鈴木叶

自分でも詩を書きたいんですけど、これは詩なのかそれともただの文章なのかよくわかっていな…

鈴木叶

自分でも詩を書きたいんですけど、これは詩なのかそれともただの文章なのかよくわかっていない大学生です。とりあえず、書いたものをただ載せます。

最近の記事

本能

いつも気が付くと、私はショッピングモールにいた。食欲求め、性欲求め、さまよい歩いているのだろう。あなたと一緒にいたらいいと今は思うけれど、そのときには、多分わかっていないのだろうな。今日も同じ月に見られているのだけれど、同じ太陽を見ていることがないみたいに。 道は全て覚える主義だ。いつここを歩いたか。走ったか。日に照らされてはいない気がする。ここに私がいるから。 あなたを食べたい。 明日も生きていける。当たり前があるから。でも、私は月と同じであったのだから、見えないもの

    • 音楽

      何もわかっていない わかっていないのに、知っているふりをする。 人間なのに、恐れも知らずに 音楽がする限りに、私は限界を超える。 できるからステップを踏む 駅まで1歩近い そんな音楽。 形式的に鳩とはっぱが流れ 平和を歌う卵が ベンチでじゃんけん。 芝生は優しく包み 最後に一人で笑う。

      • 21世紀

        悟られた日、マシュマロをほおばった。 何も知らないのに、運命だけ見えていた。 歩くこともなく、鳴くこともない。 数えきれない妄想が丸のなかにはあったのに、 消したのは、微かに香る金木犀。 いまさらなんだよな。 かわいいがたくさんあるのに、同担拒否して、 意味すら理解することはないのに、 ずっと線がなぞれている幸せが知った日には、何もない。 ただ毎日が曇り空。 重力が横向きだったらな。 空が右で、地面が左。 川は上から下に流れて、どんな魚も龍になる。 こんな人生、ドラ

        • 人生、語るには、

          時間に忘れ物をしたとき、私は、とりあえず、ビール。つまみに枝豆。 白い息が見えない今日の東京。冬の空。 あのころの三角形は、どこかの風で見えなくなっていた。 消えてしまったようなあの頃を、再現のような彼らで思い出すたびに、会いたくなるんだ。 どうしたんだろう。車が来ていたら、私は死んでしまうのだろう。 今も、あの時も。 だけど、死んだとき、私が生きている。 あのころ見えなかったこの走馬灯は、悲しい現実なのだ。 幸せがあふれることの幸せ。 消えないものが消えていないこと

          音ㇳィう糸

          目から音がこぼれた。この世に笑顔と嫉妬が生まれた。僕の平行線が平行四辺形になるとき、何を思うのだろう。思うより、思われるのがいい。 ずっとずっと光だった音には、闇を知る日が来るのは必然なのだろうけど、 悲しい顔をしているのは、クマさんだったから僕は止まって笑う。 5にも100にもなるのが、神様の言うとおりだったなら、 神様はいたのだと信じていよう。 先史を知る君たちは、下駄をはいて走ってゆくがいい。 それが一番だと知っている人がいるから。 ただ絡まった糸をほどいて、ま

          音ㇳィう糸

          君に告ぐ

          君に告ぐ 世界はひとつじゃなかったって 君が教えてくれて 私はどうもそれが分からないけど、 君のせいで知りました。 どうにかしてもこの空間に君がいて、私もいて どうにかして手を振る私に、左を向いてる君 そんな世界はなかったら、 君だけは存在していないし 私は考えることが出来たのに あなたがいたから あなたがいたから

          君に告ぐ

          うさぎ

          遠くにはねるには、恋をすればいいのです。 あなたが好きだったころ、私はずっーと遠くで見てました。 こんなに知らない自分がいなかったあの頃。 私は、あなたの隣で、そして宇宙のどこかの星で、 立ち漕ぎしながら、坂を駆け上がっていました。 あんな目をしていれば、私もあなたなんかを見ていなくて済んだのに。 そんな日もありました。 私だけだったあの時の話です。 この金木犀のにおいに振り返ったあの頃が、 終わってしまった秋の日

          深夜、あのころは永遠だったな

          時を知らない頃に戻りたい。 全力で走り、転ぶけれど、 痛みが永遠だったあの頃に。 今日が終わる、境目もないのに。 音も残らないその空間が永遠だったころ。 あの時は知らなかった映画の終わり。 知らないままのあの頃に戻りたい。

          深夜、あのころは永遠だったな

          雨夜(あまよ)

          雨の孤独はあたたかい。 冬の寒い日には、特にそう。 粒は地面を漂いながら、光る。 アスファルトの黒さが好きだ。 一瞬の王冠を見ようとしゃがんではみるも。 一瞬は一瞬だった。 金曜の夜の動きは、静かだった。 見えないが愛おしいのは、このことなのかもしれない。 こんな日のイルミネーションは半分だけ。 きっと半分だけ。 約束を破った代償は僕の両腕だ。 でも、肩は無事。 なんだか寂しいのは、寒さのせい。 雨の日には指揮者になってみる。 孤独だからね。 僕とオーケストラだけの空

          雨夜(あまよ)

          可能性

          夜、家に帰る人々と街を歩く。 無数の光は僕を照らす。 照らされる僕には、無数の影がある。 僕が生きている。僕は一人生きている。でも、僕はたくさんいる。 どこを向いても僕しかいないけど、僕は確かにそこにいる。 それは僕なのか。 考える。 車が来る。僕の影は一つになった。 どんなことを考えても、まだ18分しか歩いていないみたいだ。 もう少し歩こう。 僕が今ココで、車に轢かれてしまっても、僕はまだここにいる。 僕の腕がもがれたとき、それは僕だろうか。 僕が飲み込

          独りだから。

          朝起きてもおいしそうな匂いはしないし、ゴミ出しも私の仕事。黙っていれば音がないし、ひっそり冷たい。独りだから寂しい。 「やったー」と喜んでも誰も拍手をくれないし、痛みは私の物。YouTubeを見ているだけで日が暮れる。独りだから悲しい。 たまには外に出るかと散歩をしてみる。右左自由気ままに次はこっち。大きな橋、多摩川。走る野球少年がうらやましくなる。立ち寄ったカフェでおしゃれ大学生気分。香ばしいコーヒーと甘すぎないモンブラン。#孤独のグルメ。一応ずーっと続く長い道で悩む私

          独りだから。

          ただ当たり前だった日

          ただ当たり前だった日 ただ当たり前だった日 水曜日、 いつもと違う帰り道 もうあたりは真っ暗冷たい夜 暗いのは怖いけど、 あなたに会える水曜日 電話をすると、光が差し込む車庫 自転車を降りれば、 ほっかほかのおいしいやつ 寒いのが嫌だけど、いやじゃなかったな だってあなたに会えたから ただ当たり前だった日 木曜日、 朝は起きるのしんどい でも、いいアラームと 朝からおいしいやつ 一日分の栄養を蓄えて ボールみたいに僕は跳ねながら跳びだす

          ただ当たり前だった日