企画をぶち壊しに行こうとモールへ行くという話だ。

もちろんしょうもない話だし、こんなしょうもない話が映画になっているということ自体がこの映画の意義だと思う。

白黒で編集など含めスタイリッシュな感もあった『クラークス』に比べより大味になった印象。

序盤に「なんでお前とフードコートでこんな話してんだ」と会話するシーンがあるが、見てる側からしてもまさにその通り。

ルネ役は『ビバリーヒルズ高校白書』でおなじみのシャナン・ドハティで、劇中でも「ブレンダ?」と聞かれる場面がある。

サントラにはシルバーチェアとかサブライム、ワックス(スパイク・ジョーンズ監督のCaliforniaで有名な)が使われており、エンディングにはウィーザーの"Susanne"が流れる。

「90年代アメリカのあの感じ」を小難しいことなし(というか一種の思考停止状態)で鑑賞できる。

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