お覚悟を

2011.4.10

 

どなた様も、もう他人事では済まないところまで、事態は迫っています。

それは日本全国、何処に在っても同じこと。

不安を煽るつもりはありません。
ただ、覚悟だけは…
携帯すべき時になりました。

周知の事実ですが、人間として肉体を維持できる時間には限りがあります。
こうして存在していることは、当たり前などではありません。

何事にも必ず変化の時はやってきます。

どのように生きようと、どのように振る舞おうと、覚悟をもって臨まれますように。

覚悟さえ決まっていれば、平時は物事がよく見え心穏やかに送れるでしょう。
いざと言う時には、自らを動かす一番の動力源となるでしょう。
また、それがどんな行動であれ、不屈の勇気を与えてくれるでしょう。

選択の責任は政府やマスコミが取るのではありません。
ましてや各々の内に棲む恐怖を誤魔化し、責任を擦り付ける為に行う魔女狩りなど、もはや無意味で時間の無駄でしかありません。

無自覚に、一時凌ぎのヒステリックな代償行為に加われば、待っているのは更なる恐怖だけなのです。
恐怖や不安、あるいは無関心に喰われれば、何も護れないどころか大事な人さえ巻き込んで、パニックの露と消えることになるかもしれません。

自分にとって本当に大事なことはいったい何か。
その答えが自らの覚悟に繋がるのです。

責任の所在は、常に自分の中にしかありません。 
覚悟とは、自らの行為に責任を持つという、自分自身に対しての宣言です。

そして何より
本人にしかできない、とても孤独な選択なのです。

分岐点が来ました。

生き様が問われる時です。
その孤高の選択が、明日に直結するのです。

どんな未来の為に自らの覚悟を捧げるのか。
選択は自由ですが、そう猶予のある話しではありません。

握り締めていた日常という幻想は崩れ去りました。

どのように再構築するのかは、
ひとりひとりの覚悟次第です。

覚悟は可能性を呼び込み、限界を超えてゆきます。
自分自身から目を逸らして生きてゆくことは、もう誰にもできないのです。

今を生きている人は、この瞬間の生を、心から歓び感謝して楽しく過ごされますよう。

どなた様もただ一度の人生を、
どうぞ勇敢に全うされますように。




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